今夜はカラーユニバーサルデザイン(CUD)をご紹介いたします。
カラーユニバーサルデザインというのは、一般色覚の方も色覚異常の方も、色情報を間違いなく判別できるようなデザインのことを言います。つまり色弱・色盲と呼ばれた人や高齢者など誰にでも分かりやすい色使いにすることです。
詳しくはNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)のwebサイトをご覧ください。http://www.cudo.jp/
(以下の説明は上記サイトより引用)
●カラーユニバーサルデザインの3つのポイント。
a. 出来るだけ多くの人に見分けやすい配色を選ぶ。
b.色を見分けにくい人にも情報が伝わるようにする。
c.色の名前を用いたコミュニケーションを可能にする。
●色弱者の割合は?
色弱者は、世界に2億人を超える人数と考えられており、その比率は血液型がAB型の男性の匹敵します。日本では男性の約20人に1人、女性の約500人に1人、日本全体では約320万人以上とされています。
下記のような鉄道の路線図が、例としては分かりやすいですね。色だらけですので、ややこしい色使いをすると色覚異常の方々と一般色覚の方で情報認識に差異が生まれてしまいます。「セーフティデザイン」とも言えますね。
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以前私がかかわったデザイン案件でもCUDO認定を受けました。カラーユニバーサルデザイン機構のスタッフ(実際に色弱者の方々)による入念なチエックを受け、かなりの指摘を頂き、カイゼンを重ねようやくCUDO認証認定となりました。
明日はこの実案件について書いて参ります。
つづく。