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石ヶ森久恵のブログ

脳全体を活用する。どのような場面、職場においても基礎力となる「ポータブル・スキル」として!

さて、皆さんのタイプはいかがでしたか?

このエニアグラムの9つのタイプには9つの捉われという

概念があります。

それぞれのタイプが持つウィークポイントといってもいいですが、

怒り、プライド、欺き、妬み、溜め込み、恐れ、貪欲、欲望、怠惰の9つで

それぞれのタイプに対応しています。


自分がどのタイプに所属するか理解した所で、

自分の中のこのウィークポイントを見つめてみると結構なきづきがあります。


そのきづきを正に転換して統合していく方向と

きづきを得ずこだわりに捉われて負に転換していく不健全な状態があります。

面白い事にそれはエニアグラムの図形の中で結ばれた

二本の線を逆に辿る方向に現れます。


即ち「タイプ6:信頼するに足るものを探す人」が「恐れ」と言うこだわりに

捉われてしまうと「タイプ3:達成する人」の負の動作、「欺き」に近づきます。

例えば恐れを隠す為に嘘をついたり自分自身を欺いて傲慢になったりします。

逆に健全な方向に統合していくと

「タイプ9:平和を求める人」の正の動作に近づき、平和で無私の欲に満たされて

人に与える事のできる人になる、と言う具合です。


ご自分のタイプに応じた気づきと捉われ、統合の結果については

本のほうをご覧になってください(笑)


と言う事で、私の場合は「タイプ6:信頼するに足るものを探す人」でした。

言われてみて思い切り反発を覚えると同時に

妙に腑に落ちるところもありました。

自分自身色々新しい方法論や哲学を試してみたいのは

好奇心よりも納得を求める気持ちの方が大きかったと思います。

そして根本的な問題は

自分自身に対する信頼が低いという事です。

だからすぐアウトソースを探してしまう。

逆に言えば本当に信じられる自分をきちんと確立すれば

鬼に金棒、これ以上の強い力は臨むべくもないと言う所でしょう。


次回は民族性の話につながります。

多くの性格判断が先天的性格と後天的性格を分けて述べていますが、

エニアグラムで判別されるのはその人が生まれ持った性格、

即ち先天的性格です。


いやいや私はITやってますんでね、論理的とか言われても

システム屋やってる以上は論理的に1たす1は2と説明しないと

人様には伝わらんでしょう?


と言う職業的性格っちゅーものがあるだろう、と言うのが今までの

私の考えでした。

何せ自分は人の意見や考えにひよひよと流されやすかったりします。

ン十年生きてきてよくもまぁこれだけ筋の通らない

日和見でやってこれたなぁと本人は評価しているのですが、

お会いした方からは「論理的で冷静で怖いくらい」と良く言われてました。


エニアグラムの面白いところはタイプの分け方。

「優しい」とか「まじめ」とか一言で「こう」と言い切ってしまわない

珍しい分類哲学を持っています。

エニアグラムでの9つの分類をカンタンにご紹介しましょう。

グループ分けの都合上タイプ8、9、1の本能センターグループから説明します。


本能センターグループは「自分発」で物事を考えるグループ。

タイプ8:挑戦する人 は 限界に挑戦したり、挑発を受けるのが好きな人。

精力的で頑固者、天上天下唯我独尊。人にコントロールされる事が大嫌い。

典型的日本のオヤジ型と言えるでしょう。


タイプ9:平和をもたらす人 は 喪失と別離に対して異常にストレスを感じる人。

最も自分らしさを大切にする人々で、スピリチュアルな事を愛します。


タイプ1:改革する人 は 完全なものを求める求道者。

理想主義で完全主義。リーダシップの強い人です。


フィーリングセンターグループは「関係性」を起点とするグループ。

タイプ2:助ける人 は 人を助ける事に無上の価値を見出す人。

おせっかい焼きでお世話好き。長屋のおばちゃんタイプ。


タイプ3:達成する人 は 高い目標を掲げて邁進するタイプ。

タイプ1:改革する人がリーダシップを取るのに対して、

タイプ3は輝けるスター。ある面孤独でもあります。


タイプ4:個性的な人 は わが道を行く人。

独特の価値観を持ち、変人と見られる事もあります。


思考センターグループは「理論発」で物事を考えるグループ。

タイプ5:調べる人 は 探究心の塊で自らの仮説を

納得いくまで突き詰める人。


タイプ6:忠実な人 は 言い換えれば「信頼するに足るものを求める人」

安全志向が強く、不安性で、常に最も信頼の置けるものを求めています。


タイプ7:熱中する人 は 快楽主義で楽しい事にとことん奉仕する人。

いつも刺激を求めています。


この9種のいずれかをホームベースとして、

左右のどちらかのウィングにいくらか振れた形で現れるそうです。


さてあなたは一体どれでしたか?

世の中に性格判断は数々あれど、

どうしたものだか3種類くらいの分類にほぼ同点が積みあがってしまい

いつもぴんとくる結果が出ていなかった私。


エニアグラムに興味を持ったのは、

某出版関係のセミナーにて紹介されていた事から。

当然この本も翌日には買って読みました。

例によってアンケートの結果はタイプ1とタイプ2とタイプ5とタイプ6がほぼ同数。

やっぱり決めきらないんじゃん…(涙)


と思っておりましたが、縁あってこの本の訳者である

高岡よし子さんとティム・マクリーンさんにお伺いする事ができました。


エニアグラムは古代ギリシャの考え方と心理学が融合した性格分析で、

9つのタイプと左右に位置するタイプからの影響を受けるウィングと言う考え、

更にそれぞれのタイプの健全度によって、

ストレス状態と良好状態時の傾向があると言う、とても緻密な分析をします。


ざっくり解説してみましょう。

大きくは3つのグループ9つのタイプになります。


第一グループ:本能センター(腹)

 明らかな自己存在の維持と周囲のコントロールに関る。

 乱暴に一言で言えば「俺が法律」

 タイプ8:挑戦する人、タイプ9:平和をもたらす人、タイプ1:改革する人を内包する

第二グループ:フィーリングセンター(胸)

 自己イメージに拘る。技術や感覚など身につけたもので自己を護る

 乱暴に一言で言えば「あなたがいて私がいる」

 タイプ2:助ける人、タイプ3:達成する人、タイプ4:個性的な人を内包する

第三グループ:思考グループ(頭)

 不確かな自己を確立する事に熱中する。不安が多くを支配する。

 乱暴に一言で言えば「私は誰?」

 タイプ5:調べる人、タイプ6:忠実な人、タイプ7;熱中する人を内包する


人間は誰しもこの全てのセンターと9つのタイプを内に持っており、

その中の一つがホームベースとなって他の8タイプに適宜アクセスする形を取ります。

従って、コレ一つが自分を決める一つではない、と言う事になりますが、

このホームベースが環境から与えられる刺激に対して反応する基盤になり

自分の個性の核を作る、と言うわけですね。


何人かのグループワークでやったのですが、

最初っから明らかに「このタイプだ!」と言えそうな人と、

私のようにあれにもこれにも当てはまるタイプとあります。

長くなりそうなので、何回かに分けてお話しましょう。

ドン・リチャード リソ, ラス ハドソン, Don Richard Riso, Timothy McLean, Russ Hudson, 高岡 よし子, ティム マクリーン
エニアグラム―あなたを知る9つのタイプ 基礎編