お葬式って。 | つれづれにっき

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12月に知り合いの方のご主人が亡くなられたので、

出張で東京に来ていた父と一緒に、お悔やみに行ってきました。


おばさまにいろいろと興味深いお話をうかがいました。

亡くなったご主人は、無宗教というか、

「神社に行っても鳥居はあえてくぐらない」という方だったそうで、

お葬式をするとき、急に仏教徒になるのも喜ばないんじゃないかということで、

音楽葬というものにしたそうです。

ご主人がハワイアンの音楽をやる方で、お酒が好きだったということで、

棺の前にウクレレとお酒を飾り、来場者にはお焼香ではなくて献花をしてもらい、

好きだったクラシック音楽をかけながらおくったとのこと。

そして出棺の時には、ハワイアンをかけて。

もちろんお坊さんのお経はなしです。


ああ、そんな形のお葬式もいいなあと思いました。

おうちには、レースをかけたテーブルに、写真とお花、使われていためがね、

それからお酒などが置いてありました。

戒名もつけなかったとのことで、ご位牌はなく、お線香ではなくスティック型のお香を

お供えしてありました。

ろうそくも、お仏壇によくある白いのじゃなくて、レストランにおいてあるような

赤いガラスの器に入った「キャンドル」。


70歳くらいにはなるご主人だったみたいなので、戒名をつけないことや、

仏教のお葬式をしないことなどについて、親戚などからいろいろ言われるかとも

思ったそうですが、三男ということもあって、逆に良かったよと言われたと

おっしゃってました。

お墓は、生前から気に入った場所に霊園を買ってあったということで、

そこに納骨をしたそうです。

納骨も無宗教でもできたそうで、お坊さんなしで、霊園のスタッフの人が

やってくれたとのことでした。


私は単純に、私も別に仏教徒じゃないし、お坊さんに来てもらっても意味わかんないし、

好きな音楽かけてもらう方がいいなと普段から思っていたので、

わかるなあと思って聞いてましたが、

一緒にいた父は、おばさんが席を外した時、

「位牌がないんじゃ何を拝めばいいの?」などと言ってました。

いやー、位牌を拝むっていうのがだいたい私にはぴんとこないんだけど・・・。

お写真があって、好きだったものがおいてあって、好きだった音楽をかけて

故人をしのぶ・・・こっちのほうがわかります。

名前だって、新しく戒名つけてもらわなくても、今の名前でいいし。

でも戒名つけないと、天国で道に迷うんだったっけな??


お葬式も、お仕着せというか、あるものを当たり前にするだけじゃなくて、

好きなようにというか、自由にできればいい、それだけかな。

でも、残った人がやるものだからなあ。

どんな亡くなり方をするかでもちょっと変わってくるし。


葬儀ビジネスっていうのもいろいろあるみたいですね。テレビで時々見るけれど。

その中で、生前の写真をいろいろ飾っておくというのがありました。

ふつうに長生きして、大往生した方なら、いろんな若い頃の写真を飾るのも

いいなあとは思うんですが、

私が経験したことがあるのは、まだ若い、4歳と2歳の子どもがいるお父さんが

急になくなったお葬式でした。

斎場の入り口に、まるで結婚式のウェルカムボードのように、

結婚式の時の写真、奥さんと2人の写真、まだ赤ちゃんの時の子どもとの写真など、

たくさん飾ってあったんです。

それには・・・・・今思い出しても悲しくなるけど、ちょっと切なすぎて、

むしろデリカシーのない演出だなと思ったのを覚えています。


そんなこんなを考えながらも、この週末も、家具を探してあっちこっちへ

行っていた私達夫婦でした。

そしてなかなか巡り会えず・・・・・うー。

家具探しのモヨウはオットのブログを参照


http://blogs.yahoo.co.jp/yuhki310