珍しい煉瓦造りの門があるということで来てみた

場所・ 新潟県新潟市東区松崎1355

創建・ 不詳 建仁元年(1201)?

竣工・ 煉瓦塀は大正ぽい 拝殿は安政2年再建

構造・ 木造 唐破風 木造明神系両部鳥居

祭神・ 宇多天皇

社務所・ あり 御朱印あり? 日中

最終訪問・ 2018.05


 

新潟市の東区の海側にある藤戸神社は、式内社として有名な大形神社の東800mに鎮座します神社
一帯は砂丘の上に延びる古くからの住宅地で、周囲に寺も多いですOK

 


「神社明細帳」(明治16年)に「中蒲原郡松崎村字居浦郷 村社・藤戸神社」とあるそうですキラキラ
松崎の産土神で、祭神は宇多天皇で、創立年月は不詳ですアセアセ

 

よく見ると奉納者の名前や「煉化築造人」とある

 

建仁元年(1201)、鳥坂城(とっさかじょう)に籠った城資盛を討った佐々木盛綱が凱旋の帰路、この地に立ち寄り社殿を造営したのが起源だとする伝承がありますキラキラ
「明細帳」は境内社として神明社(天照皇大神)と稲荷社(宇賀魂命)の二社を記録しているそうです乙女のトキメキ

 

周辺には古い木造の家も

 

今、境内社が見当たらないので本社に合併されたと思われるそうですアセアセ
ただし、拝殿の扁額には「稲荷神社・藤戸神社・西宮神社」とあり、「明細帳」の記録とは異なるそうですガーン

 

 

しめ縄は、東新潟地区で時おり見かける「めがね様式」の変種であろうか(太郎代の白山媛神社、新発田市の古四王神社など)とのことです(現在は普通の注連縄のようです)アセアセ

 

境内の様子 お寺のような建物も見える

 

拝殿は安政2年再建の記録があり、大形神社の拝殿に似た構造ですが、唐破風があり、なかなか立派ですキラキラ
細部の装飾もよく、龍には眼があるそうです龍
煉瓦細工の塀が奉納されており、珍しいですラブラブ
なお、新発田市東宮内にも佐々木盛綱が創建したとされる藤戸神社があるそうです神社

 

右側には舞殿も


                  *

今回はこの神社の煉瓦塀が見たくて、やって来ました
乙女のトキメキ
この煉瓦塀を使用した神社は市内に他に2社あり、一つは西区の「緒立八幡宮」(緒立古墳の真上)に似たようなものがあり、もう一つは中央区に煉瓦の灯篭がある神社がありますウインク

 

両部鳥居 お寺のようなのが横にあるからか

 

この3社が市内の3大煉瓦意匠の神社で気になっており、ついに3社制覇出来ました!!
今日は色々達成できてうれしいですウインク
小雨の中でも頑張って行って良かったなあラブラブ

 

立派な唐破風の拝殿 確かに龍に目があるっぽい!?


この神社も小高い砂丘の上の住宅街の中にあり、細い路地に面しています富士山
創建が1201年だとすると式内の大形神社より古いですね乙女のトキメキ
こちらも大きめの神社で、社地は縦に長く鳥居も何基かあり、見応えがあります神社
東区の海側の主な神社3社、ここで終了です(あと2社で東区完了ラブラブ



煉瓦・歴史・神社好きの方にもオススメです♪

 

 

*神社のデータは「にいがた百景」というサイトより