先週持ち株、注目株たちの決算ラッシュが終わりましたので、その振り返りやここ最近のウォッチ株事情をぼちぼち今週まとめました。

 

更新されていませんが、現在の四季報メインで、今回は下記項目に重点を置きながら注目したきっかけとともに企業全体の印象についてコメントしました。

 

・市場期待に対しての割安感

・株高が続くと予想されるため、株主還元に回せるキャッシュがあるか否か

・利益率の推移

・チャートや信用残から見た買いタイミング

 

私が現在見ている銘柄というだけで、決して全てオススメというわけではなく、気になる銘柄があれば一意見として、レベルの感想です。

 

    

【注目中企業】

キッセイ薬品工業/東和薬品/

富士製薬工業/あすか製薬HD/明治HD/

ロート製薬/ハークスレイ/サイゼリヤ/

セリア/大阪チタニウムテクノロジーズ/

オカモト/長野計器

 

 

医薬品(医療用)セクター

 

なんかこう見ると、すごいたまたまですが、注目されてない割安株好きすぎやろと思いました😂

 

グロース、新興って今とても難しいので、決算を機にすぐ売りが出ることも多い気がします。

 

それでも信じてNISAで持ち続けてる(しかも結構高比率)銘柄もこの中にいるので、毎度決算前はめっちゃ願ってます。

 

 

🔸キッセイ薬品工業(4547)

 

規模の割にゴリゴリ新薬開発を行い、しかも結構ヒットしてる会社です。

 

ずっと気になってはいたのですが、チャートのトレンドが安定しなかったことと、本来プラスになるはずの営業CFがマイナスに、マイナスが普通の投資CFがプラスという点で数字に違和感があったため様子見していました。

 

 

3月決算の会社ですので、今回キャッシュフロー計算書も出ており確認したところ、投資有価証券売却に伴う調整が大きかったため、一時的の模様。

 

決算が予想に届かなかったこともあってか、株価は1週間で10%以上下落してしまいましたが、その時点でノーポジだったため一度スイングしました。

 

流動性の高い現金がどれだけあるかを示すネットキャッシュ比率(現金及び現金同等物ー有利子負債/時価総額)という指標について、今回金あまりや株主還元余地を見るため、当該12銘柄については全て計算しており、そちらについても30%に迫る高水準。

 

ただし、直近3月に自己株式取得を終了しているため、それ由来の上昇は見込めなさそうです。

次の決算もハテナなため、また買ったとて次の決算跨ぎはしないと思います。

 

 

🔸東和薬品(4553)

 

ジェネリック医薬品を製造する、ゆづの会社です(違う密かにファンなだけ)

 

ジェネリックって、薬価下げられたりして厳しいところもあるのですが、診療報酬の改定は大きいですよね。

国が、ジェネリック出したらお医者さんの診療報酬上げるよーって言ってるので、やっぱり自然と数や新薬に対しての割合は増える。

 

そして相次ぐジェネリックメーカーの不正問題、からの不足問題。

 

それに対応するために、山形工場に新棟建てました!生産能力25%UPしました!今年4月から稼働させてます!というニュースを耳にしたのが、東和を見始めたきっかけです。

 

結果として、今回決算の影響は少なかった模様。

連結子会社9社が決算期を変更するため、単純比較ができずなんやら様子見ムードだったこともあったようです。

 

気になることといえば、負債くらい。

 

 

新設にかけた総投資額は549億だそうで、それを除いても1000億越えはちょっと不安要素ですよね。

よほどのことがない限り利益剰余金は着々と積み上がってくると思うので、需要にのって借金を返していけるか否か。

 

持つには勇気が要りますが、市場の期待はなんとなく感じるので、引き続き見続けます。

 

 

🔸富士製薬工業(4554)

 

製薬会社全体の中でも一際規模が小さい会社で、こちらは今回本決算ではなく9月本決算。

女性医療に強みがあり、不妊治療薬もやっているため、国策にも沿っているとも言えそうです。

 

小さい会社なので、キャッシュこそないものの、今期利益は着実に伸びる予定。

現在の利益に対しても資産に対してもかなり割安で、期待する人は今少ないという印象です。

ただ市場自体が成長していくので、私は中長期的に期待しています。

 

前回の決算で主に原価高騰起因にて営業利益から下がまさかのマイナスでしたので、株価は思いっきり下げました。

 

今回の決算では、期待に対し可もなく不可もなくというところだったようです。

 

前回のインパクトが響き、通期業績予想の下方修正は出ていますが、こちらも東和と同じく新製剤棟が春から稼働していることもあるのでしょうか。

 

個人的には「今回だけですんごい巻き返したな」という印象です。

 

今期は有価証券の売却による特別利益も計上されるため、わかっている者からすればなんてことないのですが、多くの人から見て最終決算の見栄えが良くなることにも期待しています。

 

 

🔸あすか製薬HD(4886)

 

富士製薬と並び女性医療強みの企業で、この2社で結構なポートフォリオ割合を占めています。

 

女性医療が伸びるという予想が外れたら、私はしばらく立ち直れないかもしれません😇

 

普段飲んでいるピルをジェネリックに変えてもらった際、あすかさん製造と知り、それ以来応援しています。

実際飲んでいる「ドロエチ」や子宮筋腫薬「レルミナ」が引き上げているようで、決算も申し分ない結果に。

 

なんやら日常生活で若い世代の間ではピルが流行り始めたり、ちょっとピルは遅い(年齢が高いと血栓症がより懸念される)同僚が黄体ホルモン薬に頼り始めたり、普及してるなーという印象がまずあります。

 

妊娠出産が当たり前だった時代はそれが緩和にもなっていたのでしょうが、子供は無理だし働かなきゃいけないしという状況に女性がなった今、体質的に重い人には必需品になっていくかもしれません。

 

特筆したい点は、現金が潤沢にあり、財務面でもほとんど完璧であるということ。

 

 

 

純利益は特別利益の影響があるので除き、綺麗に増収増益が続きます。

有利子負債も適正範囲。言うことがない。笑

 

次決算まで、特別に材料がない限り持ち続けたいと思います。

 

 

一部医薬品セクター

 

🔸明治HD(2269)

 

食品会社として知られる明治ですが、連結売上ベースで2割くらいが医薬品事業を占めています。

 

魅力的なお菓子もたくさん作っていますね。

カルビーや森永と並んで好きな企業です😊

どうでもいいけど、明治のおいしい牛乳って本当においしいよね。

 

業績堅調で今安そうな大型株は塩漬けOKと思っているので、ざっと数字をみて問題がなければ適当なところで購入して、2,3%上昇したところで利確することが多いです。

 

別に高配当というわけでもないですが、普段グロースばかり見ていると配当が凄まじく見える…

 

明治はここ最近、そう悪くない決算でも「決算が出れば下がる」みたいになってるので、一度スイングしました。

 

今月から自己株式取得も予定されており、成熟企業ならではのしっかりとした株主還元にも期待ができます。

 

今掲載されている四季報で、数字だけで見ると「おっ」と思ってしまう有利子負債も今期縮小しているようです。

 

業績が安定していると期待も落ち着き目立った上昇はないのですが、優待も魅力的でまたちょっとしたキッカケでもあれば、高値圏を目指す展開が来るかもと思っています。

 

 

🔸ロート製薬(4527)

 

こちらも大型株ですが、その割にだいぶ割安です。

インバウンド期待で注目しています。

メラノCC、私も使ってます🥺✨

 

数字として惹かれるところはなんと言ってもココ。

 

 

売上高営業利益率が右肩上がり、なかなかこれが難しいようであまり見かけません。

 

決算が期待以下だったようで、直後に大きく下げ、先週買残もガクンと減りましたが、今週リバウンドしました。

 

事業内容では、シンガポールにある漢方の企業を買収しようとしている話も耳にしました。

良品計画以来な感じ。ロートが漢方かぁ😌ワクワク

 

いかにもですが、外国人株主が30%と比較的多いため、イコールアクティビスト(物いう株主)も多そうです。

 

これまでの感じだと、現金を直接株主に還元するというより、積極的に投資を続けたり外部と連携をとって事業拡大を目指すのかな?という雰囲気があります。

 

それが株価の向上につながれば、それも立派な株主還元ですね。

 

オーナー社長でもあり、いずれにしても「緊張感をもって取り組み続けてくれそうだ」という印象を持っています。

 

 

小売、外食系

 

🔸ハークスレイ(7561)

 

こちら持ち株ですが、跨いでしまいました。窓を開けて暴落しました🙄

 

成長企業のため、数字自体は目立って伸びているのですが、2円増配が少なかったとの声もあります。

 

いやいや、成長企業は投資に回さな。。という、私の中でお決まりのパターンです。

 

よく知られるところではお弁当屋さん「ほっかほっか亭」をやっているところですが、伸びが目立ったのは物流・食品加工事業。

 

なんと営業利益は前年同期比3倍です。

 

物流の方は2024年問題への取り組み、食品の方はこれまたインバウンドが利いたっぽい。

 

2024年問題では親戚の間で佐川が話題になっていましたが、詳しくないのでどこがいいやらさっぱりですね。

 

基本的に投資をめっちゃしているので、お金はない企業です。安全な投資先ではないです。

 

 

ただこれまでの実績は目を見張るものがあり、成長が期待できるため継続保有中。

たぶん、次回の決算も願ってます🙏

 

 

🔸サイゼリヤ(7581)

 

直近決算が4月なので特に決算注目というわけではありませんが、Xで注文方法が画期的と話題になり見始めた銘柄。

 

番号で注文するとか、デザートは食後か否かとか、なんかそんな感じらしいですね(うろ覚え)

 

行ってみたいなーと思いつつ、実家近くのサイゼリヤを通ってみるといつも並んでいるので、しょんぼりしてスーパーでお弁当買って直行するのが最近のパターンです。

 

てなわけで、以前より人気増したなぁという実感もあります。

 

四季報概要には“国内メニュー数を前期末比約3割削減”とあります。

 

中身は見てないですが、メニューを絞って、季節限定商品は販売したりして、効率重視マクドのイタリアンバージョンに近づいていくかもな🤔と妄想を膨らませました。本当にそうなったら面白い。

 

利益率は低そうな外食系、それでもキャッシュはしっかり蓄えています。

 

コロナ禍で苦戦したはずですが、ネットキャッシュ比率は20%越え、利益剰余金も申し分ないほど積み上げることができています。

 

 

気になる点としては、すでに期待が先行して上がってしまっているPER約39.6倍、PBR約2.6倍を安いとみるか高いとみるか。

 

あくまで個人の感想ですが、この期待感はしばらく続くと思うので、押し目を狙い今買って様子を見るというのも悪くはなさそうです。

 

 

🔸セリア(2782)

 

こちらは父推し銘柄1です。

お店自体は「まぁ百均でいいよね」と思うものを購入したい時によく利用することもあるので、普通に興味はある。

 

円安デメリット株なこともあり、買いは慎重、長期保有するつもりはあまりありません。

月替わりあたり「下がったぞ!ナンピンしろぉぉ」と言われ「分かった!」と言い全部投げました(損切りしてヨカッタ😇)

 

四季報によると不採算店舗閉店で減益が縮小している模様。

生き残るためには賢い選択だと思います。

 

セリアもキャッシュ潤沢企業なのと、何より無借金経営なのが好感持てますね。

 

 

ここ最近の利益面はもろ円安に苦しんでる感が伺えますが、持っていて心配な企業ではないため、塩漬けしてもいずれ戻ると思います。(資金少ない人はやったらアカン😇)

 

ロートと同じく、外国比率も36.7%なため、下手なマネをしようもんなら株主が黙っちゃいないでしょう。

 

私なら週足チャートが転換したのを確認してから買いたいですが、今持っているていになっていることもあり(笑)、近々買い戻すと思います。今下げ止まってるようにも見えるし、そろそろ信じるかー🤔

 

 

その他

 

🔸大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)

 

こちらもナンピンしろぉ分かった!銘柄2です。😭

 

事業内容はチタンやレアメタル等非鉄金属素材系で、私は詳しくない分野です。

でも数字で見れば、普通にいい銘柄だと思う。

 

チャート的には見事な下落トレンドなんですよね。長期足でも、緩やかな下落トレンドです。

 

 

私はナンピンしないむしろ怖いところで買うくらいの方がいいと思っている派なので、今回の好決算で買い増しましたが、その後反落しました。

 

相当売り圧力が強く、一時的に上昇してもやれやれ売りが殺到していると推察。

 

この銘柄の特徴ですが、信用で持つ人がめちゃめちゃ多いです。

 

現物で持っている人もいるため、貸借倍率は気にせず、いつも発行済み株式数に対しての信用買残割合を見ているのですが、現時点で8%超えです。

 

個人的に10%程度を基準にしているため、このまま膨らむようなら投げることも考えるべきかもしれません。

 

同様に売残も多いため、全体的に長期保有しようという人は少ないんだろうなぁという印象。

 

買いチームとしては、意図しないきっかけで上昇し、空売り勢による踏み上げでも起こってくれるとありがたいですが。。

 

財務面では結構投資をしており、有利子負債は少々重い感じがするところが懸念点なため、安全な投資先かと言えば疑問です。

 

直近決算ではCFやや改善(営業CFに対する投資CFの割合が減った)していましたが、まだわかりませんね。

 

 

ここに資金を入れるなら、ハイリスクハイリターンであることは承知しておいた方が良さそうです。

 

 

🔸オカモト(5122)

 

主にゴム製の産業用品や生活用品を作っている会社です。

 

主力製品はコンドームで、ヤフー掲示板がよく盛り上がっています😂

会社HPで見ても、実に多種多様な製品が並んでいます。

 

とはいえそちら方面には全く縁がなく、冬に購入したカイロがオカモト製だったことをキッカケに知りました。

 

一般的なカイロはアイリスオーヤマや桐灰あたりがメジャーと思いますが、足に貼る室内専用カイロ、実店舗で出てるのオカモトくらいだったんですよ…ネットは知らんけど。

 

肝心の業績はというと、コンドームがインバウンドで伸びているらしく、生活用品セグメントの利益を押し上げているのと、産業用品では車の内装材を作っているため、そちらが好調かつこれからも伸びそうだというところでしょうか。

 

 

キャッシュもめっちゃあるため、実際今年9月末までの自社株買いが発表されています。

 

あまり注目されていない感じもありますが、過去に何度も上方修正を出していて、今の業績予想を見ても十分な上に上方修正が出る可能性が高いとなれば、上昇に転じる可能性もわりあいあるのでは?という予想です。こちらは結構強気です。

 

 

🔸長野計器(7715)

 

父推し銘柄3、圧力計を主に作っている会社です。

 

詳しくはないですが、職場では使っていることもありイメージは湧きやすい。

 

ガスボンベってあるじゃないですか。

あれに取り付けて、ちゃんとガス出てるかとか、ガスの残量どのくらいだろう?みたいなことを示すメーターなど。

 

はたまた菌試験を行う時、「お部屋をクリーンに保つために陽圧にしましょう」なんて言った時に、壁に取り付けて部屋の外と中との圧力の差を図る差圧計など。

 

持ち株ではなく、本業の忙しさが重なったこともあって、タイムリーに決算読むことすらできなかったのですが、バチバチに良かったみたいですね。

 

買っときゃ良かった銘柄です(投資ってそんなもん)

 

 

ここまでいろんな銘柄振り返ってきたから思うけど、素晴らしく美しい増収増益😭

 

グローバル視点を重視していることと、こちらも車用電装品を取り扱っているため、おそらくどんどん強くなっていくんだろうなぁと感じます。

 

車は持ってないし無免許だし興味もなかったけど、円安もここまでくると興味を持たざるを得ない😇

 

車を売ってる企業ってすでに注目されていて、EVがいいだの普及するにはまだかかるだの色々言われてますが、それに関連する内装品や部品はEVとか関係なく安定的に伸びるのにまだまだ見られてないんじゃないの?ってのは、なんとなく思う。

 

確信持てたら買うかも。

 

 

ちょっと長くなりましたが、割安株中心の紹介でしたニコ

今回はただの備忘録回です。

 

ちょっとおもろい小ネタ、豆知識も一部猫しっぽ猫からだ猫あたま

 

 

両親の体調

 

GW帰省の1番の目的が、来月の母入院についてサポートのお話し合い。

 

変形性股関節症の手術にて、2週間以内の期間で入院するとです。

 

そこまで珍しいものではなく、身近でもよく聞く手術ですが、なんせ初めての全身麻酔。

 

経験者はみんな口を揃えて

 

「一瞬で終わってた」

「手術した感覚なかった」

 

みたいなことを言いますが、一昨年生検手術を受けるために頭開いた父も同様のことを言ってました。

 

入院・手術する病院は、なんと運良くテレビに出演するような名医がいる実家近くの病院だそうで、その先生が執刀医になるかは不明ですが、徒歩圏内で診ていただけるらしい。

 

足の不具合なため、電車乗ってはちょっと辛いなぁというのが本音。

奇跡です🥺

 

術後は翌週から一人で動けるからサポート不要と断られ、父も張り切っているため、あまり私が出る幕もないようです。

 

週末お見舞いに行くのと、必要なら平日休みをとって洗濯買い物定期便と化す予定。

 

 

父も去年以前再発率の高い病気をし、今もたまに言葉が出てこなくなることがあるらしく、一定期間家に一人というのは心配でもあります。

 

ハッキリと再発が確認できないのはいいけど、医師にもよくわからんと言われる現象。

 

とはいえ、日をガンガンに浴びて採りたてのタケノコを処理するというライフワークを楽しみ、ほとんど体にいいものしか食べず、「こんなもんばっか食ってるからどんどん健康になるだ」とイキイキ自慢しているところを見ると、もう大丈夫な気さえしてきます。

 

 

たけのこ業務

 

ちょうど父が鳥取から帰ってきた直後に実家に帰ったもので、タケノコ剥き茹で業務を手伝うことに。

 

しかし立派な都会っ子となってしまった私はタケノコの剥き方さえ知らず、

 

母「上に抜ける?」

 

さ「抜けるって?え?」

 

母「こう!」

 

みたいな謎のレクチャーを受けながら、たけのこを完成させました。

 

 

ちょっと採るサイズ間違えてると思うのですが、控えめに言って大型の楽器抱えてるような感じ。

 

皮が時計回りと反時計回り、必ず交互についてることに感動を覚えながら、オシャレ着に染みるたけのこエキス。

 

向いたタケノコは指定のサイズにカットし、米ぬかを入れた湯でぐつぐつ。

(米ぬかってなんの効果あるんだろう)

 

それを綺麗に洗った瓶に詰めて、タケノコのホルマリン漬け(水に漬けるらしいけどそう呼んでる)の完成です。

 

一部はタケノコご飯として美味しくいただきました。

 

 

親戚の近況

 

たけのこを剥き終わったあたりから母が体調悪く寝ていたので、続きの作業を父と話しながら実施。

 

両親はどちらも3きょうだいですが、親族が広がっているのは父方面で、そちらにある程度記憶のある私のいとこ(父弟の息子)が3人。

 

上下はすでに結婚して父の会社で働き、真ん中はなんとYouTuberとして生計を立てているとのこと。

 

株やったり会社やったりYouTuberやったり、個性豊かすぎる父側です。

 

思春期には、「将来結婚しろと追い立てられるんだろうなー」と思っていましたが、そんな自由人たちが近くにいて、周囲で結婚している人がほとんどバツイチなこともあり、「結婚はせんでもええけどな、みんな苦労しとるけぇ」だと。

 

女性は特に子供という要素がぶら下がるだけで、一気に生きにくくなる気がします。特に今の日本では😇

 

父自身もバツイチで前奥様との間にお子(私の半分姉)がおり、写真を見せてもらったところ、すでに孫が産まれていることに驚愕。

おばあちゃん(父の母)も健在なので、おばあちゃんからしたらひ孫じゃないか。(ホントいつの間に)

 

私も妹も産む気がサラサラないので、素直に良かったなと。

 

ここで突然、おばあさんと話するか?と思いつく父。

 

もう10年ほどは会っていない悪い孫なのですが、電話したところ喜んでくれ、「会いたい」と言ってくれました。

そしてもう80は超えているだろうに、元気そう。

 

今の住所から鳥取駅までで3時間弱ほど。

 

長期休暇でないと体力が持たないのですが、いつまで元気でいられるかもわからない歳なので、母が鳥取行く際にでもひっついて行きたい所存です。

 

 

効果てきめん?内臓脂肪減少薬

 

たけのこ業務をしながら、「母さんにあれ飲ませたいんだ。アリィ…なんだっけ。お尻から油出るやつ」と父。

 

普段から製薬業界の新製品ニュースを嗅ぎ回っているため、ピンときた私。

 

大正製薬の「アライ(alli)」だーッ!

 

〈紹介ページ〉

https://brand.taisho.co.jp/alli/

 

 

下請けとかでやってないだか?と言われたが、もちろんそんなピンポイントでやっていない。

 

でもなんやら通常のダイエットとは違い、圧倒的な効果を思わせるため、売れるのでは?と注目してたところでした。

 

しかし紹介ページにもあるように、

 

・女性なら腹囲90cm以上

・購入までの1ヶ月間、生活習慣のための取り組みをしたことを示す記録を薬剤師に提出すること

 

というのが、購入のための条件になっています。

 

お腹の脂肪は一番落ちにくく、ゆうてアライも対症療法なため、生活改善した上で活用してもらうという大正製薬の方針は患者さん思いだと感じますね。

 

90cmというのがどの程度か想像できないのですが、紹介ページに登場している女性と比べると、母はちょいぽちゃ程度。

 

の旨を説明するも……

 

「そんなこと言ったって、購入したいもんはしたいけぇ」

 

 

薬局に押しかけ強奪する勢い( ̄▽ ̄;)

 

普段から母が炭水化物をバクバク食べているのが気になるそうですが、美味しいもんは太るし、足が悪いので運動療法も叶わないしと、妥協策が見えず悩むところ。

 

てかビールばっか飲みながら言うことでもないと思うんだ。

 

 

Amazonと合わせて使いたい通販サイト

 

体調不良な母の様子を見に行き話していた時のこと。

 

母は勧められても株をやらず、ガンガン増やすというより節約方向で暮らしているので、よくお買い得情報を仕入れています。

 

というか、男性は小さな価格の違いなんて気にしないけど、女性はよく目を光らせているという偏見。

 

チリツモだと思ってるので、私も月の生活費が安く抑えられた時は喜ぶタイプです。

 

最近は価格比較をするのも面倒になってきてAmazonしか使っていなかったのですが、3,500円以上送料無料に引き上げられたことが話題に。

 

そこでプロの主婦はどうしているかというと、ヨドバシカメラのネット通販サイトを使っているそうです。

 

元からポイント還元率が良かった(一部商品を除き10%)のですが、いつの間にか変わっていたようで、13%に引き上げられたそう。

 

しかも常に送料無料です。

 

このご時世、13%は税免除されるなーくらいの感覚ですが、税って恐ろしいので、取り扱いがある商品はポイ活感覚で使ってみるといいかもしれません。

*ポイントはヨドバシカメラ独自のもの

 

 

母の日に買ったもの

 

GW帰省の目的がもう一つ、ちょっと早めの母の日です。

 

いつもお世話になっているお花屋さんがあり、今年もそちらにオーダー。

 

体調面で不安があるため、元気の出るビタミンカラーでお願いしました。

 

予算を4,000円でお願いしており、受け取りに行くと4,400円です😊と言われ、やはり税って恐ろしいなぁと思いました。←

 

写真には収めずでしたが、期待通りの可愛らしいアレンジメントに仕上がっていて満足です。

 

プラス、前日にギリギリ百貨店で仕入れた紅茶専門店ラクシュミーの紅茶。

 

  

 

 

特に普段から買っていたわけじゃないですが、このお店のはちみつ紅茶がめちゃくちゃ評判良くてですね。

 

その場でレモンを試飲させていただき、上品なはちみつの甘さの奥にしっかりレモンがいるバランスの取れた紅茶と、はちみつハーブティーアソートセットを購入。

 

プレゼント用の梱包もオシャレでした♡

 

 

〈オンラインショップもあるってよ〉

 

 

 

レモンの方は水出しでも飲めるみたいなので、これからの暑い季節にも。

 

 

 

オマケ

 

帰省後にいつも持ち帰り品を紹介してるのですが、今回は生そばとどデカい文旦でした。

 

 

おそばの方は、父の元部下さん(どちらも退職済み)が家来た時に持ってきてくれたと。

 

幼いころにも家に来た記憶があるお姉さんですが、TOEIC880点大手で働くバリキャリだったということをこの度知りました。

 

「あいつ面白いやつなんだ」と珍しく父が高評価を出すくらい非の打ち所がないらしく、エピソードを聴いても正直で素直なところが好感持てそうで、気も合いそうな感じ。

 

いますよね、たまに。こういうスーパーウルトラウーマン。笑

 

いつかお会いしてみたいものだニコ

ハイリターンならハイリスクなのは当たり前。

 

でもあまりに危ない会社は避けつつ、できるだけ確度を高めてリターンが狙えるようにリソースを割きたいのは世の性。

 

前回PBRに着目した妙味ある銘柄の選び方を紹介したところ、ROEと絡めてコメントをいただきました。

 

 

おさらいすると、ROEとは

 

 

という式で表され、ここに登場するのは損益計算書(PL)で最後に残った純利益と、貸借対照表(BS)の中の純資産のうち多くを占める自己資本(株主持分)だけです。

 

株価を含まず、今割安か否かの判断はできない指標になっています。

 

 

ではROEから何がわかるのかというと、株主の持分に対しどれだけ利益を生めたか?という収益性、収益効率がわかります。

 

高ければ高いほど、小さな資産で大きな利益を上げているということになるため、収益性が高いと判断されます。

 

そして自己資本は、貸借対照表の純資産のうち多くを占めます。

 

 

  

 

似たような指標にROA(当期純利益を総資産で除した百分率)がありますが、株主の視点からではなく、その会社全体でどれだけ収益力があるのか?という観点でみる時に用います。

 

ムダな資産をしっかり圧縮し、返済できる債務は返済し、全体を小さくした上でしっかり利益を上げなければ数字として改善できない指標です。

 

その点、ROEは利益を上げることのほかに、自社株買いなど自己資本(純資産の一部)の消却を行うことでも引き上げられてしまうため、いくらでも誤魔化しが利きます。

(もともと自己資本を豊富に抱えている企業であれば、株主還元の観点で◎です)

 

投資家の立場に限定すればROEも有効な指標ですが、私はどちらかというと資産全体をいかにうまく活用できているか、自己資本のサイズを見た上で、数字としては総合力が問われるROAを好んでみています。

 

 

そしてこの2つの指標からも、企業の安全性はなんとなく見えてきます。

 

ROEの方が分母は小さくなるため、必然的にROAよりパーセンテージは大きくなりますが、その差があまりに顕著な場合には注意が必要です。

 

当期、5の利益を出せた3社があるとします。

わかりやすく、総資産も各社100とします。

 

A社:(総資産/負債・純資産)=(100/90・10)

B社:(総資産/負債・純資産)=(100/50・50)

C社:(総資産/負債・純資産)=(100/10・90)

 

 

このとき各社の指標は、

 

A社:ROE=50%、ROA=5%

B社:ROE=10%、ROA=5%

C社:ROE=5.6%、ROA=5%

 

 

ROAは総資産が同じなためみな5%ですが、ROEにこれだけバラツキが出ます。

 

そしてその差がもっとも開いているA社に注目。

自己資本が小さすぎるために、自己資本に対する利益率(ROE)は、一見すると凄まじい結果になっています。

 

しかしこれ、自己資本比率が低いのと同じことです。

 

 

総資産に占める自己資本(BS純資産の一部)のサイズが小さいから、それと比較した利益は潤沢に見え、多額の負債を含めた総資産から見ればちっぽけな利益に見えてしまうんですよね。

 

この2指標間に開きがあると、安全性に疑念が生じるということです。

 

では、この安全性問題をクリアしながら、収益力バツグンの企業を探すにはどうすれば良いでしょうか?

 

 

これに対するアンサーとしては、開きが小さく(詰まるところ自己資本比率が高く)、ROEも大きい、そんな企業をスクリーニングで見つけてみよう!ということになります。

 

試しに、SBI証券で絞り込んでみます。

 

〈抽出条件〉

・市場:東証P・S・G

・ROE:20%≦

・自己資本比率:50%≦

・PBR:0 ≦ 1倍

 

ROEは10%以上で十分優良といえるため、これくらいあればめっちゃいいな!と思える数値を指定。

 

ROEと自己資本比率のみだと件数がかなり出てくること、冒頭で説明した通り株価が絡まない指標であることから、今の株価の割安度を示す「PBR1倍割れ」を追加指定しました。


 

 

一気に絞られた…( ̄∇ ̄; )

 

 

ワクワクしながらざっと各社四季報を見てみましたが、収益がそれはそれは不安定な会社が多かったです。

 

今年はROEが高かったけど、来年は落ち込む企業、またその逆もあり。

 

過去爆益を出して以来不振で、取り崩しながら細々営業してるっぽい企業。

 

買った自社株を積み増して、合併狙ってる?という企業。

 

さまざまで面白い。

 

安定している企業を探すには、ROEを妥協し、経常利益の変化率などをミックスさせてスクリーニングしてみても良いかも。

 

なんにせよわかったのは、今割安な優良株はマジでないということ。

 

みんなが投資なんて見向きもしなかった時代ならゴロゴロあったかもしれませんが、投資が流行っている今、多少何かの数値を妥協して、みんなが気づいていない将来爆益株を探す必要がありそうです。

 

そのためには中身の事業内容、資産の使い方などを細かくみていく必要があり、一様にすんなりと語れるものではないのです。

 

 

ここからは補足で、今回スクリーニングで使用した2指標を同時に上げることがなぜ難しいのか?ということについてですが、単純に指標の計算式を見比べると明白です。

 

 

 

自己資本を小さくするとROEは上がりますが、自己資本比率が下がってしまいます。

 

これを、十分な自己資本比率を維持しながらROEを上げたいとなれば、圧倒的な収益力を実現し、最終的に残る当期純利益を爆発的に伸ばさなければ両立し得ません

 

しかもそんな銘柄が今割安で、これから期待できる。

 

うん、今は厳しそうですね。笑

 

 

とはいえ、調整局面に入った日本のマーケット。

 

定期的にスクリーニングでチェックしながら、目ぼしい銘柄があればウォッチリストに入れ、監視したいものです。

 

確信できるまで動かないのもまた戦略。

 

グレートグロース狙いのちょっとアブナイ投資もまた醍醐味。

 

難しい今の相場と、うまく向き合っていきたいものですニコ

 

自己資本は、会社が事業を行なっていく上で活用する資産(資金の運用形態)を入手するための資金のうち、債券・借金と違って「返さなくてよいお金」です。

(自己資本≒純資産)

 

  

 

 

この純資産、自己資本がゼロやマイナスになっても、銀行からの借入などを含む「負債」を期日までに返せている限り、企業は倒産とはなりません。

 

自己資本を潤沢に蓄えている会社はそれだけ余力があり、世の不景気や事故、突発的な損失を喰らっても、持ち堪えることができます。

 

それだけ、株主価値(自己資本とは株主が払い込んだお金や、資産から生み出された利益で株主のものとしてカウントされるのでこう呼ばれます)はどんどん減少していくということになりますが。

 

そのため自己資本比率(総資産に占める自己資本の割合)が高ければ高いほど、安全な投資先と言えるんですね。

 

しかし、この自己資本比率が低い会社に投資した方が良いケースもあります。

 

単純に言うと、

 

リスク取ってもがっつり値上がり益狙いたい〜!

 

って時です。笑

 

銘柄の目利きができないうちは、ただ危ないだけですのでやめておきましょう。

 

 

ではなぜ自己資本比率の低い会社のほうが株価が上がりやすいのか?ということに対しての回答ですが、

 

負債が大きいほど、自己資本が小さいほど、株主価値が少しでも増えるとその影響が大きくなるから

 

ということになります。

 

わかりにくいので例を挙げてみます。

 

総資産が同程度のA社、B社があったとしますね。

 

 

【2023年】

A社:(総資産/負債・純資産)=(100/80・20)

B社:(総資産/負債・純資産)=(100/20・80)

 

この財務状況だと、負債が少なく純資産がたっぷりあるB社の方が、投資先としては安全だと言えそうですね。

 

そしてこの2社、1年間いろんな企業活動を頑張って、それぞれ20ずつ自己資本(生み出された利益は純資産、自己資本にカウントされます)を増加させることができたとします。

 

各社の資産状況は、

 

【2024年】

A社:(総資産/負債・純資産)=(120/80・40)

B社:(総資産/負債・純資産)=(120/20・100)

 

となりました。

 

この時の、純資産、自己資本の増加率に注目してほしいんです。

 

 

A社:20→40(2倍!!びっくりびっくりびっくり

B社:80→100(うん、1.25倍爆笑

 

A社、凄まじいですよね。

それだけ好成績を残せた時のインパクトは、アブナイと思われていた会社ほど大きいです。

 

万一の時の覚悟を持って投資するのなら、思いっきり投資の醍醐味を味わえそうですよね(良くも悪くもw)

 

昨今の新NISAブームで「まずは自己資本比率の高い安全株から」と思っている初心者の方も多い中、お宝探しのようにまだ誰も気づいていない、自己資本比率は低いけど実は優良な株を探し出すことができれば、ハイリスクハイリターンな投資を楽しめます。

 

ただそんな銘柄を選ぼうとする時は、心に留めてほしい注意点が2つあります。

 

 

1つ目、株価と純資産(一部自己資本)は比例するわけではないということ。

 

つまり単純に純資産がたくさん増えても、企業がいい使い方をしていなかったり、投資家から注目されて株が買われることがなければ、株価は上がりづらくなります。

 

去年東証から改善しなさいとお達しがあったように、PBR1倍割れは普通にあります。

 

PBRは、株価/1株あたり純資産で求められる倍数で、会社にある純資産を一株あたりに換算し、今その何倍の株価がついているか?ということを表した指標です。

 

そもそもこの指標が存在すること自体、株価と純資産は比例するわけではないのですが、生み出した利益を含む純資産がたくさんあるのに株価が安い状態が存在するから、ファンダ派の投資家は「割安だ」と判断して買いを入れるわけです。

 

純資産の使い道として、ざっくりですが、株主還元のための配当金や自社株買い、設備投資などをここから行なったりします。

 

うまいバランスで投資と株主還元をして、そこからまたしっかり利益を生み出している企業は、投資先としてとても魅力的です。

 

それがなされない限りは、ほとんど注目されず、自己資本の低さゆえに債務超過のリスクを抱えながら万年割安株となってしまうためご注意を。

 

 

2つ目、業績不振時のリスクは相当なものであるということ。

 

企業活動がうまくいっている時はそれだけ恩恵が大きいですが、その分うまくいかなかった時の下落リスクも相当なものです。

 

先ほどの例で言えば、各社20ずつ純資産を溶かしてしまったとすると、

 

【2023年】

A社:(総資産/負債・純資産)=(100/80・20)

B社:(総資産/負債・純資産)=(100/20・80)

 

        ↓↓↓

 

【2024年】

A社:(総資産/負債・純資産)=(80/80・0)

B社:(総資産/負債・純資産)=(80/20・60)

 

となり、元から純資産の低かった企業はそうでない企業に比べ、大打撃となります。

 

 

それだけ負債をたくさん抱え、純資産が小さいと、良くも悪くも影響が大きいことから、この考え方は負債のレバレッジ効果と呼ばれています。

 

少なくとも数年持つ覚悟がないのに、決算跨ぎをすることはオススメできません。

 

ほんと超順調に見せかけて悪決算を出してくる企業、ありますから…(実体験)

 

 

私は自己資本比率30%を下回る企業に投資したことがないのですが、慣れてきて、かつ確信が持てた時があれば挑戦してみたいもの。

 

安全な企業はそれだけヨコヨコorジワジワトレンドが続く実感があり、まさにリスクとリターンはセットだなぁと感じているこの頃です。

 

まだチャレンジは先になりそうですが、その時のためにいろんな企業を見て、経験を蓄えようと思いますニコ

今日で今年度も終わり…

 

ということで、転職してちょうど1年が経つ私がもっとも大切にしていること、「本業」について語ります。

 

投資の勉強ももちろん大事ですが、それは当たり前のことで、それによって本業が疎かになることの方がよほど危ないと感じています。(投資ではなく副業に取り組む時も同じ!)

 

「本業で手一杯だけど、安月給だしサブ収入ほしい」と考えている人に伝えたいこと。

 

大前提 〜良い投資をするための条件〜

 

良い投資には、「ど安定メンタル」が必要になります。

 

実際、億り人を達成している投資家さんには

 

・上がるつもりで投資してるけど、いつでも予想外の下げを想定して速やかに対応できる

・思い通りにならないことを感情抜きで受け入れ、依存・過度な期待をしない

・世の憶測に飲み込まれない

・焦りの気持ちが生じた時、自らを相場から引き離せる客観力

 

この辺りのことができるど安定メンタルを備えている人が多いです。

 

そしてこのど安定メンタルを実現してくれる大きな要因が、継続的な安定収入です。

 

 

安定収入向上こそ、収益基盤の要

 

しかも、継続的な安定収入を上げることは投資で大きな利益を上げるよりカンタンかつ確実で、手順を踏めば致命的にメンタルがすり減ることもありません。

 

たとえば、300万円投資して計50万円の利ざやや配当を得るというのは、「ハイリスクハイリターンの投資をしていればできること」と思われがちですが、不可能でなくとも継続的に毎年50万円以上プラスで勝ち続けることは容易ではありません。

 

安定収入がかつかつのまま投資を続けていれば、無理な取引をして最悪退場となることも珍しくありません。

というか、多くの投資家さんが「退場しないこと」を目標に掲げるくらいなので、実はありふれていると思う。

 

対して、年収300万円の人が元手(年300万円を稼げるという現在の評価額)を元に、年350万円もらえる会社に転職を成功させるというのはよくある話。

昇給がある程度ある会社なら、転職前にくらべ年50万円以上確実に増えるため、かなり豊かになります。

 

私が転職をした時のように、未経験への転職にチャレンジする場合は年収ダウンが一般的ですが、これまでの経験を活かし下記のような企業へ転職すれば、ほとんどリスクなく全体の「自分収益」を上げることができます。

 

・より高単価な商品、サービスを提供している企業

・大企業(福利厚生の充実、万一の時の保障が手厚いため、支出減)

・企業の収益増加を、きちんと社員へ還元する企業

・離職率が低く、優秀な社員が定着している企業(無駄な採用費をかけずに済むため)

 

財務を学ぶ中で肝に銘じていることの一つ、企業審査のときは

 

「いかに下手な投資や資金流出をせず、資産を効率よく運用できているか」

 

という点をかなり重視していますが、転職でもそういった企業を対象とし、自身もそうなっていくことで経済的な豊かさは近づきます。

 

 

私も修行の身

 

ここからは一つの経験談として個人的な話になります。

 

これら重要なことに気づいたのは、去年転職を果たして、今勤めている企業の良いところと、他と比べて劣っているため改善できるところを意識するようになったから。

 

足るを知るとか、あるものを数えるとか、そういった思考も現状を変えられない間は必要ですが、変えられるものは変えて改善しない理由がありません。

 

人と同じく自分にとっての企業にも完璧は存在しないものの、特に「総合的に今よりいい企業には必ず巡り合えるだろう」と思うのなら、何もせずとにかく耐えるばかりではとてももったいないです。

 

安月給であればあるほど今の会社にこだわる必要はないし、人として尊敬できない態度を取るメンバーがいる環境ほど、居続けてはいけません。

 

実力に見合った対価をもらい、今自分が持てる力(スキル)を企業のために提供している状態が本当のあるべき姿です。

 

私が去年の企業選びで反省している点、今の企業に足りないと思っているところと、改善のための施策(もし転職するなら確認したいこと)はざっくり下記です。

 

____________________________________________________________________

・とても温かい人が多いが、プライベートに干渉しようとする人も多い(俗にいう「アットホーム」な雰囲気。笑)

→就業時間外に必須な事項、行事関係

・現状に何も疑問を抱かず、これまでのやり方isベストな空気(仕事増への耐性↓)

→最近の改善事例、ミーティングや会議、面談の頻度時間、朝礼の有無とあるなら内容(これほんとに企業の顔でる)

・金払いの悪さ(過去最高業績更新、でもまるで物価高などなかったかのように昇給に無関心)

→物価高での給与見直し検討の有無

・離職率減に向けての労働環境改善ゼロ(採用のためのコスト、教育のための時間が嵩み、中にいる人がずっと楽になれない構造)

→一定期間の離職率

・スキル習得養成所のように若いメンバーが2、3年勤めて辞めていくため、メンバーの高齢化

→社員の年齢構成

____________________________________________________________________

 

面接終盤の質問タイムの内容、迷ってる場合じゃねぇ全部聞け真顔

 

な勢いですよね。

*聞き方は工夫しよう

 

こういうのがゴロゴロと出てきたのは、一度転職をしたからです。

 

経験に勝るものなし、転職って自分収益アップ×最適化のチャンスだ。

 

 

転職活動ならいつでもどこでもタダでできる

 

転職活動って、実際に書類提出して面接を受けにいくことだけじゃないです。

 

転職サイトに登録して求人を眺めるのも、とりあえず自分の今の市場価値を知ったり、転職するか否かを相談するためにエージェントと面談、通話をするのも、立派な転職活動。

 

ちなみに私はこれくらいのことは、就職転職した直後以外、何かしら不満が生じた時点で普段からやってます。

 

求人に記載のある応募に必須のスキルを見るだけで、だいたい何が求められていて、これができれば年収を上げられそう、ということがわかるだけで「いずれ転職しよう」と考えているなら全く違う結果になるはず。

 

企業が採用時転職支援サービスにお金を払っているだけなので、基本的に有料オプションやコンサルを申し込んだりしなければお金はかからず、メリットしかありません。

 

最近では本当に転職する態度前提で面接を受けに行き、自分にどんなスキルが足りないのか、何が求められているのかを知る活動を「エア転職活動」とか言ってるそう。

 

長く同じところで勤められるのも一つの才能ですが、私はぬくぬくエセホワイト企業から転職して振り返ってみて、いろいろ反省はあっても「転職しなかったらどうなってただろう」と本当にヒヤッとしています。

 

これからは市場価値が徐々に年収に反映されていくのは確実です。

 

投資に賭け一か八かの勝負をするか、本業比重多めで投資もぼちぼち頑張るか。

 

「二兎追うものは一兎も得ず」にならないよう、強みを活かせる配分で新年度からも一緒にコツコツお願いいたしますニコ

今週末、あいにくのお天気でしたが、実家でぐうたらすることに専念できたのでよかったです。笑

 

今月もいろいろ持って帰ってきたためその記録。

 

楽しんで見てってくださいな。

 

漆アンブレラボトル

 

先月父から、要らない?と聞かれて「何ソレ」ってなったモノ。

 

傘なのかボトルなのかみたいな。。

 

結局要らないなら使うわーと返事したため、自室入ったら置いてあった。

 

  

 

第一印象お菓子入ってそうな箱。

 

開封したら、漆ぬりの高級水筒。

 

  

 

   
 
飲み口はなく、蓋をあけたらすぐ入れられます。
 
底からキャップ上端まで23cmくらいあるけど、容量は300mLしか入らないらしい。
 
徒歩通勤勢にはちょうどいいサイズ。
 
でも…工場勤務なのにこれ日常使いするのなんか贅沢すぎんかww
(今まで2週間に1本くらいペットボトル飲料買って、空いたペットに水入れて持ち歩いてた😂)
 
高見えするから使って。とのこと。
 
まぁお手入れもそれなりに要りそうなので、百均で筒洗えるスポンジとかそれを収納するものとか、いろいろ揃えてから大切に使わせていただこう。
 
こういう長く使う前提のモノを集めると、途端に「丁寧な暮らし」感が出てきますね🍃
 

 

ベビーのころの記録

 

最近はしかが流行の兆しを見せてきて、麻疹の予防接種何回受けたっけ?という話になった時のこと。

 

「本人が持っておいた方がいいわね」

 

と渡された母子手帳。

 

  

 

乳幼児のころの記録がまんさいで、まじまじと見てしまう。

 

生まれた直後、保育器に入るほどの低体重で生まれてきた私。

 

いまや当時の自分の体重を超えるメスフラを振り回せる大人に成長しています。(細胞分裂すごいね)

 

  
 
髪の毛の生え方が遅かったらしい。

 

 

きゃわいいお菓子

 

チーズが苦手な母、パートで務める職場を退職される方からチーズのお菓子をいただいたらしいので、チーズ好きな私がかっさらってきた。

 

DROOLY(ドローリーって読むらしい)です。

 

   
 
退職されるパートさん、一人に一箱ずつ渡しちゃうのすごい気がする。
 
ラングドシャにチーズ味のチョコレートが挟まれたお菓子。
 
お味はかなりチーズ。たしかにカマンベールの風味が強いです。
甘さはそんなにない。
 
チーズ好きにはおすすめですが、苦手な人はチャレンジを控えた方が無難。。
 

 

売れ残った品

 

妹が薬局のお姉さんをしており、期限切れのため社員に分配されているらしい保存食たち。

 

 

   

  

カンパンの方は角砂糖付きです。

 

五目ご飯の方は、水とお湯で調理でき、水分の量をお好みでご飯、雑炊にしていただけます。

 

味が濃いめで結構おいしい。

 

期限切れ品なのですぐ食べちゃいますが、スプーン付きのため、非常食としておいておくのにとても良さそう。

 

非常時は「おいしい」と感じる食事をとることさえ難しいらしいので、ありがたい技術の進歩🙏

 

 

 

今回はかなり多彩でした。

気になる品があればチェックしてみてくださいニコ

長期で株を持つとなると相場によるので、あくまで短期での話でしょうが…

 

今株を買ったとして、これから上がるか下がるかなんてわからない。

当てずっぽうでも2分の1だよ!

 

みたいな話をたまに聞きます。

 

それもまぁほとんどはそうなるんだろうと思います。

 

考えて投資したとしても、うまくエントリーできる人がいる一方、

 

・できるだけ安く買いたいので安値圏買い

→まだ全然底じゃなくて下落トレンド途中だった

・利益取り逃がしたくないので上昇トレンド便乗買い

→実は天井や値動き山頂だった

 

みたいなことがザラにある(翻弄される人がいつも振り回される典型例😇)ので、結局当たる予想は2分の1か、下手したらそれ以下かもしれません。

 

そしてさらに株の売買が簡単じゃない理由はここからで、投資は決済までがセットです。

 

買った後(もしくは売った後)、利食いのための決済か、損切りのための決済を実行しなければなりません。

 

しかも常に、利益>損失の不等式が成り立つように行わなければ、トータルで勝つことはできません。

 

しかし大半の人が損したくない得したいマインドで、

 

・小さな利益をたくさん積み上げよう

・損失は確定させるまで損失じゃない

・とりあえずプラスが出ている銘柄から決済

 

そんな逆の努力をして全く逆の結果を招きます。

 

そしてポートフォリオには塩漬け株だけが残り、いずれ動かせる現金もなくなるので身動きが取れなくなり、文字通り詰みます。

 

厳しくいうと2分の1なんてそんな容易いことはなく、収支プラスにすることさえ難しい手法が個別株投資です。

 

ましてや、指数を買っておけば達成できた%を超えることなんて、実はもっと困難です。

 

初心者や投資を始める前の方はよく

 

目がハート 倍々ゲーム!

ニコニコ 億り人何年で達成できるかな?

 

みたいなイメージを抱くのですが、そのレベルを実現するには、

 

・少数銘柄に一括集中投資を行い

・それがダブルバガー、トリプルバガーになり

・かつ理想的なタイミングで売買を完了

 

しない限り難しい、甚だ夢物語なお話…ということが、投資を始めてみるとわかると思います。

 

なのでよほど良い相場でない限り、そこまで投資に情熱やエネルギーを注ぎ、入れ込む気のある人以外は、インデックス投資をやっておく方が100倍いいということになります。

 

ワクワクな世界線、残念ながらそこまで簡単にはたどり着けないようです。

 

それでも本気でNISAの成長投資枠、信用に取り組みたい投資マニアの方がいれば、一緒に頑張りませうグラサン

いやぁ、年度末ですなぁ。

というわけで、今期個人的に注目した個別株ニュースを医薬品中心に寄せ集めました。

 

本業が製薬のため、よくこの界隈にいる者です。

 

基本的にほぼ好調な企業のため、あとは今割安か否かくらい気にしてもらえれば。

 

 

私の独り言メモも含んでおり、スクショ手抜きで失礼。

 

中でも大塚、小林製薬は優良企業なのに今さほど高くない感があり気になってます。

 

チャート的には大塚が緩やかな上昇トレンドで好感持てる。

小林製薬は過去さかのぼっても安値圏にいるので、転換確認後か短期目的で投資してみたいと思っているところ。

 

業界にいるとめっちゃ感じますが、大塚って製薬の王様感すごいんですよね。

何かといつも多品目シェアNo. 1。みんな飲んでるレバミピド。

私たち受託組も、大塚様からお仕事いただけるとなると、え!!あの大塚!?てなります。笑

 

最近は杏林も見てみてます。

足形がすごくわかりやすいんです。

 

 

普段はファンダ派であり、テクは感覚な私でもわかるほどキレイな形。

(ちなみに移動平均線はトレンドがある時のみ見てます)

 

上昇途中、下落途中にだましもありますが、過去値を見つつ、イケる…!と思う場面があれば入りたいところ。

 

 

番外編として、今ガチホしているorこれからゲットしてガチホしたい銘柄。

 

・富士製薬(何度か言ってる)

・あすか製薬(富士製薬と合わせて女性医療2大巨頭)

・キッセイ薬品工業

 

上2銘柄は女性医療領域拡大を目標にがんばっており、単純に市場自体も拡大することから期待しています。シナリオ崩れたら売る。

 

キッセイさんは杏林と同じく過活動膀胱治療薬を主力としている企業。

 

23年3月期までは赤字続き、営業CFも大幅マイナスだったのですが、24年は黒転し、大幅に伸長する見込みになってます。

 

それもそのはず、企業規模の割に新薬開発が爆発的なんです(興奮)

 

なのに、まだかなり割安なんですよね。

 

3月末までの自社株買いによりじわじわ上がってはきてますが、ほとんど自社株買いによるものなら一時的に動きが鈍化するかもしれません。

 

製薬セクター自体が、また不景気でもこないと人気は出づらいのかなぁとも思います。

 

物色の順番が回ってきたら早そうな株、という所感を持ってます。

 

2月に慣れない逆張りをやり、結構ひどい負け方をしてるので、祈りたいところ。(やはり順張りは正義)

 

 

今期株を初めて注目した株たちのあっさり紹介でしたニコ

理論上、もちろん紙切れになりますよ。えぇ。

 

でもそんな会社を避けて投資することはできます。

 

これについて語るには、基礎的な財務の知識が必要になります。

 

できるだけザックリ書いてみたので、興味があればがんばって最後まで読んでみてください。

 

 

財務三表とは?

 

会社の会計で用いられる表、そして私たちがその会社の資産状況や経営状況を把握するのによく見る表は以下の3つです。

 

①貸借対照表(BL、バランスシート)

②損益計算書(PL)

③キャッシュフロー計算書

 

他にも財務諸表はきっとあるのだろうけど(知らんけど)、これを見とけば会社のことが大体わかる主要な表のため、財務三表とか言ってまとめられてます。

ファンダメンタルズ重視で投資をしている人がよく着目するのもこの表たちです。

 

それぞれの概要をば。

 

①貸借対照表

 

今その会社にどんな性質の資産がどれくらいあるか?を示した表です。

 

 

上場企業の決算短信を開いて下にスクロールすると出てくるこんな見た目をした表で、2ページにまたがっていますが、セットで見ます。

 

大きくわけて、左側が資産、右側が負債と純資産の部。

 

右側は「左側の資産をどこから調達してきているか?」を表しており、常に

 

資産=負債+純資産

 

という関係が成り立つため、バランスシートとも呼ばれています。

 

もうちょっとわけていくと、

 

左側、流動資産はすぐに現金化できる(もしくは現金)資産

   固定資産は機器、設備、土地など通常すぐ現金化しない資産

 

右側、負債の部は期限付きで必ず返済しなければならない調達方法(他己資本)

   純資産は返済しなくてもよい調達方法(自己資本)

 

です。

 

私たちが投資したお金は自己資本に入ります。

 

前会計期間の実績も併せて載っているため、各項目(勘定科目と言います)をググり、3ヶ月前と比べてどの勘定科目が増えたか、減ったかに注目することで、資産状況の変化もわかったりします。

 

②損益計算書

 

会社が1年ないし1四半期(上場企業は3ヶ月に1度の開示が求められます)、どれだけどんな利益を上げて、損失を出したのかがわかる表です。

 

 

重要なのは、売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益

重要なので会社四季報にも載ってます(四季報の純利益履歴は年間)

 

売上高は費用とか無視した売上全体の金額です。

1万円お客さんにキャッシュバックして3万円の商品が売れたとすれば、3万円が売上です。

変な話、3万円キャッシュバックして3万円の商品売っても、売上は3万円です。笑

 

そこから本業にかかわる費用を加味して営業利益が出ます。

 

わかりやすいところで言うと、原料費、人件費、広告費などなど。

 

そしてさらに本業以外の活動で出した利益、損失を計上して、経常利益が算出されます。

 

こちらは投資損益、受け取った利息や支払った利息などなど。

 

そうして残った経常利益からさらに税金や特別に発生する損益を足し引きして、残ったのが純利益です。

 

後に書きますが、ここまで見た貸借対照表と損益計算書のつながりが重要です。

 

損益計算書で最後まで残ったピュアっピュアな利益は、貸借対照表の純資産に貯めるか、投資に回すか、株主に還元する(増配とか)ことになります。

 

③キャッシュフロー計算書

 

①貸借対照表の中で、キャッシュ(現金)にかかる部分が重要なので、これの出入りについて詳細に説明したのがキャッシュフロー計算書です。

 

こちらは四半期ごとではなく、1年ごとに開示されています。

 

 

大きくわけると、営業活動によるキャッシュフロー、投資活動によるキャッシュフロー、財務活動によるキャッシュフロー

 

営業活動によるキャッシュフローは、その名の通り本業で出入りしたキャッシュに関する部分。

ここは成長企業でない限り、通常プラスでないと事業を継続する必要性がないということになってしまいます。

 

投資活動によるキャッシュフローで出入りするのは、よくイメージされるところで言うと、新しく店舗を構えたり機械を揃えるなどの設備投資、そして有価証券を取得する(子会社や関連会社にする)M&A目的の投資など。

 

どんなことに投資をしているのかを見ることで、その会社の方針がよく見える部分です。

 

営業活動で生んだキャッシュの範囲内でまかなえているのが理想ですが、成長企業はその限りではありません。

 

最後の財務活動によるキャッシュフローは、他2つのキャッシュフローを計算した後生じた余剰や不足をどこに使ったか、またはどう調達したかを表す調整部分です。

 

少しややこしいのは、不足している時は新たにキャッシュを取り入れる(借金など)ためプラスに、余っている時はどこかへキャッシュを支払うためマイナスになります。

 

各表の関係

 

三表を繋ぎ合わせると、こんな感じになります。

 

 

三表の中でも貸借対照表、損益計算書は全体を俯瞰できるため、よく見られています。

その分学習範囲は膨大ですが、キャッシュフロー計算書は今回説明したものだけで投資先の決定には十分です。

 

 

さらに、投資リスクに関するお話に重要な点を挙げておきます。

 

【赤字の定義】

赤字とは、支出が収入を上回ることです。

売上高やその他諸々の入金より、費用やその他諸々の出金が多く、一般的に営業・経常利益、純利益がマイナスになることを呼んでいます。

 

【利益が増えても現金が増えるとは限らない】

ちょっと細かい話で、資産として①貸借対照表に計上される売掛金という勘定科目があります。

これは「商品は提供したけどお金は後で徴収するよ」という資産になるので、利益として認識はしていますが、実際にその時点で現金が入ってきているわけではありません。

 

安全な投資をするために確認したいこと

 

では、ここまでの知識を踏まえて「倒産しなさそうな会社」を選びます。

四季報でチェックできるものがほとんどなので、ルーティンのようにチェックできるようになればパーフェクトです。

 

 

🔸自己資本比率が高い会社を選ぶ

 

自己資本比率は、自己資本を総資産で除したパーセンテージです。

自己資本は「返済義務のない資金調達の方法」でした。

そのため、不景気により一時的に利益が伸び悩むことがあっても、自己資本を潤沢に蓄えていれば、自由に使えるお金として取り崩しながらも持ち堪えることができます。

 

目安としては全体平均が40%程度(業種により異なる)なため、それ以上あれば特段問題ないと考えます。

 

🔸有利子負債の少ない会社を選ぶ

 

有利子負債は貸借対照表「負債の部」に含まれる、利子をつけて必ず返さなければいけない借金、社債です。

ここが膨らむと債務超過となり、いずれ倒産する確率が高くなります。

 

目安としては自己資本以下、または総資産の50%以下が望ましいと言われています。

 

🔸営業キャッシュフローがプラスの会社を選ぶ

 

営業活動をしている中で、キャッシュが目減りしていく、ましてやマイナスに陥っている会社は、安全な投資先とは言えません。

成長企業に投資して大きな利益を狙う等の目的がない限り、マイナスとなっている会社は避けることをオススメします。

 

🔸配当性向をチェックする

 

通常半期に1度、株主へ支払われる配当は、最後の最後に残った純利益から支払われています。

この利益の中からどれだけ株主に配当として還元したか?というパーセンテージを配当性向といい、配当額を一株あたりの純利益で除して求めます。

 

株主還元も大切ですが、無理に配当を支払うことは、結果的に純利益が含まれる自己資本を取り崩すことになり、安全性は弱まります。

 

年明けに世間を賑わせたあおぞら銀行もその類で、直近の配当性向が100%を超えていました。

 

🔸「キャッシュなし資産」が膨らんでいないか確認する

 

前に出てきたように、利益が増える=現金が増えるわけではありません。

利益は増えていても、現金が足りなくなって借金が返せなくなる「黒字倒産」もあり得ます。

財務諸表を見るのに少し慣れたら、貸借対照表の左側に売掛金、未収入金、在庫関係などの項目が膨らんでいないか、点検してみます。

 

それでも倒産したら

 

これだけの項目をしっかりチェックし、ついでに利益が増加傾向か?も四季報で見ておけば、会社が傾くことはなかなかないはずです。

 

ただ万が一、万が一ですよ。

 

何かの間違いで、急速に需要が減り、当該事業一本だったとしたら…

 

テーマ投資など証券会社が扱うセット商品を購入し、その中に危ない株が仕組まれていたとしたら…(実体験)

 

大丈夫、即時紙切れになるわけではありません。

 

 

倒産する会社は上場廃止となりますが、上場廃止する前に猶予期間が設けられています。

 

取引所がいったん整理銘柄として1ヶ月間指定するため、その間株価はどんどん下落しますが、売ることはできる模様です。

 

上場廃止となってしまうと売ることが難しくなるため、ここで諦めて売ることになります。

 

なお整理銘柄の前段階もあり、「上場廃止となるおそれのある銘柄」は監理銘柄として指定されています。

 

こちらは最近、三菱商事が上場廃止を発表したローソンが載っていますね。

 

なんにせよいくらでも損はしますが、株式を紙切れにしてしまうのは余程の放置プレーヤーくらいです。

 

 

安定経営の会社が良い投資先とは限らない

 

銀行預金だと目減りするから、安心して投資できる会社に投資して配当年3%を実現したい…という人にとっては、ずっと持ち続けられる、限りなく倒産する確率が低い会社に投資することが良い選択となるでしょう。

 

ただし、これまでに上げた条件をすべて満たすような会社は規模も大きくなっていることが多く、値動きは落ち着いており、株価も右肩上がりということはあまりありません。

 

値上がり益をしっかり取りたい場合は、純資産から積極的に投資をしてでも、継続的に利益を伸ばしていく会社への投資が望まれます。

 

その場合、自己資本は大きくなりづらいですから、安全性も高くはありません。

 

新規事業にお金が必要で、有利子負債も多少膨らんでいるかもしれません。

 

グロース市場にやっと上場した会社は、数年のうちに吸収されたり潰れてしまうかもしれません。

 

そんな数ある企業から成長を信じられる企業を選び抜き、投票できるのも投資の醍醐味。

 

安全性と事業拡大や既存事業への投資は両立しづらいところがありますが、自分の中で好みのバランスを探りながら投資を楽しみたいものですねニコ

今私はほとんど一人暮らし用のマンションと思われるちいちゃい部屋に一人暮らししています。

 

先日、向かいの部屋に子連れの家族と見られる人たちが越してきたっぽいんですよね。(その後全くうるささを感じないので、引っ越し当日誰かの部屋を一緒に覗きにきただけかも…)

 

で、「あの子たちは子供部屋とか個人のプライバシーとかなく生活していくのか」となんとなく感じた時に思い出した感情について、休みがてら書き殴りです。

 

私の両親はもともと、父が大企業管理職(一番長い時間を占めた職業)、母が専業主婦(前と同じ)でした。

 

私が中学生になるまで転勤族だったのですが、中1のときマイホームを構えることになり、兵庫県内での引越しを最後に転勤族生活が終わりました。

 

マイホームは至って一般的な規模で、和室、リビング、キッチン+2階に3部屋、母と姉妹で一部屋ずつ。

 

車は中古ですが、ドライブ好きな父は好きな車種を購入。

 

暮らしぶりとしては、母が専業主婦だったため、身の回りのことを何一つ気にせず勉強に取り組めましたし、比較的お金のかかる習い事もさせてもらっていました。

 

妹はあるだけ使ってしまうので通常のお小遣い制でしたが、私は上限がなく、「必要なら言いなさい」制。

 

節約なんて考えたことがなく、好きなものを食べ、十分すぎる生活。

 

のはずが…

 

 

高校に進学後、厳しい環境の全日制で卒業することが難しかった私は、通信制に転学しました。

 

経済的にキツキツの家庭では「合わないから」と言って気軽に転校できないのか、裕福な家庭の子が多かったように思います。

 

そこで「学校の友達との比較」が始まりました。

 

これも結局、いろんな人がいるということを理解するいい経験にはなったので、運がいいのか悪いのかわかりませんが、それにしても富裕層ばかり。

 

・パパが大学病院勤務の医師

・パパが上場企業の代表取締役社長

・犬◯匹、猫◯匹飼ってる

 

ちょっと今はうろ覚えなそんな世界でした。

 

振り返れば、バイトに励みながら夢を目指す子や、16歳で母になるような子もいたのですが、激しいバイアスで全く目に入りません。

 

そんな時期に父の早期退職(実はFIREだけど誰も父と会話しないので無給になると勘違い)の影が見え、「進学は2年制にした方が良いかも」と母上から告げられました。

 

実家から通える国公立ならば大学に行けたはずですが、あろうことか勉強できない問題を経済的に不自由問題に置き換え、すべて「家が貧乏だから」と諦める始末。

 

一方でなんの障壁もなく私大理系に進学を決める友人たちが羨ましく、当時人生で一番大きいとも思える挫折感を味わいました。

 

今思えばひどい話です。笑

 

そんな「うちは貧乏だから何もできない」という勘違いを覆すには、長い年月を要しました。

 

一つはやはり、人との出会いが変えてくれました。

広い世界を知ることは、自分の中で許容度を上げてくれます。

 

専門に進学後は打って変わって、苦学生の割合が多くなりました。

 

兄弟が多いので夜はバイトで勉強ができない子

 

お父さんが病気で倒れ、もはや徹夜で夜勤をこなし授業中が睡眠時間の子

 

でもどんな状況であれ、卒業して仕事を見つけなくちゃいけない。

 

社会人になった後も、親が管理できない人だったためによくライフラインが止まっていたという話をする上司までいました。

 

もう一つは、偏りすぎていた思考を正したこと。

 

今では「そりゃあ鬱々とするよなぁ」と思えるのですが、自分より恵まれている人、持っているものが多い人、現在の実力が上の人だけを見て、不幸になる癖がありました。

 

身近にケタ違いの比較対象がいるのだから仕方ないですし、当時スマホを持たなかった私が気付けるきっかけなどなく、やむを得なかった部分もあります。

あの時の自分は自分で、そう言い訳をすることが精一杯でした。

 

現状に満足しなければいけないわけではないし、世の中は確実に不公平ですが、しんどい気持ちを「自分の素直な欲求」と捉え、ちゃんと取り組んでいけば着実に近づけるという心のあり方は安定をもたらしてくれます。

 

皮肉ですが、現実を受け入れられず遠ざけるほど、現実に引き戻されるんですよね。

 

もちろん広い世界には、家庭環境が通常と異なったり、どうしても受け入れ難い現実も存在しますが、一般的な範囲であれば親が完璧でないことさえ受け入れなければ進めません。

 

今の自分にとってパーフェクトな環境じゃなくても、今自分が持つものと持たないものを見つめない限り、必要なことから目を背け続けます。

 

一時的には痛みを感じても、結局それでするする解決の糸口が見えるようになると楽しさに変わってきます。

 

それが脱メンタル貧乏の入り口です。

 

少し厳しい結論になってしまいましたが、個人的「苦しかった頃の話」でしたニコ