人・ひと・ヒト 浮世絵の人と顔@名古屋市蓬左文庫 | the art,music and subculture.

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趣味に関する日記というか記録というか、そんなとこです。

 

わけあって最近ちょいちょい名古屋へ行っております。

 

 

今回はツレと

 

味噌とんちゃんで飲むぞー生ビール

 

って行く前に合意。

 

 

たいてい何がしかで飲むことは事前に決まってます。

所用はむしろついでです 笑

 

 

で、以前ケンミンショーで見た「やぶ屋」を探したところ、近かったのが大曽根駅近く。

(情報源が貧相…)

 

 

ほんじゃせっかくだからってことで、飲む前に徳川美術館&名古屋市蓬左文庫へ行ってまいりました。

 

 

何の下調べも期待もナシに。

 

 

結果的にはめちゃくちゃラッキーでしたねー。

思いがけず浮世絵を鑑賞することができました。

 

しかも逸品そろい。

 

浮世絵の質が、なんていうか私の知ってる類のモノじゃない。

いわゆるレベチっていうんですかね。(使ってみた)

 

非常に美しいキラキラ

 

 

 

 

 

 

 

しかも、しかもですよ… ラブラブ

 

 

 

 

月岡芳年 《月百姿 原野月 保昌》 

 

 

非常に美しい藤原保昌VS袴垂を観ることができた!!

 

 

以前、某所でこれより状態の悪いやつを88,000円也でうっかり買いそうになったことがあるんだけど、すんでのところで思いとどまったことがあり。

(適切なメンテの仕方も知らない私なんかが所有しちゃダメだし、そもそも金欠だし)

 


キレイなやつを心ゆくまで観ることができて、ホントに感激でしたーーー泣き笑い 

 

 

二人の間には何も見えてない、見えてないけど、バッチバチなんすよ、コレ。

たぶん。

 

 

優雅に横笛を吹く貴族・保昌と盗賊・袴垂の丁々発止の心理戦を、見事に美しい色彩で改めて堪能いたしました。

 

 

 

ちなみに保昌VS袴垂のお話は、高校の古典の教科書に載ってることがあるらしいです。

 

受験対策として現代語訳もネットに転がってるので、興味のある人はぜひ。

(宇治拾遺物語 「袴垂、保昌に合ふ事」)

 

 

 

それにしても、名古屋の浮世絵がこんなにも素晴らしいとは全く知りませんでした。

 

 

有名コレクターの寄贈品などを、徳川美術館、蓬左文庫、名古屋市博物館、メ~テレさんなどが多数所蔵してるそうです。

 

 

これからは大注目です!!!

 

 

歌川国芳《相馬の古内裏》、葛飾北斎《北斎漫画》もあったよー
 

 
 

 
 
徳川美術館の特別展「花咲い、風の吹くらん」も楽しめました。
 
 
さすが尾張徳川家。
 
 
お文庫のほうもそうだけど、持ってるもんの品と質と格式と物量が違う。
 
 
もう、これでもかってくらいの凄い品々にとにかく圧倒されます。
 
 
国宝「源氏物語絵巻」を所蔵しているのは知っていたのでぜひ拝みたかったけど、私と行き違いに関西へ貸出中らしく、メインは刀剣とか調度品とか茶道具とか能面とか。
 
 
でも私は、お絵かき以外のことはあまり関心がなくて… 
 
 
でも、凄いんだってことは私にもわかります。
 
 
さすが尾張徳川家。
本当に凄いから2回言っておこう。
写真もおおむね取り放題だし、太っ腹過ぎるしね。
 
 
 
 
それはそうと、月岡芳年の月百姿といえば、東京は太田記念美術館へ見に行く目途は今のところ全く立っておりません。
 
前期展示の50作品はもうムリ。
1,800円のオンライン展覧会か、後期展示には駆け込んで図録で我慢するか。
 
せめて後期の半分は見られるよう、がんばります悲しい