「ブレイブストーリー」
宮部みゆき氏の「ブレイブストーリー」
超有名作品ですね。
bookデータベースより
僕は運命を変えてみせるー。東京下町の大きな団地に住み、新設校に通う小学5年生の亘は、幽霊が出ると噂される建設途中のビルの扉から、剣と魔法と物語の神が君臨する広大な異世界ー“幻界”へと旅立った!時代の暗雲を吹き飛ばし、真の勇気を呼び覚ます渾身の大長編。
私がこの作品を読んだのはアニメをみる前でした。
しばらくたってアニメ版をみたのですが・・・
個人的には小説のほうが10倍は面白いと感じました。
みなさん、この作品が子供向けの作品だと思っていませんか?
特にアニメ版をみると、そう思われる方が多いのではないかとおもいます。
とんでもありません。
アニメ版ではたしかにそのような印象を受けますが、原作では宗教が絡んだり、複雑な人間模様が描かれています。
どちらかと言えば子供では理解しきれないであろうドラマがあると感じました。
だから、おもしろい。
アニメをみて原作に劣ると感じたのはそういう深い部分がそぎ落とされ、もっと単純なお話になっていたからだと思われます。
かといって子供ではまるでわからないといった作品でもないのが筆者の宮部みゆきさんのすごいところですね。
子供にもおもしろい。大人になってよむとさらにおもしろい。
そんな作品です。
アニメをみた方もそうでない方にも、ぜひ今一度読んでいただきたい、ファンタジーの傑作であります。
ちなみに、序盤、亘はなかなか幻界にいきません!笑
みなさん幻界の冒険を楽しみにしておられるのはわかりますが、ぜひ優しい目で亘を見守っていただくようお願いいたします。
- ブレイブ・ストーリー(上)/宮部 みゆき
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- ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)/宮部 みゆき
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- ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)/宮部 みゆき
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「陰陽師」
夢枕獏氏の「陰陽師」
出版社、著者の内容紹介
死霊、生霊、鬼などが人々の身近で跋扈した平安時代、妖しのものを相手に陰陽師安倍清明が親友の源博雅と挑むこの世ならぬ難事件
高校時代に一度読んでいる作品ですが、最近もう一度読みました。
平安時代。闇が闇として残っていた時代。
平安京を舞台に闇の者たちの起こす怪しい事件に晴明、博雅が挑んでいきます。
なんといっても晴明というキャラクターの魅力がとどまることを知りません。
高名な陰陽師でありながら、下世話のことにも通じ、みだりに方術をつかって人を驚かせたりもする。
浮世離れした人間でありながら、どこか子供っぽいところもある。
対して博雅は真面目で素直。
この正反対な二人のコンビが絶妙であります。
個人的には晴明の屋敷の庭の描写がお気に入りです。
月夜や雨の降る庭、雪の降る庭。
どれも繊細で美しく描かれています。
陰陽師ブームは過ぎ去ってしまいましたが、読んで失敗なし。
自信を持ってお勧めできる一作です。
- 陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)/夢枕 獏
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「夏と花火と私の死体」
乙一氏の「夏と花火と私の死体」
bookデータベースより
九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく―。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか?死体をどこへ隠せばいいのか?恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作、文庫化なる。第六回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞作。
購入したきっかけはタイトルに惹かれたこと。
最初から最後までスリル満点でドキドキしっぱなしです。
ボリュームはありませんが、息もつかせぬ展開で一気に読んでしまう作品。
紹介にもありますが非常に斬新な語り口で物語が進んでいきます。
こんな一人称ある!?と、自分では一生考えつかないであろう語りに感動しました。
驚くべきは執筆時、乙一氏は16歳の高校生であったこと。
私が初めてこの作品を読んだのが18の時でしたので、驚きは倍増です。
とても読みやすい作品で、普段本を読まない方でもすらすら読めると思います。
私の知人もすっかり乙一氏のファンになっていました。
乙一氏の他作品も今後紹介していきたいと思います。
- 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)/乙一
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