ワイルドかつ複雑で繊細 | (続)ワタシ、サビてます。

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個人の日々の”よしなしごと”を、ただ綴っています。

1カ月くらい前のこと、いつもスパイスや豆を買う店で、ブラウンカルダモンを買った。

 

「グリーンもあるけど?」と言われるも、なんかワイルドな方に魅かれるし、ブラウン(ブラック)の方が安いので。

 

 

これまで作るカレーは、クミンシード、マスタードシード、ターメリックパウダーに、玉ねぎ、生姜、ガーリックがあれば、十分「それっぽい」ので良いが、肉の量が多い時は、相性の良いカルダモンをそのまま、あるいは粒を取り出して入れると美味しい。


私は、ホールスパイス類を最初にテンパリングして、油に香りを移してカレーを作るが、テンパリングした油を最後にかけると、より一層、香りが際立つんだと思う。まだやったことはないが。

 

カレーよりも試したかったのは、柑橘類や、コーヒー。

 

2月初め頃、同僚さんからのお裾分けで、夏ミカンを頂いた時、米油のパウンドケーキを焼いた。

 

ハサミや包丁で縁を切って割くと、種が出てくる。なんか百草丸みたいなやつ。

 

 

香りは、スモーキーで、甘いような、柑橘系のような、スーッとするような、ワイルドだけど、とても複雑で繊細。遠くからでも香る。あまり入れると苦くなるかもと、その種を10粒ほどを細かく潰しておいた。

 

コーヒー小匙1を、温めた牛乳50gに溶かす。夏ミカン1/4の皮を擦りおろし、シナモンパウダーも適量加える。

 

砂糖は入れるべき分量の半分で、イチジクと干しぶどうの甘さでカバー。クルミも入れて。

 

 

スーンっと、仄かにスパイシー。嫌みな感じじゃなくて好き。カルダモンも、コーヒーも、もっと入れても良さそう。

 

ちなみに、カルダモンの匂いを嗅いでいると、自分はミイラになるんじゃないかという気分になる(笑)。