★JR新潟駅周辺の神社4社ー1★
★「幸町 諏訪社」
場所・ 新潟県新潟市中央区幸町9−2
創建・ 不明
竣工・ 鳥居は新しい 平成8年6月
構造・ 木造
御祭神・ 健御名方命
社務所・ 右側に民家ぽいのが境内にあり
最終訪問・ 2017.04
新潟市の県庁所在地、中央区のJR新潟駅より徒歩15分の市街地にあります
この場所は明治より昔は信濃川の河畔の土手で、ここより信濃川沿いの現在の万代地区はすべて埋立地になります
なので、ここより信濃川側は歴史が浅いため、神社はありません
現在はあの繁華街は昔は川の中だったとは、、、
(昨日の大地震で中央区は液状化が起きています)
幸町の諏訪社は、JR新潟駅の西方、大きな車道とJR越後線に挟まれた場所に鎮座します
「神社明細帳」(明治16年)に「中蒲原郡長島新田字向山 無格社・諏訪神社」とあります
創立年月は不明ですが、長島新田の一部の産土神で、祭神は健御名方命です
鳥居は新しいですが、狛犬もなく、侘びしい感じです
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社殿は割と味のある木造で、周辺は新しい住宅やマンションばかりでまさかこんな町中に神社がというような立地で、路地を入って行くとあったので驚きました
鳥居は新しいもので、平成8年6月とありました
当日は春の日ですが、風がとても強い日でした
いつも通っていた道ですが、1歩入るとこんな神社を発見できたこと、歴史を発見できたことが嬉しかったです
神社・歴史・諏訪社好きの方にもオススメです(^^♪
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★「水島町 稲荷神社」
場所・ 新潟県新潟市中央区水島町10−3
創建・ 江戸時代(1812)
竣工・ 移転後は昭和53年(1978)
構造・ 木造
御祭神・ 宇迦魂命
社務所・ 左側に集会所があり
最終訪問・ 2017.04
新潟市の県庁所在地、中央区のJR新潟駅から線路沿いに西に10分ほど歩いたところに鎮座します
周辺の道は込み入っており、わかりにくい立地で、アパートのある路地の奥にあります
新潟駅周辺の新しい住宅やマンションの建ち並ぶ市街地の中の公園といった感じです
文化九年(1812)の創立で、祭神は宇迦魂命です
初めは別の場所に鎮座していましたが、昭和30年(1955)に社殿を新築したのに、社地が上越新幹線用地に含まれたため、昭和53年(1978)、保証金を得て現在地に遷座しました
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ちょうど私の訪れた日は春のお祭のような感じで、地域の方たちが社務所に集まっていました
遷座30年記念との表記がありましたが、今年は39年目だよなあ(2017年)
社殿や鳥居は新しいので、赤い色が鮮やかです
こじんまりとしてはいますが、歴史は200年以上あるのですね
まさか神社が上越新幹線の敷地のために移ることになるとは、、、
これからも地域で大事にされて行ってほしいですね
稲荷社・神社・公園好きの方にもオススメです(^^♪
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★「天神尾 菅原神社」
場所・ 新潟県新潟市中央区天神尾2−1−34
創建・ 江戸時代(承応年間)
竣工・ 移転後は昭和53年(1978)
構造・ 木造
御祭神・ 菅原道真朝臣
社務所・ なし
最終訪問・ 2017.04
新潟市の県庁所在地、中央区のJR新潟駅の西約800mの場所に鎮座します
すぐ横は新幹線の高架が迫ります
鳥居(昭和53年)には「北野社」、拝殿の額には「天満宮」と記されています
「神社明細帳」(明治16年)に「中蒲原郡天神尾新田字土居内 無格社・菅原神社」とあるそうです
承応年間に京都北野天満宮から分霊したとも伝わるそうです
天神尾新田の産土神で、祭神は菅原道真朝臣です
正徳年間以後、川欠により社地が転々とし、寛政年間(1789−1800)に社地が定まったそうです
さらに昭和53年(1978)には上越新幹線の建設により社地を現在地に移しました
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当日は境内の桜が満開でとてもきれいな写真が撮れました
学業の神様といわれる菅原神社にぴったりの木だと思いました
小さな公園くらいの広さがあり、雰囲気のある社殿と境内でした
とてもすぐ右側に新幹線の高架があるとは思えません
この辺りの神社は新幹線を通すために移転したところがけっこうあるんですね
また1つ、地域の歴史の勉強になりました
神社・歴史・天満宮好きの方にもオススメです(^^♪
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★「堀之内 神明社」
場所・ 新潟県新潟市中央区堀之内36
創建・ 江戸時代(1653)
竣工・ 明治34年の記載あり(1901)
構造・ 木造、灯篭が煉瓦造り
御祭神・ 大日孁貴尊
社務所・ なし
最終訪問・ 2017.04
新潟市の県庁所在地、中央区のJR新潟駅の西1.5キロ、笹出線と和合線の交差点近くに鎮座します
「神社明細帳」(明治16年)に「中蒲原郡堀之内新田字浦澤 無格社・神明宮」とあるそうです
堀之内の産土神で、承応2年(1653)の創立と伝わり、祭神は大日孁貴尊です
社地は交通量の多い道路に近いですが、細い道の奥にあるため意外に静かです
煉瓦仕立ての灯籠(大正4年)が奉納されています
煉瓦の奉納物は珍しいですが、同じ市内では西区の「緒立八幡宮」の門、北区の松崎の「藤戸神社」の塀が煉瓦です
石碑は「開紀250年」を記念するもので、明治34年(1901)の物です
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ここでの発見は灯篭が煉瓦だったこと
洋館と神社好きとしてはこれは嬉しい発見でした
煉瓦の構造物が境内にあるのは市内では3か所だけしかないかもなので、貴重な1か所です
これは見る価値があると思います
境内もまさか堀の内の騒がしい郊外型ショッピングエリアのすぐ近くにあるとは思えないような落ち着きで良かったです
煉瓦の構造物のある新潟市西区の神社
すぐ表に出れば交通量の多い交差点があるのですから
社殿も古めで雰囲気があり、この繁華街の中のひっそり感が良かったです
煉瓦の構造物のある新潟市東区の神社
煉瓦・神社・穴場好きの方にもオススメです(^^♪