これを書いている今現在、大阪は中之島界隈での美術鑑賞は
日本画→大阪中之島美術館
ピカソ→国立国際美術館
って選択肢があるんですけど、最近、大雑把で無計画でジコチューな上司に仕事で振り回されっぱなしなので、
日本髪の生え際とかうなじとか、繊細な表現を観て癒されたいなぁ。。。。
ということで、日本画に決定。
まぁ、両美術館の敷地は歩道橋で結ばれてるのでハシゴも可能なんですけど、今回は日本画に全集中。
余談だけど、この美術館に来たのは3回目だけど3回とも雨。
次こそは晴れますよーに
日本画だけの展覧会って、考えてみたら初めて。
こんなにもいいものだとは思わなかった~
繊細な日本髪を見たくて行ったんだけど、繊細なのはそれだけじゃなかった。
女性の着物も、そう。
ファッション誌を繰っているようでめちゃくちゃ楽しい
色や柄の組み合わせとか、着物と帯の色合わせとか、風景やシチュエーションとの合わせ方とか、ため息が出るほど繊細で美しくて、物静かにあでやかで。
北野恒富《五月雨》昭和13年
それに、いつも私につきあわされて今回も一緒に行った、ゾンビ映画と銃火器好きなツレがまあまあ?含蓄のあることを言った。
「洋画は絵の具をブシャーってまき散らしても『芸術』とかいうけど、ここで観る限り日本画にはそういうのはないな~。さすが日本人」
なるほど。言われてみれば。
現代の日本画はどうか知らんけど、少なくともここにはない。
隅から隅まで、丁寧過ぎるほど丁寧。
「日本画」っちゅーくらいだから、日本人らしさの一つがそこにあるってことなのかな。
島成園《祭りのよそおい》大正2年
楽しいはずのお祭りで服装によって貧富の差があらわになるという、残酷で美しい絵。
とにかく楽しくて美しかった。
これからは改めて日本画に注目していきたいと思います