埼玉スタジアム2002 で開催されたバステク in 首都圏を視察してきました。
以前より興味のあったイベントなのですが、自分でも意外ながら、今回が初めての視察となります。
この日は朝から、曇り空、、 荒川を渡ります。
埼玉大学を通過しました。こちらの教育学部美術課程の卒業制作展は毎年見させて頂いております。
道中、休憩しながら向かいました。このあたりは、大きいスーパーマーケットがあり、ゆっくり休憩することができますね。
事務所から2時間くらいで埼玉スタジアム2002に到着しました。想像していたよりも郊外にある感じでした。筑波学園都市の近隣に似ているなと感じました。
想像していたよりも沢山の車両、展示ブースがあります。面白そうで、ワクワクしながら廻りました。
こちらのメーカー様はLED行先表示器などを製造されているようです。
路線バスの最前部に設置されている、情報表示システムも製造されているようです。鉄道、特に山手線などは各車両に沢山のLCDが搭載されていますが、今後はバスももっとたくさん表示用LCDは設置されると思います。
こちらは、リアルタイムで路線バスの位置情報を把握するシステムとのこと。
従来は無線通話で安否確認などを行っていたそうですが、タッチパネルを活用することで、任意に確認ができるようになりました。
都営バスに採用されているそうです。他にもタクシーやハイヤー、営業車全般に活用ができそうです。
こちらは、バス用のシートカバーで、生地にデザインを独自プリントできるようです。採寸さえできれば、どのような車種にも対応が可能とのこと。簡単にイメージチェンジできそうです。幼稚園バスなんかにも良いかと思いました。
こちらは、マイクロバスなどに装着する昇降用のステップです。踏面に印刷を施したり、間接照明を灯したりと工夫をしたラインナップもありました。驚いたのは、ステップ面そのものを樹脂成型品とした仕様もあり、金型イニシャル代を考えると凄いなと感じました。。
それにしても、バス用の設備機器を製造販売しているメーカー様は実に多いのだなと実感しました。こちらはクラリオン社です。
この表示器29型のワイドLCDを使ったシステムです。非常にクッキリとした表示で、色覚異常などの障害がある方でも分かりやすい設計をされているのでしょうね。カラーユニバーサルデザインCUDの認定も受けられそうです。
車両展示の方も実に多種多様で、華やかでした。こちらはいすゞのエルガミオ。
こちらは、現代自動車でしょうか。あまり街中では見かけない観光バスですね。
さて、こちらは以前に私も勤めておりました日野自動車のセレガです。
この時世ですので、感染症対策はバッチリでした。
客席と運転席の間にあるアクリル間仕切り。
室内換気のデモンストレーションもやっていました。後部窓の両脇にあるアウトレットから排出されるようです。分かりやすくするために室内で煙を焚いていましたが、物凄い勢いで排出されていました。
スライド窓を開けていても雨水が入り込まぬようなバイザーもありました。
こうして、少しでも窓を開けておくと、自然換気が行われますので、安心ですね。
プラズマクラスター、除菌システム、消毒噴霧器、あの手この手といくつもの感染予防対策品が展示されています。
今回の目玉は、オノエンスターEVバスシリーズではないでしょうか。これはハイブリッド車ではなく、完全な電動バスですね。
大型、中型、マイクロとありましたが、とりあえずマイクロバスに試乗してみました。もちろん試乗とは言っても、今回は客席に乗車しただけです。。(実は大型免許 を保有していますが、、)
中国製のバスで、乗車している方々は「作りが雑かな、、」と話されていましたが、個人的には十分だと感じました。
コースを2周廻りましたが、ディーゼルエンジンがなく、モーターだけで走るわけなので、それは素晴らしく静かですね。。しかも加速が凄い、、ホントにひっくり返るほどの猛ダッシュをみせてくれました。
プリウスとかクラウンのハイブリッド車もそうですが、モーターの加速っていうのは独特ですね。もう全てEVバスでも良いのではと感じました。今後は日本でも開発が進むと思われます。
この日は、お客様も視察に来られていたり、日野自動車時代の元先輩などにもお会いできたりと、大変有意義な1日でした。
帰路は、埼玉大学近くにあるスーパーマーケット魚悦で休憩して帰宅をいたしました。
バステクは、例年は幕張メッセで開催されているようですが、来年はどうなのでしょうか?? 個人的には、埼玉スタジアム2002は広く、アクセスし易く、駐車場も無料と大変満足でした。
また次回も見に行こうと思います。ありがとうございました。