先日、国会成立をした性的マイノリティへの理解を促す「LGBT理解増進法」がいよいよ施行されました。
当初の案にあった「差別は許されない」という文言は、「不当な差別はあってはならない」とやや緩やかな表現にはなったものの、何となくひっかかる法案と感じます。
さらに「全ての国民が安心して生活することができるよう留意する」との文言も追記されましたが、、やはり釈然としません。
弊所でもLGBTの方が安心して使用できるトイレのデザインを考案してほしいと依頼を受けたことがありました。
新築の大学に設置するトイレでした。
当事者の方々は、コンビニトイレのように男性・女性の両方が利用できるトイレを要望されていました。
しかしながら、コンビニは面積も少なく、やむを得ない状況ですが、大学のような公共施設のトイレで、性別関係なく使用するというのは、倫理的に困難と結論つけました。
ところが、今回の法案成立で、少なくても法的にはOKということになるのです。
オストメイト対応、車椅子対応などの多目的トイレは、もちろん必要だと思います。
しかし、男性も女性も利用可能トイレというパターンはどうでしょうか?
犯罪発生の懸念、利用者の不安、色々と問題がありそうです。
こういうサインは増えてますが、やっぱり男性は水色、女性はピンクの方が良いと思っています。
何故ならば、色彩心理学でも、男性は寒色系、女性は暖色系を好むという統計があり、理に適うデザインであるからです。
性的マイノリティーへ理解をすることは必要と思いますが、これまでの慣習や決まり事を何もかも覆すような法律というのは、おかしい気がします。
既にこうした法律が施行されている海外でも、トイレ内の犯罪事件は発生している様です。
おかしなことには、おかしいと声を上げなければ、我々の社会は滅茶苦茶になります。
私見ですが、いかがでしょうか?
本件については、引き続き、今後の動向に注視しようと思います。
ありがとうございました。