☆明治26年創業の老舗で木造3階建ての建物が残り現役☆
場所・ 新潟県見附市新町1丁目10−14
電話・ 0258−62ー0125
創業・ 明治26年
竣工・ 昭和初期くらいのを随時改装していそう
構造・ 木造3階建て Pなし
営業・ ランチ 11時30分〜13時30分
夜 17〜23時30分
お品書き・ ランチ 900円から 刺身つき 1100円
刺身と茶碗蒸しつき 1650円
夜ランチは100円増し *当時の情報・現在は値上がり
懐石料理 4500円~ 懐石折弁当 3000円~ HPより
懐石弁当 2000円~ 松花堂弁当 1500円~
うな丼 2000円・丼もの 1000円 定食 1620円~
最終訪問・ 2023・04
*新潟県限定の番組「まるどりっ」の「旅してちょうない」で紹介
新潟県中越地方、豪雪地帯の長岡市の北部にある小さな町の老舗料理店
駅前の方にも「角屋旅館」というのがありますが、関係のない店だそう
お店の若主人によれば「角にあるから角屋でしょう」とのこと
外観 この通り角地にある 周辺は寺と料亭街
このお店のことは、新潟県限定の番組、土曜日の朝にやっている「まるどりっ」という番組の「旅してちょうない」というコーナーで紹介されて知ることができました
同じ新町の3丁目のそば屋さんに以前に来た事があるのに、ここのことは全く知りませんでした
外観 横に長い造りで板が縦張りで北陸ぽい造り
周辺にはお寺もあり、お寺の周りには法事やおとき用の割烹や料亭があるのが法則なので、ここも周辺に多くの割烹・料理店がありました
1つのお寺があることで、これだけの商売を支えているものなのですね
外観 商店街のアーケードにある
昔は旅館部もあり、宿泊もやっていたということですが、旅館というのを主体にやっていたわけではないそう
新幹線が通るまでは出張というと県外からの場合は泊りが普通だったので、旅館の方もたくさん昔は栄えていたし、料理店も客を泊めていた時代があるそう
ランチ リーズナブルに料亭料理と個室(現在は値上がり)
新幹線開通というのは、町の経済構造も丸ごと変えてしまうものなのですね
それにより栄えるものもあれば、すたれていくものもあり時代の流れというものですね
玄関 数寄屋風で良い
だから昔の建物の旅館というのは男湯の方が豪華なのは、昔は出張族の男性が泊まることが多く、女性は家にいたものだからで、今でいうビジネスホテル的な役割だったのかも知れないですね
玄関 左手が厨房など
女性が旅行に行けるようになるのはほんの半世紀前くらいからだから、昭和30〜40年代くらいまでの建物は男性の風呂の方が豪華なのはそのためかもですね
その後は女性客も意識した造りになって行ったのかもしれないですね
1階 内部は奥へ行くと客室あり
話が料理店に戻りますが、当日は11時30分ジャストくらいに着き、予約はしていませんでしたが、無事に個室「中二階の間」に通してもらえました
まさか900円からのランチで個室を用意して頂けるとは思わなかったので嬉しかったです
玄関 右手の部屋にギターのおじいさんがいる
内部は数寄屋の造りで天井の高さも低めで時代を感じます
個室には次の間もあり、私が通された部屋は8畳くらいの広さがありました
部屋の中にも石の庭園があったりしますし、次の間の方にもそれがつながっており、男性用のWCもありました
1階 廊下 床の石と丸太が数寄屋風
やはり部屋にWCつきということは旅館だった名残で、しかも男性用しかないというのは昔のビジネスホテル的な役割だったのでしょうね
でも部屋には窓がないので消防法的に今は宿泊はできませんね
1階 廊下の一角
部屋の造りは他にも船底天井、床の間つきで、障子の桟の造りがアシンメトリーなもので、なかなか良い造りです
部屋毎に造りが違うそうで、他の部屋も見てみたかったですが言い出せず
廊下の造りの方などは、庭園のような飛び石もあり、やはり料亭らしい造りです
1階 廊下
このお店はご高齢の女将さんと40代くらいの息子さんでお昼は回しており、ご主人はもう引退されてギターを弾いていました
新潟県内限定のテレビの紹介のときもご主人がギターを披露されており、この日も同じ曲を弾いていたのでわかりました
2階への階段
ご主人に「テレビで演奏見ましたよ」というと部屋にギターを持ってきて演奏をしてくれました
やはり曲は得意の「禁じられた遊び」でクラシックギターを演奏されていました
他にも「鉄道員」という映画のサントラの曲を2曲披露して頂きました
2階への階段
なんとここはおじいさんのギターの生演奏つきの料理店でした
私もストピをやっているので、拍手をいただけるととても嬉しいので拍手をしたら喜んでくれました
2階 通された部屋 数寄屋風 「中二階の間」
なんでも「コロナ期間で外に出れなくなって、介護老人に自分がなってしまうと大変なので、ボケないためにギターを再開した」とのことで、私がピアノを再開した理由と同じ
2階 個室 部屋の中にも石の庭園が
やはり若い頃はバンドを結成し演奏をされていたこともあるそうです
なので今はソロ活動ですね
2階 個室 次の間
これからも楽しくギターを弾いて下さいね、とお伝えしてライブは終了
やはり生演奏はいいですね
2階 個室 6名くらいまで入れる 8畳くらい
しかしお店に入って40分、なかなか注文したランチは出てきません
どうにか40分待ってやっとランチが完成し、女将さんが「遅くなり申し訳ありません」と言いながら階段を上がり部屋まで持ってきてくれました
2階 個室 全体 床の間もある
今回は刺身つきのコースにしたので、しばらくして若主人が刺身を持ってきてくださり、やっと全部そろってほっとしました
時間も押していたので2人で早めに食べたら10分で食べ終わりました(やーねー、せわしなくて落ち着きなし)
2階 個室 次の間の庭
相変わらず早い2人
味は田舎のおふくろの味という感じで、素朴な郷土料理という感じで、長岡文化圏独特の醤油味のおこわが特徴的で、刺身もおいしかったです
ランチ 1100円 刺身付コース
量もちょうど良い感じで1100円で個室つきで、最後にコーヒーも出てくるのでリーズナブルかと思いますが、時間に余裕をもって行かれた方が良いです
なかなかご高齢の女将さんが作るので大変かと思います
ランチ UPで
こういうところにも地域の少子高齢化を感じますね
もしかしたらこのお店もあまり長くないかも知れません
せっかく素敵な木造3階建てなので、どうにか残ってほしいものですが
ランチ 長岡風の醤油味の赤飯おこわ
食後は周辺を散歩したら諏訪神社もありましたし、桜が満開で貸し切り状態のお寺「西蓮寺」も見つけて記念撮影ができました
ランチ 刺身 新潟なので間違いなし
お土産にはいつも見附に来ると買って帰る「ドルチェ小川」の「ふっくらまんじゅう」10個(1つおまけくれた)と1つ300円のリーズナブルなタルトなども購入しました
ランチ 最後に出る珈琲