ご縁というのは、本当に異なもので。ただでさえ荒れ地の手入れをしない庭ですが、冬枯れて、いよいよの荒れ地。しかし、そんな中でも…大好きなツワブキの花は、まだがんばっていますし、地味の極致の…ビワの花も、ひっそり咲いています。来年もビワの実を、カラスと奪い合いますだいたい、カラスの勝ちそんな荒れ地の庭に生まれて、ハナミズとナミダで顔をグチョグチョにしながら、ギャーギャー鳴いて、怒れるラーさんに救いを求めたオト松も、今年無事に10歳の誕生日が過ぎました。猫の嫌いなラーさんが、根負けするほど鳴いたもんなあ、あの時のオト松はホントはオト松、獣医さんにお願いして里親さんを見つけてもらうつもりでしたが、血液検査をしていただいたら「猫エイズが陽性だよ、この子は」と言われてしまい…獣医さんの「猫3匹も4匹も、おんなじようなもんだよ!」という、妙な説得力と、はじめっから妙になついていたオト松に負けて、うちに連れて帰ったものでした。それから10年がドタバタのうちに過ぎて、いまでは、家庭内でいちばんエラくなったオト松。まこと、縁は異なもの味なもの…だと思います。来年も、元気でいてね