さばとごはん -480ページ目

短編小説

こんにちは、寿康です。


私は気分転換をしたい時は、短編小説を

読むようにしてます。


私の好きな短編は


井上靖著 『死と恋と波と』 です。


この作品は、昭和25年に発表された作品

ですが、今読んでも全く古さを感じません。


まるで上質の映画を見ているような

気分になります。


この小説の舞台は、紀伊半島の熊野灘を

見おろす場所に立つ

瀟洒なリゾートホテルです。


そこで同じ目的を持ってやってきた

見ず知らずの男女が

偶然出会います。


事業に失敗した37才の実業家の男性と

恋人の愛情を失った23才の女性です。


そして、二人は偶然に自分達が

同じ目的で、このホテルに

滞在している事を知ります。


その目的は


M O R S (モルス)


ラテン語で その意味は



同じ目的を持った人間が、同じホテルに

いるという事実に

二人の気持ちは動揺します。


そして、死から生へと

揺れ動いていきます。


わづか、20数ページの

作品ですが そこには


人間の死にたい


という思いと


生きたい という 


願いが


打ち寄せては 砕ける


波のように


描かれています。


鯖江市図書館では

井上靖全集第3巻 「比良のシャクナゲ 霧の道」 新潮社

に掲載されています。




さばとごはん


図書館の2階に 七夕の笹が

登場しました


ぜひ 皆さん願い事を書いてください

短冊もご用意してあります。















こんにちは。今日はゴーギャンです。

こんにちは。  白炎です。

今日はゴーギャンの自画像を
ちょっと描いてみました。


身体に、蛇。

背後に、林檎。

頭上に、天使の輪。


とても意図的な構成だとは思いますが、

ゴーギャンがこの絵に込めたであろう意味を解くことは、

中々難しいことだと思います。


さばとごはん-SN3E0018.jpg


画家は常に意図し、思いを込めて

絵を描くものなのでしょうが、

その思いがそのまま見る側に伝わるかと言うと、

ほとんど無理だろうと、

僕にはいつもそう思えます。


『分からない ・・・』



しかし、絵は絵であって、文章ではないのですから、

「分かる」とか「理解する」というようなことを

あまり考えない方が良いのではないだろうかとも

思えます。


素直に正直に幼児のように絵を見ることができたらと、

そんな風にも考えてみたりもします。




ゴーギャンは1848年フランス生まれ。

23歳から株式取引所に勤め始めて、

25歳で結婚し、子どもも得て、

裕福な暮らしをしていたのですが、

35歳のときに突然

「これからは毎日絵を描く」と宣言して

仕事を辞めてしまったとか。

その後はあちらこちら移動しながら極貧の生活を送り、

47歳でタヒチに渡ります。

亡くなったのは55歳、1903年5月。




鯖江市図書館には下記のような

ゴーギャンの関連本が所蔵されています。

波乱に満ちたゴーギャンの生涯を追ってみるのはいかがですか?




『Sur les traces de GAUGUIN』 Robert Laffont

『ゴーギャンの手紙』 東珠樹 編  美術公論社

『ゴーギャン』 湯原かの子 著  講談社

『ゴーガン私記』 ゴーギャン 著  美術出版社 




ライブ♪

こんにちは、町子ですうり坊


この週末、図書館は学生さんでいっぱいです。

期末試験??がんばってお勉強してくださいね読書


私はきのう、ライブに行ってきましたー!!

楽しかったですよ~sei音譜

全部で5組が、5~6曲ずつ演奏するライブでした。


さばとごはん-ロッキングモンキー♪

いちばん最後はこのバンドsei


ロッキングモンキーseiseiseiでしたきらきら!!

楽しそうに歌う人だいすきです↑

聴いてる方まで楽しくなりますね~sei


このバンドは、福井県内を中心に活躍中sei★
CDもありますよこれ


「Common」(ロッキングモンキー、at329records)


図書館でも所蔵しています♪

先日ご紹介した福井のCDコーナーカエルに置いてあります。

ぜひぜひぜひ聴いてみてください~sei



◆今日のにゃんこ◆


さばとごはん-ひんやり

(続)情熱的な万葉の人々

君が行く 道の長手を


繰りたたね 焼き滅ぼさん


天の火もがも


(訳)

あなたが行く道の 長い道のりを手繰り寄せて

畳んで焼き滅ぼすような天の火が欲しい。

(「万葉集全解 六』 多田一臣 訳注 筑摩書房 より引用)


こんにちは、寿康です。


前回(6月15日)のブログで引用した万葉集の巻十五に

収められた情熱的な歌です。

万葉の時代に、禁じられた恋により、罪を受け遠く越前の地へ

流罪となる恋人へ贈った歌です。


この歌の時代背景を、気になったので

少し調べてみました。

諸説ありますが、天平10年(738年)前後の事です。


当時宮廷の官人だった

中臣宅守(なかとみのやかもり)と

男子禁制である斎宮寮の女官の

狭野茅上娘子(さののちがみのおとめ)は

相思相愛の仲であったと伝えられています。


しかし、宮廷人の間の恋愛は

当時は

許されていなかったのでしょうか?

その為宅守は越前国味真野(福井県越前市味真野町)へ

流罪となります。


しかし、この罪の原因が恋愛問題だけではなく

政治的な理由があったとする説もあるようです。

真相は不明ですが、一般には二人が

神に仕える身でありながら

互いに魅かれあい禁じられた恋へ

身を投じてしまったからではないか

といわれている様です。


一人都に残された茅上娘子は、宅守への思いを

次の様に歌っています。


味真野に 宿れる君が


帰り来む


時の迎えを いつとか待たむ


(訳)

味真野に宿りをしている あなたが

帰って来る時の迎えを いつのこととして

待とうか。

(『万葉集全解 六』 多田一臣 訳注 筑摩書房 より引用)


恋人の帰りを待ち願う心情が

「時の迎えを いつとかまたむ」

という言葉によく表われていると思います。


激しい情熱が、時間がたつにつれ

静かな情熱に変わって行くようです。


そして、天平十二年(740年)六月に、大赦があり

何名かが許されて、都に戻ってきました。

その時、茅野娘子が詠んだ歌です。


帰りける 人来れりと


言ひしかば


ほとほと死にき 君かと思ひて


(訳)

赦免されて帰った人たちが 都に入って来たと

人が言ったので ほとんど死にそうになった。

あなたかと思って。

(『万葉集全解 六』 多田一臣訳注 筑摩書房 より引用)


流罪になった人の内、大赦で許されて

帰ったきた人もいたのですが

その中に宅守は、入っていませんでした。

娘子の期待も大きかっただけに

落胆の度合いも大きかったのでしょう。


そして、宅守は流罪となった翌年 

天平十三年秋には許されて

都に戻ってきたと伝えられています。

しかし、二人のその後がどうなったのかを

伝える歌は、残されていません。


茅上娘子の消息も不明なのです。

二人が奈良の都で再会し、幸せな暮らしを

送った事を願いたいのですが

その事を伝える歌は

万葉集には、残っていません。


宅守は、天平宝宇八年(764年)に

「藤原仲麻呂の乱」 に

連座したとして除名となっています。

歴史の波に、二人の一生は

翻弄された様に思えます。


歴史には

光と影があるといわれます。

万葉集に残された情熱的な歌が

光であれば、その影が

二人の結末の様に思えます。


最後まで読んでいただいて

ありがとうございます。






































セルロイド眼鏡と濃厚近松

こんにちは。箱子です箱


鯖江市図書館がある 鯖江は、メガネ近松門左衛門が有名ですが・・・




先日、某N○K教育テレビの 『美の壺』 という番組で、

「メガネの美」 っていう特集をやってたんですよー。メガネ音符メガネ音符メガネ

もしや鯖江のメガネが紹介されるかしらと、わくわくどきどき見ていたら・・・やっぱり登場してましたっ!やった



セルロイド枠を磨く職人さんの手技、すばらしかったですよ。

磨かれたセルの漆黒の艶 と 曲線のあまりの美しさ見惚れて、テレビの前で思わず「キレイ・・・」とつぶやいてしまいました。きらきら


あぁ~私もいつか セルロイドの眼鏡がほしい・・・ちょーだい♪




・・・と感動の余韻を味わいつつ、そのままテレビをつけていたら・・・テレビ



あらっ!!


今度はなにやら近松門左衛門の番組をやってるじゃないですか!!

どうしたんですか、○HK教育さん!本日は鯖江Dayですか!?




しかも、ばらピンクなお部屋ばらで、夏木マリさんとピーターさんが曽根崎心中について語り合っているのです。

ななな、なんて濃厚な番組・・・!!薔薇 


いままで、こんなノリの近松番組があったでしょうか。

素敵。

おもしろいだけでなく大変勉強にもなりましたよ。



図書館には近松コーナーがあり、関連本を集めているのですが、まじめで堅い雰囲気のものが多いんです。

今回のテレビのような、ゴージャスなノリの近松本があったら、コーナーも華やかになっていいな、なんて思いました。


バナナバナナ きょうのうんちく バナナバナナ

実はバナナは木ではなく、巨大なだった! 


「トロピカルフルーツずかん1 バナナ」(リブリオ出版)に載ってまーす♪バナナ