松之山温泉 「旅館 明星」 男湯 内湯の女体湯口
☆男湯は女体湯口の昭和レトロ浴室の民宿☆
場所・ 新潟県十日町市松之山町大字天水越８８
電話・ ０２５－５９６－２１４４ HPあり
泉質・ （鷹の湯３号）カルシウム・ナトリウム・塩化物泉 ８４度
PH７ （高張性・弱アルカリ性・高温泉）循環
日本３大薬湯ですが何か（笑）
開湯・ １３００年代 南北朝時代に鷹が羽を癒していた
開業・竣工・ 昭和５０年代（１９８０年代）
構造・ 木造２階建て 和１０ ４０名 浴室棟は鉄筋コンクリート
風呂・ 男女別 内湯大浴場１ずつ
料金・ ２食付き ８７６０円～
＊当時の御値段
立ち寄り ４００円 １１～１５時くらい 要電話
最終訪問・ ２０１４・０５ 松之山は５回目
日本３大薬湯と言われる松之山温泉の中でも独自の２軒にしか配湯されていない「鷹の湯３号」源泉に入れる旅館です
この宿の隣にはあの登録文化財の「凌雲閣」があり、以前に宿泊したことがあります（記事あり ）が、すぐ隣にこの民宿があるとは知りませんでした
この「鷹の湯３号」はこの「凌雲閣」と「旅館 明星」のメインの松之山の温泉街から独立した２軒のみに配湯されていますが、どちらも立ち寄りが出来るので気軽に入ることができます
「鏡の湯」は「凌雲閣」さんの独自源泉なので「鏡の湯」に入りたい場合は「凌雲閣」さんに日帰り（６００円）か宿泊してみて下さいませ
隣の登録文化財の宿「凌雲閣」 ２食１３０００円～
外観は学校みたいですが内部は職人技
立ち寄り６００円
宿のHPには「当館は３０年前に、現松里小学校の古材を利用して建てられており、とても居心地が良いようでサービスもほどほどに家族的な対応で皆様をお迎えする為、みなさんに家に帰って来たみたいといわれます
お部屋は和室のみとなっておりますし、大きなサービスはできませんが、居心地のよい空間を好む人達に人気でおなじみさんが９０％を占めています
尚、湯治関係やビジネス利用が多い為低料金設定ですが、お客様のご予算に合わせますのでお気軽にお問い合わせください」ということです
松之山地区の里山風景
中越の里山風景が大好きで癒されます
確かに訪れた印象はお客さんとの距離が近く、田舎の祖父祖母の家に来たような接客で癒されます
きちんとしたホテルのようなホスピタリティーを求める方には向きませんが、
民宿ならではの気取らない温かさがあり、私はこういう方が好きです
料金が良心的なこともあり、家族連れやリピーター人気があるのはわかりました
松之山地区の里山風景 ５月の新緑の様子 
「日本の原風景」冬は豪雪地帯
当日も満室だと言っていて、私が温泉から上がったら早速、東京からの家族連れのお客さんがお部屋にいました
確かに東京の子供にはこういう解りやすい「日本の田舎」「里山」「原風景」体験は良いかも知れません
あ～あ、こっちはずっと田舎に住んでるのに東京の子は普段は都会にいて来たいときだけ田舎に来れていいなあ。。。
話がそれましたが、後はビジネスや湯治の長期滞在が出来るのも良いですね
男湯 内湯 窓の外には人魚のレリーフ
「鷹の湯３号」源泉 ２軒のみ配湯
前日に電話をしておいたのですが、玄関で「立ち寄り希望なんですが」と女将さんに言うと「今日は満室だから座敷取れないし無理だよ」と言われてしまい
「昨日、ご主人に電話したらお風呂のみなら良い」ということだったのですが」と言ったら「あ、お風呂のみならいつでも何でも良いよ、今なら貸切だよ」とのことでした
この「日帰り」と「立ち寄り」っていつも紛らわしい、私はお風呂だけなのに
やはり土日は宿の湯に入る場合は事前に電話をすることが重要だと思いました
もし断られても「昨日電話して良いとのことだったのですが」と言えるので
本当に突然向こうの都合で無理になったときは別として
松之山温泉「旅館・明星」女湯 窓の外には人魚の尾ひれ
浴室は２階にあるというので２階に上がると（階段は少し急なので足の悪い方は注意）いかにも民宿風のお部屋が並び、浴室はそこから別棟につながっていました
やはり温泉成分が強すぎるので別棟の鉄筋コンクリートの建物の中に浴室はありました
今回は旦那は車で待っていて、貸切なので私１人で男湯を覗いてみたらやっぱりここでも男湯の方が広い。。。
松之山地区の棚田 大きな湖みたい THE ASIA
天気が良ければ空が映る
本当はもっと段あり
例の男湯にある女体の湯口と窓の外の人魚のレリーフなどが個性的でした
HPの写真では男湯には鯛の湯口がもう一つあるのですが、今日はありませんでした
女湯の方ではション便小僧のような湯口でした
ここは湯口が面白いので湯口マニアの方には良い宿かも知れません
でもよく見ると現在は湯口は別にありオブジェのようになっていました
男女の浴室の間の壁はオレンジのガラスブロックになっていて、これが緑色の湯に映ってとてもきれいです
浴槽の大きさは宿の規模に合ったもので８人でいっぱいになるくらいかな
松之山地区の棚田 ５月は水鏡のようできれい
６月は緑のじゅうたんになり、秋は黄金の穂
浴室の戸を開けると一気にあの独特な薬品臭、ベンジンというかアンモニアというか
前に頂いたコメントでも「あの薬品臭が忘れられません」と来たので確かに私もこんな変な臭いの温泉はそうそうないと思います
源泉の温度は９０度以上という高温なものなので、湯温を下げてかけ流しで使用されていますが、それでも十分泉質の濃さがあります
浴室は換気が悪くもうもうとしていて、冬だったら湯気で何にも見えないかも。。。
その代わり窓の外には雪景色で雪見風呂が楽しめるかも（３ｍも積もるので埋もれてなければ）
女湯 内湯 ション便小僧旧湯口 今は湯口は別
オレンジのガラスブロックの向こうは男湯
湯は浴槽内ではぬるめなので入りやすいですが、残念ながらあんまりきれいな湯ではありませんでした
基本的には緑透明に見える無色透明の湯ですが、よく見ると白い硫黄の湯花がありました
肌触りは成分が濃いためにトロトロしていて美肌効果が期待できます
塩分が桁違いに濃い（かつてはここは海の底で今の湯は古代の海水が沸いているジオプレッシャー型温泉）ので、浴槽内で座ると足が浮いてきて湯の味もすごく辛いです
なのであんまり長湯をするとすぐにノックアウトされるので注意です
男湯 内湯 窓の外には人魚のレリーフ
景色を映す湯面
浴後は濃い塩分でかなりべたべたします
しかも次の日まであの独特の薬品臭が体に付きます
変な臭いの温泉で翌日まで残るというと新津温泉とか日景温泉みたいな
これは好き嫌いが分かれる湯だと思います
どちらかというとあっさりした湯が好きな私は苦手な部類でした
松之山の湯というよりも近くの兎口温泉「植木屋旅館」さんの湯に印象が似ていると思いました(廃業）
色は松之山ですが湯の質は兎口ということで足して２で割った感じ
こちらは松之山温泉街奥の「鷹の湯１，２号」源泉 ９０度
帰りは女将さんと少しお話しをして宿を後にしました
今回は２軒にしか配湯されていない「鷹の湯３号」に入りたいということと湯口が面白いということで入りに来たので念願叶って良かったです
松之山で湯巡りする中でその一つとして湯口好きの方は入ってみるのも良いかも知れません
温泉・湯口・源泉巡り好きの方にオススメです(^^♪
- 新潟温泉大図鑑2014-15/ニューズ・ライン
- ￥1,646
- Amazon.co.jp
- 新潟温泉大図鑑2016/ニューズ・ライン
- ￥1,728
- Amazon.co.jp