★曹洞宗の3大本山、最後の1つをついに参拝★
場所・ 石川県輪島市門前町門前1−18−1
電話・ 0768−42−0005
創建・ 1321年 元享元年
竣工・ 寛保3年〜昭和28年 棟により違う
構造・ 木造伽藍
ご本尊・ 釈迦牟尼仏
庫裡・ 有 御朱印あり 宿坊・写経・座禅体験OK
最終訪問・ 2023.04 GW
*国・登録有形文化財 *石川県・文化財 *輪島市・有形文化財
*残念ながら令和6年能登半島地震で全壊
能登半島の左岸、輪島市の南方の農村地帯にある曹洞宗の3大本山の1つです
もともとは諸国山総持寺といい、今から700年前、元享元年(1321)に創建されました
翌元享2年夏、禅師に帰依された後醍醐天皇は倫旨を下され、総持寺を勅願所として、「曹洞賜紫出世第一の道場」と定められました
経蔵 1743年 加賀藩主により寄進
その後、寺運益々隆盛を極め、全国に末寺16000を数えるようになりましたが、明治31年4月13日、不幸にして災禍により七堂伽藍の大部分を焼失しました
これを機に、布教伝道の中心を神奈川県横浜市鶴見区に移しました
横浜市です
当院は、祖廟として次々に堂宇が再建された伝燈院、慈雲閣、経蔵などのほかに七堂伽藍も再建され、
今なお山水古木と調和し、風光幽玄な曹洞宗大本山の面影を忍ばせ、一大聖地として現在に至っています
(パンフより)
山門 飛騨の匠のような雲がある
*
1・ 経蔵(きょうぞう) *石川県・文化財
こけら葺き2層造りで道内の輪蔵には一切経が収められています
寛保3年(1743)6代加賀藩主・前田吉徳公の寄進により建立
2・ 山門(さんもん) *国・登録有形文化財
昭和7年(1932)に再建され総欅2層造りで高さが17・5mあります
「諸獄山」の扁額は前田利為公の筆で畳一枚分の大きさがあります
やはり加賀なので前田家が絡んでくるのですね
3・ 香積台(こうしゃくだい) *国・登録有形文化財
昭和28年(1953)再建で切妻造り2階建て、中には総受付や僧侶の居室、接客室など
正面には韋駄尊天が祀られています
ここで御朱印も受け付けているそう
4・ 仏殿(ぶつでん) *国・登録有形文化財
大正2年(1913)再建で入り母屋造り正面に御本尊・釈迦牟尼仏が祀られています
禅宗様式の仏殿としては珍しく畳が敷かれています
*国・登録有形文化財
総欅入り母屋造り間口34・58mの大伽藍で開祖・道元禅師、歴代の祖師方を祀ります
明治大火後最初に工事着手、大正2年(1913)完成
6・ 放光堂(ほうこうどう) *国・登録有形文化財
入り母屋造り向拝つきの納骨堂で明治43年(1910)明治の大火後、最初に完成した伽藍です
正面には地蔵(放光)菩薩が祀られています
7・ 伝燈院(でんとういん) *輪島市・有形文化財
明治の大火を免れた開祖・道元禅師の霊廟で本山が鶴見へ移転してもここが祖廟であることの証です
文政5年(1822)の再建
8・ 僧堂(そうどう) *輪島市・有形文化財
総持寺開創以前から伝わる観音堂で現在は文化8年(1811)再建の伽藍が残ります
秘仏・僧形観世音菩薩が祀られ毎年7月に開扉されます
座禅堂
*
*感想編へ続く