こないだ月岡芳年を見に行った際に、次は歌川広重だよって告知がなされていたので、早速行ってきました
歌川広重の「東海道五十三次」「浪花名所図会」「京都名所之内」のほか、その他の歌川一門の作品全55点が楽しめます。
さて、私は月岡芳年と甲乙つけがたいほどに歌川広重が好きなのですが、その魅力と言えば・・・
大胆な構図の切り取り方と、繊細な描写。
「ヒロシゲブルー」と評される藍色をはじめとする美しい色合い。
・・・等々が代表的な評され方だと思いますが、私は、彼の描く市井の人々の表情の豊かさも特筆すべき素晴らしさだと思ってます。
ぶっちゃけ言うと登場人物に「オモロい顔のオッサン・オバハン」がいる率がまあまあ高い。
そりゃ、描くテーマによりますけどね。
笑ってたり怒ってたり嘆いていたり、本当に細かいところまで丁寧に表情豊かに表現されています。
なのでこの日は、美術館が貸し出してくれた虫眼鏡を片手に、連れと2人で「オモロい顔探し」で盛り上がりました
とにかくどの作品もみんなの表情が生き生きとしていて、見てるこちらもHappyな気分になります
![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
ここに鳥居を配置するという発想がおそらく当時は斬新だったろうし、今見てもやっぱ凄いですよね。
右側は結構スペースが空いてるのに、そこなの?
って思ったりもするし、鳥居のおかげで橋を渡る人々が見えにくし。
でも、そこにあるおかげで、限られた紙面の中で背景の奥行きとか高さとかがよくわかるんですよね~。
何かを通して向こうが見える構図は、広重では有名ですよね。
ゴッホが模写したコレとかね。
《名所江戸百景 亀戸梅屋舗》1857年頃
ゴッホの模写は「日本趣味 梅の花」で検索!
《名所江戸百景 上野山内月のまつ》 1857年頃
《名所江戸百景 深川萬年橋》 1857年頃
コレなんか飛行機もドローンもない時代によく思いつくよね。
いわゆる鳥観図。
![日本国旗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/443.png)
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