岐阜県の渡合温泉「ランプの宿」滞在備忘録の続き。
過去にドライブを兼ねて中津川へ行っても、宿泊は皆無だったが、どうにも興味を魅かれ、電気も電波も届かない宿での1泊。
15時のチェックイン後、宿内を見て回っていると、女将さんから、宿泊客は他に2組だが、女性の数の方が多いから、様子を見て時間差でお風呂に入っては?とアドバイス頂いた。
そうとなれば、すぐにでも入ってしまおう!
脱衣所前に脱がれたスリッパ無し=誰も入浴中でない合図。
男湯・女湯は、朝・夕で変わる。浴室には高野槙の浴槽が2据、一方が「温泉水」、もう一方が「山の湧き水」。薪で加温する五右衛門風呂。母の実家で入ったことを思い出す。
(夕方入った方)
(朝に入った方)
確かに他人と入るにはコンパクト過ぎ、かなり気を遣うかも。運良く一人で、ゆっくり入浴させて頂いた。とても優しいお湯で、景色を観ながらずっと浸かっていたくなる。
ずっとランプが灯っており、夜には風情があるのだろうが、ド近眼の私は明るいうちに入っておいた方が安全。
入浴後、夕食の時間までは1時間ほどある。
玄関広間のストーブ横で、自家発電の大切な電力で(?)、ご主人がかけてくれた、’70~’80年代の昭和ポップなレコードを聴きながら、本棚から見つけたのは、別冊太陽。
午前中に記念館で作品を見て来たので、断片的に復習。
宿のご主人の息子さんが、ストーブで温めた豆炭1個をケースに入れており、何に使うのか聞いてみたところ、豆炭アンカとして使うとのこと。1日は余裕で暖かさが持続するらしく、寝る前に布団に入れ、熱すぎるので、寝る時は出してしまうくらいだとか。キャンパーにも人気な物らしい。
部屋に戻り「こたつの豆炭は9個入っている」と、同じく聞いて知った、要らん(?)知識を、部屋で寝転んでいたにぃさんに、ひけらかす。
スケッチをしてみようと思い、筆ペン、5色芯の鉛筆などを持って来ていた。
宿のあちこちに吊り下げられたランプを見て・・・
あかん、、、上手に線が引けない。小学生時分、新見南吉の「おじいさんのランプ」を読書感想画で描いたが、その「妄想ランプ」の方が、断然イケてる。
あまりの描けなさにショックを受け、手を止めて、また、宿内を見て回る、落ち着きのない私。
とっても人懐っこい金魚がいて、慰めてもらう。
(水槽の金魚を見守る、ゴジラとピグモン)
さぁ、もうすぐ夕食の時間かな?
(高樽の滝~ランプの宿備忘録動画)
(つづく)