2018年2月2日、クアラルンプール2日目。 | 滋賀・高島の機屋・サダ杉岡のブログ

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滋賀の高島という地域で機屋をしている今年53歳の男のブログです。
仕事のこと・家族のこと・日々の日常で感じたことなどを綴っております。
大したことは書いておりませんが、それでもよろしければご覧ください。

今回のクアラルンプールの滞在は、3日間です。


とにかく、見本の布生地をデザイナーさんのセレスに届けること。


そして次への需要を探ること。


それらが目的でした。


春節・チャイニーズニューイヤー・CNY・などなど、色んな言い方がある再来週までに、どうしても間に合わせないといけない布生地として、「高島ちぢみ」をご指名いただいて、本当によかったと思います。


セレスさん、というデザイナーさんの旦那さんのジェイムスさんに、恐らく多忙であろうに、多分に相手をしていただき、本当に恐縮なのですが、朝ごはんを一緒にいただきます。


朝から、バクテー!


バクテーは、最近の日本でもマレーシア・シンガポール料理が流行ってきているのを受け、都市部を中心に、お店で食べられるようになって来ています。


肉骨茶、という文字が当てられるので、元々は多分、中国料理だと思います。


シンガポールでは白いスープ(胡椒と塩?)ですが、こちらマレーシアでは、茶色い、黒いスープです。


腓骨麺、というラーメンを、昨年台湾の新竹で食べることができましたが、その腓骨麺の麺がなく、スープのみで、しかもあっさりしてる、という感じです。


日本人には、「お鍋」をイメージすると早いかもしれません。


お茶とハーブで鳥を何時間も煮込むんだ!とジェイムスはアツく語ります。


奥さんのセレスは、この茶色い、黒いスープのバクテーに関して顔をしかめるのですが、なぜだろうと思って聞いてみたところ、セレスさんはシンガポールの人で、旦那さんのジェイムスさんはマレーシアの人だ、ということで納得をしました。


というわけで。


旦那さんのジェイムスさんと、二人で朝飯から、バクテーを。


「わたしの父も常連なんだ。」


と、ジェイムスはおっしゃいます。


「この辺がオールドタウンなのは、見てわかるね?前のビルがあるだろう?そこのビルのオーナーは知り合いで、この辺りを取り仕切ってたんだ。昔より治安はよくなったよ。」


というようなことを聞きながら、ろくに英語で返せず、バクテーを待つわたし。


看板は、日本語でも書かれています。


「昼間は、日本人の観光客の人が多いよ。」とジェイムスはおっしゃいます。


こちらの、女将さんともお知り合いの様です。


「信頼する人がうまいというものを食べることには間違いがない」


という諺を、最近のわたしは感覚でつかんでいます。


お茶をついでくれるジェイムス。


優しさが半端ない。


惚れてまうやろ。


鍋が来る前に、おあげさんを出汁に浸したものと、乾いた厚揚げが前菜としてやって来ました。


これらがまあ、うまいのなんの。
 

土鍋登場!



こちら、前述の前菜さん。


おあげさんは出汁に、厚揚げはにんにくなどを混ぜた醤油だれに浸して、ご飯に、オン。


間違いないやつ・・。


で、バクテー。


熱々の、お肉と野菜。わたしは普段から白菜が好きなので、本当においしい。


揚げをこちらにも浸して、食べます。


「オーストラリアに、留学した友達が、帰って来てまたオーストラリアに戻るとき、彼はどうしたと思う?」


「IDONノウ」とわたしはいう。


「ジップロックに、バクテーを凍らせて小分けしてもって帰ったんだよ!」とジェイムスは言う。


何となくわかってたけど「オーマイゴッド」というわたし。


ふるさとの味は、そういうものですよね、ジェイムス。


うなずきながらバクテーを食べるわたし。


日本で食べたものより、あっさりしてるぞ!


まさに「お鍋」。


好きやわ、バクテー。あげさんを白菜と肉と共に食べるのが大好き。



ごちそうさまでした。


完食。


途中から、ビジネスに向かうジェイムスは、わたしの方にうまそうな部分をくれて、わたしは食べすぎな感じです。


ごちそうさまでした。


これが、日本語がすごい看板。


わたし、納得。


絶対に人をつれてくる自信があります。


ちなみに、奥の方もお隣、バクテーを供されています。


重ね重ね、ごちそうさまでした。


件のエリアを、後にします。


ホテルに戻り、今度は奥さまのセレスさんが迎えに来てくれるまで、部屋ですごします。


腹一杯。


ジェイムスいわく・・


「バクテーを食べると、昼飯を食べなくて良いんだ、量が多過ぎ(ツーマッチ)だろ?」


その通りです。


部屋に戻るまで、リッツカールトンを散策します。




玄関横の椅子。



フロントデスク。




なぜかいっぱいある、ソファー。



謎の筒状の部分。




あまりに往来がおおく、座ることがためらわれるソファー。


こちらも、ソファー。


部屋に戻り、国際電話を受け、来ていたメールへの応対をして、会社に来ていたファックスへの応対をして、出来ないことは、ヨメと会長にたのみ、高島晒の平山くんにもお願いして。


二時間ほど、バタバタと仕事を。


この部屋のデスク。


最高だ・・。


セレスに迎えに来てもらう、11時前。



フロントデスクの日本人向けスタッフ?「バトラー」?さんの女性の方に、お願い事をします。


留守中、来られた方に、渡してもらいたいものを依頼。


何という、素晴らしいおもてなし。


フジタさんとおっしゃる方のホスピタリティーに心打たれつつ、またマレーシア観などをお聞きしつつ、わたしはセレスの迎えを待ちました。


セレスのショップに向かい、用事をしてから、ラジオ局に出向きます。


(たぶん続く)