今日は、「思考のクセづけ」第4章『ストレスに負けない人間になる』の感想です。
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第4章では、『ストレスとプレッシャーはどう違う?』と『ストレスに対処する三つ方法』の2つの概要を紹介します。
『ストレスとプレッシャーはどう違う?』では、プレッシャーは目標や夢の実現に向けて、私たちを後押ししてくれるものとありました。
しかし、過剰なプレッシャーはストレスとなり、ポジティブな状況からネガティブな状況へと変わってしまうそうです。
しかも、同じ状況でも、プレッシャーと感じるかストレスと感じるかはその人の思考のクセに大きく左右されてしまうそうです。
本書ではストレスを『課された要求が、自分で対処できる能力を超えていることを認識できる状況』と定義しています。
プレッシャーなのかストレスなのかは人によって違うので、周りから見たら大したことでないのにうつの当事者にとってはとてつもないストレスになっていることはしばしば見られることだなぁと感じました。
でも、自分にとってストレスになっていることを認識できていると同じストレスでも対処できそうな気がしますね。
自分の能力を超えているかどうかをひとつの判断基準に状況を分析すると良いかもしれませんね。
『ストレスに対処する三つの方法』では、ストレスに対処するための以下の『三つのA』が紹介されていました。
① Accept(受け入れる)
② Avoid(回避する)
③ Alter(改める)
いずれの方法も『自分の反応』か『状況』のどちらかを変えるテクニックだそうです。
Accept(受け入れる)は自分の反応を変え、Avoid(回避する)とAlter(改める)は状況を変化させます。
Accept(受け入れる)では、『コントロールできないものをどうにかしようとして、時間とエネルギーを無駄にしないこと』がポイントです。
聞いたことがあるかもしれませんが、「ニーバーの祈り」ーどうか私にお与えください。変えることができないものを受け入れる心の静けさと、変えられるものを変える勇気を、そして、その違いを見きわめる知恵をーの精神です。
Avoid(回避する)では、『勇気をもって「いいえ」と言う』ことが大事なことです。
ストレスとなる状況を断って回避するということですね。
とは言いつつも、断るのはなかなか苦手で難しいものですよね。
断らずにストレスを受け入れるか断る勇気を持つかその時々の状況によって判断していくしかありませんねぇ。
断った際のことのなりゆき、結果はネガティブ思考の達人のうつ患者が想像するよりは良い結果になることの方が意外と多い気がするので、少しの勇気をもって断ってみるといいかもしれません。
Alter(改める)では、『少しの工夫で環境を変える』ことが重要です。
これは、もっと自分がコントロールしやすいように状況や環境を変えるということです。
ストレスの原因が良くない習慣によってもたらされているのであれば、その良くない習慣を改めて、ストレスに対処する方法です。
ストレスの原因に対して自ら主導権を握るように習慣を改めるということですね。
身に付いた習慣というのは恐ろしいもので、改めるのには大変な労力が必要ですが、やってみる価値があるかもしれませんね。
以上が第4章のまとめと感想です。
ストレスに負けない人間になる参考にしていただければ有難いです。
最後までお読み戴き、ありがとうございました。
いいねやコメントをしてくれると嬉しいです。
ではではー。