ランプの宿の美味しい食事備忘録。
山奥のお宿の夕食は、17時半スタート。
(山の幸、胡麻豆腐、蕎麦、マスの唐揚げ、大根のお漬物)
(岩魚と鱒のお刺身)
(岩魚の塩焼き)
(鯉の旨煮)
旬の筍、蕗、紫蘇の実などの山の幸、川魚も同じ素材でも、焼きもの、刺身、煮物と調理方法の違いで楽しませてくれた。鯉はまったく泥臭くない。どれも箸が進み、酒が進む!
「本日の日本酒」は、隣り町の福岡町にある「恵那酒造」さんの純米吟醸「鯨波」(飛騨の米、ひだほまれ50%精米)。甘めの香りだけどスッキリと飲みやすい。
そして、お宿の名物は、わらじ五平餅。
相撲の軍配団扇とまではいかないが、かなり大きな五平餅。写真では伝わらないのが惜しい。
五平餅は”団子型派”の私だけど、こちらのわらじ五平餅は例外的に好き。にぃさん、平らげたけど、この時点で、満腹状態。
その後、ド~ンと春の山菜の天ぷらが約10種類近く!
行者ニラの根、コシアブラ、アザミ、ドクダミ、たらの芽、他たくさん、味比べできる。
「葉っぱだから食べられるだろう」ではない。揚げ物の「もう一口」は、決死の覚悟がいる。五平餅を平らげたにぃさんは大半を、五平餅を7割にした私は半分くらい残してしまい、勿体なく、申し訳なかった。
他の2組も、一方は20代と思われる若いご夫婦が、なんとか食べられていたようだが、もう一方は、御年輩の母娘の3人で、「気持ちは食べたいのよ~」と。そう、気持ちは全部平らげたい。
(朝食)
しめじと野菜の煮物、マスのハーブ焼き、出汁巻き玉子、じゃがいもの煮つけ、抹茶の葛プリン(?)、お味噌汁、お漬物、白米。
どれも味付けが私好み。夕飯では満腹過ぎて、一口しか食べられなかった、お櫃入りのご飯(自家米)も全部平らげた!
電気が引かれていない=冷蔵庫がない=獲れたて、あるいは工夫した保存食が頂け、美味しかった。
宿を出る際、女将さんに夕食を残してしまい、申し訳ないと告げたところ、お宿の名物であるが故のこと、もてなしのお気持ちであることをお話頂き、罪悪感が少し拭えた。次回宿泊する際は、「五平餅を2名で1本」など、リクエストもできそうだ。
食事の後は、いろんなお楽しみが!
(つづく)