Sae's Blog

*** Happy Flower Essence お知らせ***

 
◆Dr.Bach フラワーエッセンス◆
38種の花や樹のカードを使って今必要なエッセンスをセレクト、
自然からのメッセージを受け取ることで、心の中が整理されます。
「元気なんだけれど・・・、なんだかすっきりしない」、そんなときに。 
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***Tai-chi Panda 太極拳クラスのスケジュール*** 葉山、一色会館集合
太極拳のクラス、Blogをアップしました。詳しいスケジュールなどは、
http://ameblo.jp/tai-chi-panda/


*日曜は午後13:00~14:40 土曜は午前10:00~11:40になります。
*服装は動きやすいものを、一色会館は冬場、寒いので暖かい格好で。
*クラスのあと、お茶の時間もあります。可能な方は、マイカップご持参で!



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LONDONにて



土曜日の朝は、アンティークの店が開くポートベローへ。

ガイドも地図ももたずに

Londonは、V&AのAlexander McQeen展だけが
目当てだったので、そのほかはざっくり観たいものを考えていただけ。

1。大英博物館  (ミイラ大好き)
2。TATE Modern (なんとなく気になって)
3。Portobello Antique Market (アンティークは観るだけで楽しい)
4。Shoreditch  (いま面白い、という噂を耳にして)



TATEに行くならとすすめられたのが、
BOROUGH MARKET

各地の物産展のような食のマーケットで、
オリーブオイルやチーズ、肉、野菜、ハムやサラミなど肉の加工品
魚介、チョコレート、スパイス、スイーツ、エスニック料理、
ワインやビールなど、、、クオリティの高いさまざまな食材店が軒を連ねる。
それぞれの店のディスプレイもセンスがよくて、
ひとりでうろうろしながら、2時間も。
今回のあてなき旅の大きな収獲は、このマーケット。
イギリス、「食」が盛り上がっているのをすごく実感。

チーズと野菜、パンとワインを入手して、
ひとり旅の夜ごはんに。



美術館の入館料がフリーということは
人々がアートに触れる機会をどれだけ増やすか。
アートに関しての理解力、アーティストに対するリスペクト、
自らがアートに近づき、表現するという感性が引き出される。。。など、
さまざまなことを考えさせられた。

土曜日のTATEは、この土地の人から観光客、大人、子供で溢れかえっていた。
ちょうど、ダンスのインスタレーションを館内のいたるところで行われていて。
静かにアートを鑑賞していると、突然、ストリートの若者のようなダンサーが
音楽をガンガンにかけて踊り出す。

一方、モダンダンスのダンサーが、不思議なリズムで動き続けていたり、
日本人のダンサーが、アイドルの曲を流してウォームアップしたあとに、
ピアノの音源にあわせ、切ないような躍動的な動きを演じる。

ピカソやマチスの展示される横で、鑑賞客は床に座り込んで
その様子を眺め、大拍手をダンサーに送る。

ついつい、日本と比較してしまう。
いやいや、ここに居て、この空間と時間に感謝だ。

久々に、サーフィンを忘れての旅で、新鮮な刺激を身体で感じ、
ちょっと違った意味で、自分自身がすっきりと洗われるような。
うれしい気持ちがお腹の底からあふれてくる。



滞在しているホテルの近く、 PADDINGTON駅の空。
この季節は、夜は8時ころまで明るい。
ゆっくり、街歩きをたのしめるのがいい。

Trip to ENGLAND 1


旅のほんとうの目的はLONDONではないけれど、
せっかくなら、と3日間ほど滞在することに。
ネットで見つけたB&Bの屋根裏のような小さな部屋は
ひとりで泊まるには快適な空間。

今回の旅は、フラワーエッセンスの本場、イギリスの郊外へ。
勉強を始め10年が過ぎ、
その原点にもどり、あらためて学び、伝えたいという思いもある。

”Savage Beauty”

旅の目的をしばし忘れて・・・
LONDONでは、V&A Museumで開催されている
Alexander McQueenの回顧展へ。
<Savage Beauty>と題されたエキジビションでは、
英国の奇才デザイナーが遺した、Fantasyの世界を堪能した。




英国への誇りと憤り、
生と死、エロスと無垢な愛、天使と悪魔、自然とテクノロジーなど、
究極の狭間を漂いつつ、そのヴィジョンを服のデザインという形で表現した
天才的なアーティスト。
デザインした服はもちろん、コレクションの演出、
McQeenが遺した言葉のひとつひとつが
アート・インスタレーションだったのかもしれない。
ビジョンにサウンドに、次々と工夫を凝らした展示が現れて
肌に刺さるようなメッセージが送られてくる。
”Savage Beauty —— 残酷な美しさ”
胸の奥が震え、むかつくような、切なく美しい感動を体感する。

その世界をあのような形で再現し展示した
キュレーターほか、さまざまなスタッフの力に感心せずにはいられない。
遠い月日を超えて、歴史に残るエキジビションになるのだろう。

その場にいることができたことが希有であり、
まさに「ありがたい」という気持ちになった。

『眺めのいい部屋』



”うっとり”という形容詞が当たるものを私の中で探すと、
かなり高い位置づけで、この映画『a room with a view』が浮かぶ。
ティーンエイジャーの純情は、ここに描かれた不可解な恋心と
夢のようなラブストーリーの虜になってしまったのだ。


まずは、この曲。
プッチーニの歌劇「Gianni Schicchi」の『私のいとしいお父さん』
http://youtu.be/ZRuYQ9KRJms

前奏が流れるだけで、映画を初めて観たあの日に戻ってしまう。

その後、ビデオを大切にしていたが、
最後の観たのがいつだったか覚えていない。
随分前。ストーリーも正直、やや曖昧な記憶になってきている。

ただ、フィレンツェの風景があまりにも美しく、
フィレンツェを「フローレンス」と呼ぶことさえ知らなかった私は、
彼の地になんともいえない憧れを感じたのを覚えている。

恋心をまだ知らなかった乙女(ヘレナ・ボダム=カーター)の
透明な白い肌とクイーンズイングリッシュがとても素敵で、
旅先で出会った奔放な男性と恋に落ち、
歯がゆいほどに自らの心を理解できない・・・などなど。

はたちになるかならないかの女子は、
すっかり心をつかまれてしまった。

イギリス映画は、心の機微がほんとうに繊細に描かれる作品が多く、
画像の美しさもあいまって、深く心に響く。
「E.M.Foreste」原作の映画、『モーリス』のヒュー・グラントは
永遠のマイ・ボーイ。(余談だが)

先日、これまでの私の歴史が詰まった
カオスとなっている棚の扉を開けたら、
この1冊が転がってきた。
ボロボロの表紙は、
いつか読めたらと思って
持ち続けているから。
もともと本を読むのにものすごく時間がかかる質だが、
英語となると、カタツムリのよう。

床に落ちた本を拾い上げ、
ページをめくってみると、
読もうと努力して調べた単語の意味が、
鉛筆で書き込まれていた。

1章の数ページで終わっているのが、私らしい。

いつか、ゆっくり時間ができたら、
この本を読んでみたい。

まずは、映画をまた観てみたいな。










「きもの」覚え書き その1



えんじにグリーンとオレンジの筋の入った着物と
民芸調の帯。相性は悪くないかなと思って
合わせてみたけれど、どこかピンとこなかった。
最後に帯締、新芽のようなグリーンで彩りがしまる。
初めて、着物の色合わせの妙に触れた気がした。


きものを着よう。
今年のたのしい目標のひとつはそれだ。

去年から、できるだけきものを着ようと決めていたが、
なかなか場面がない。

いちどは、原宿のBEAMSで開かれた、スケートボード関係の
パーティーに着て行って、場違いかな、、、とドキドキしていたら、
思いのほかみなさんが喜んでくださって、ちょっと張り合いが出た。

1月「やまねこ」の営業、土曜日の夜は、「きものラウンジ」と銘打って、
お手伝いしてくれているいくよちゃんとふたりで、きものを着ることを誓った。
その効果もあって、少しずつ「きもの」が日常に近づいてきた。

数あるきものは、母から遺されたもの。
叔母が、おおかたの仕分けをしてくれたのだが、
合わせ方に関しては自信がなくて、毎回、手探りだ。

数年前まで、細々と続けていたお茶の御稽古も、
もっぱら母頼りだったので、いざとなると頭の中が白くなる。

お茶の御稽古、
店の営業、
レストランで食事、
パーティ・・・
シチュエーションによって、選ぶべききものが変わってくる。

習うより、慣れろ。
そう、昔のヒトはみんな着ていたのだから、
今は、日常にお手本がないけれど、NGを出される事も少ない。
とりあえず、「着る」ことに意義がある。。。とがんばっている。

店の営業では、常連さんが、私の着方を堅すぎるとおっしゃる。
お茶席では、襟元をきちんとしめて着るというのが流儀。
そのくせが抜けない。そして、いつまでも「お嬢さん」ふう。
お店に立つときは、少し襟を抜いて艶やかさを出したほうが素敵だ。

母に着付けをしてもらうとき、
「素人さんは、抜き過ぎないのよ。芸者さんじゃないんだから」。
聞き流しつつも、繰り返して言われるその言葉は、
きものは、襟の抜き方が大切なのだということを語っているようだった。

今週末は、うまく着られるかなぁ。
女将ちゃんから、女将さんへ、
時間をかけて、いつか熟成される日を夢見て。。。









フレンチトースト&ジンジャーティー


Balianの波をチェックしながら、
崖の上のカフェで朝食。
絶妙な熟れ具合のバナナがびっしり並んだ
フレンチトーストの味は、三ツ星級。
ジンジャーがゴロゴロ入った、ティーも
癖になる美味しさ。波乗り前の心浮き立つ時間。


Robertの家から、Balianの浜までは、歩いて5分。
今回の滞在では、波はちょ~どいいサイズのfun wave。
(前回の私的には「命がけ」ほどのサイズはなく、心身ともにたのしめる。)


雨期のだるい暑さは、夜中の土砂降りで少し和らぐ。
ベッドシーツからはみ出して寝てしまうせいか、
寝起きの身体はひんやり冷えてしまっていて、
波を眺めながら朝食をとれる、崖上のカフェでの
ジンジャーティーが、身体の奥にしみいるように美味しい。



波はあとからあとからやってきて、
海に入っている人は、多くて10人ちょっと。
ときには、二人になってしまって、鮫に狙われないか不安になってしまうくらい。



毎日、だいたい同じ時間に入っていると、
ほぼ同じ面子で波乗りをすることになる。
めちゃくちゃ上手い2人組が、軽々とエアーを決めまくる姿は、
見ているだけで、得した気分に。

パトリック・スウェイジ似のフレンドリーなニュージーランド人。
双肩にぎっしりタトゥーの入ったブロンドのサーファー。

オーストラリアからすべてを売って移住して来たというおじさんとは、
最初の日、海に入った瞬間に挨拶を交わし、仲間に入れてくれた。
朝、カフェのある崖まで、波チェック。波がよかったら入るし、そうでなければ待つ。
そんなライフスタイルを人生の終盤に選んだ彼。

いつものことながら、「おみそ」としてセッションに加えてもらって、
自分のところにきた波に乗る。
人が少ないから、そんな波もたまにくる。

気持ちは、もっともっと海に入っていたいけれど、
たのしみは明日にとっておこう。



日が暮れても、波は届き続けていた。

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