あれは、2014年12月29日のことでした。
詳しい話は省きますが、(芸人さんて大変だな。お姉さんの言うことは絶対なんだな)と、あおいさんの指示にしたがって、某所を案内してくれたこなぎさんに、申し訳ないような…しかしなにぶん初対面なので、なんと声を掛けたらいいのかがわからず、困っていたことを思い出します。
その、こなぎさんは囀やが開店すると、神田あおいさんの会の多くに、前講として来てくださるようになり、自然といろいろなお話しをするようになりました。
落語の前座さんは、決まった年月つとめれば、自然に二ツ目に上がれます(不幸にも失敗りをしたり、師匠に疎まれなければ)が、講談協会の前座さんは、人数が圧倒的に少ないため、後輩が育たなければ、なかなか昇進できません。
なので、昨年の秋こなぎさんの二ツ目昇進が決まったときは、本当に親戚のおばさんのように嬉しく、安心したものでした。
毎月のネタおろしは、半端なく大変だったと思います。
その、こなぎさんの会が、2017年の囀や寄席の掉尾を飾る、12月30日の明日。
そして、囀やは神田こなぎさんの勉強会を最後に廃業します。
囀やを始めて、多くの人と知り合いました。
好きな人が、たくさん増えました。
神田こなぎさんも、その大切な好きな人のひとりです
前講は、田辺凌天さん。
こなぎさんは、故郷山梨にちなんだ、ネタおろしと、ほか一席の予定です。
おかげさまで、たくさんのご予約を承りました。ご予約くださった皆様、明日はご機嫌よくお出かけください。