昨晩はよく寝られました。
カプセルホテルですが、大浴場とか、シャワーとか、トイレの快適さは通常のホテルをはるかに凌ぐものがあります。
確かに
同じ服、部屋(カプセル)の狭さ、隣との近さは「独房」にも似た雰囲気はありますが、飛行機の中ではここまで快適には寝られません。
まさに「FIRST CABIN」の名前のとおり。
5時前に起き、大浴場でお風呂を浴び、髭を剃り、歯を磨き、身支度を整えます。
6時前に自宅にメールをすると、
「まだ日本やったん?」
とヨメが返信をくれます。
・・言うてたはずやけど、伝わってない?
気を取り直して、チェックインをします。

マレーシア航空のチェックインカウンターは日によって度々変わります。
今回は、「D」。
読めなかった。

無事にチェックインを済ませ、保安検査、イミグレーションも通過。
かなり早めの時間ですが、保安検査は既によく混んでいました。
先日の成田空港を経て鑑みてみると・・関西空港は、少し、保安検査に関して厳しい気がします。
人も多く思えるから、余計に、かもしれません。
搭乗口は、13というゲート。
今まで、この辺りから飛んだこともあるのでしょうが・・。
記憶がない。

少し、今の環境を整理する時間が欲しい、と願い続けて早くも、5年ほどが経ちました。
5年前。
社長になる少し前のタイミング、なのですが、その時分からわたしはずっとバタバタしてきた気がします。
新しい「すててこ」縫製品の作成、そしてAmazonでの販売。
出たことのない、国内展示会への単独出展。
今まで申請したことのない、補助金の類いの挑戦。
その申請に関わっての、経営革新計画の滋賀県への提出、そして近畿経済産業局への経営力向上計画の提出。
そして、その補助金を活用しての、織機設備の導入と、一部の入れ換え事業。
ソフト面では、新しい社員さんの募集と、採用。
新たな分野、先染めの「高島ちぢみ」の展開と、それに伴うこちらもまた新たな顧客の開拓。
そして、今回のような「海外展開」事業。
また、何より大事な、大切な、既存のお得意先様との関わり。
節目の時期、その都度ずっとわたしは自身に問いかけて来た気がします。
「大丈夫なのか、自分?」
「間違ってないのか、自分?」
「やり過ぎてないのか、自分?」
でも結局、自分自身は大丈夫、というしかその都度ありませんでした。
わたしの姿を映す鏡として、会長である親父さんと、仕事を手伝ってくれてもいるヨメからの意見や感想などを参考にしてきました。
まわりの同業者である、他の機屋さんの姿もずいぶんと参考にさせて頂きました。
ひとりでやって来てない、来れたわけではない、ということを、今さらながら、改めておもいます。
これからも、やっぱり今以上に人様に頭を下げて、偉そうにせず、自分自身の力量でなく、まわりの人たちのおかげでやってきたことを自覚し、再確認し、その上で生きていかないといけない、と思います。
(最近、海外へのひとりの旅で思い知ることになったのは皮肉なことですが。)
家族には感謝しないといけないな。
飛行機は、9時過ぎに乗り込む予定となっています。

トイレ。
デザイナーさん一家が、待っていただいていました。
(続く)