★東日本の曹洞宗大本山にも雲水さんが修行中★
場所・ 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-1 HPあり
開創・ 1321年4月18日 能登半島・輪島市にて
竣工・ 大正4年(1916)~昭和44年(1969)
構造・ 木造寺院建て、鉄筋コンクリート
料金・ 境内自由
最終訪問・ 2010.12 鶴見再訪
*国・登録有形文化財
神奈川県東部の大港町・横浜市にあります
総持寺の開創は1321年4月18日の晩に能登の観音堂(当時は真言宗)の住職の夢枕にお告げがあったことに始まります(仏教によくある怪しい伝説だなあ)
名の由来については「仏法(真言)が満ち満ち保たれている総府」とした意味からだそうです
御本尊は釈迦如来です
その後、一宗の大本山であることが認められ宗の内外に公称するようになっていきました
ところが明治31年(1878)4月13日の大火災によって伽藍を失ってしまいました
これを機に総持寺は鶴見の地へと移ってきたそうです
御朱印が見開きで、なんだかすごいらしいので、御朱印集めの方は行かれてみると面白いかも知れません
境内には総持寺が運営する鶴見大学もあります
★三門 昭和44年(1969) 鉄筋コンクリート
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住宅街の中にある大きな公園といった感じの大伽藍は自由に見学ができます(永平寺とは大きく違う)
以前に鶴見に来たのは沖縄タウンがあるというので、当時沖縄にはまっていた私は訪れたことがありました(川崎大師にも行ったが、昔なので画像なし)
旦那は仕事で訪れたことがあるようで、まるで迷路のような京浜工業地帯の中は異世界で面白かったそうです
最近はこの工業地帯の夜景が人気を呼び「工場萌え」な方が増えているとか
そんな鶴見の総持寺にはまたも旦那は高校生の頃に、東京のミッション系の学校だったために訪れたことがあるそうです
この総本山である福井県の永平寺の方にももちろん行き、宿坊に宿泊したそうです(午前3時に起こされる)
2010年に2人でこの曹洞宗の大本山2山を制覇しました(3大本山のもう一つ、能登半島の方へ行かなかったのが後悔)
「曹洞宗 総本山 永平寺 仏殿」 福井県吉田郡永平寺町
ここで雲水さんのお昼の読経が聴けた 明治35年改築
旦那は家が曹洞宗なので縁がありますが、私は浄土真宗なのですが曹洞宗の和モダンに通じる禅の洗練されたデザインや雰囲気が凛としていて「かっけーーー」という感じで大好きなのです
特に運よく大勢の雲水さんによる読経に永平寺とここで遭遇し、その地の底から響いてくる呪いのような低い声に「ここは日本のチベットだーーー」と痛く感動しました
「総持寺 大祖堂」 ここで雲水さんがお経を読みます
内部は千畳敷ですごく広い空間です 昭和40年築
黒装束で本堂内を移動する大勢の雲水さんはまるで死神(失礼ですみません)の集団のようである種異様な雰囲気でこれがはまるのです
しかもそれがカッコいい和の空間の中で見れるのですから、曹洞宗寺院は最高です
ぜひ皆様も曹洞宗の大本山で般若心経の読経を聴いてみて下さい、感動しますから
宗教以前に音楽が好きなので基本、「音」を聴くことが大好きでその音圧というか声の低音に鳥肌が立ちました
寺院・建築・仏教好きの方にもオススメです(^^♪