☆茅葺きの文化財・御師の宿坊に泊まる☆
場所・ 東京都青梅市御岳山54 ケーブルカー往復1180円
電話・ 0428-78-8446
創業・ 江戸時代(1659)
竣工・ 江戸末期(1886)
設計・施工・ 滝島河内(青梅市沢井)
構造・ 木造平屋建て 茅葺き 御師住宅 和5室 TVあり
風呂・ 貸切 内湯1
料金・ 2食付き 8400円~ Pなし 麓にP1泊1台1800円
現在は16000円からでCAFEも併設
昼食プランOK 上は予算に応じてOK
見学・ 9-16時 無料 外観のみ
最終宿泊・ 2011.01 初詣
*東京都・有形文化財(建物)
*TV東京 「アド街ック天国」出演 2011.06
*BS朝日「百年名家」で紹介 2020.08
ここからは2011.01に実際に宿泊したときのレポートです。
午後17時
最後から2番目の登りのケーブルカーで頂上に到着
ケーブルカーに乗ったのは多分人生初だったので、あまりに急坂を上るのでびっくりしました
たった6分で標高800mに到着です
ここも東京なのかとあまりの山里振りに感心しました
一応都内なのにこの閑静さは住みたいくらいです
頂上「御嶽山駅」には広場があり開けていて、関東平野を一望できます
周りには昭和な感じのお土産屋さんなどがあり和みます
下界とは空気が違い、冬の夕方は確実に寒いです
でも雪もないし凍るような強風もないので、新潟と比べたらあったかいです
「宿坊 東馬場」
客室 廊下に面した奥座敷 最も良い部屋
ここから徒歩で宿へと向かいます
周りには犬連れの参拝者の方がいます
ここの神様は狼の「お犬さま」のため、年間1000頭以上の犬の参拝犬もやってきます
あの「まさはる君が行くポチたまペットの旅」でも訪れていました
舗装された山道を10分ほど行くと、茅葺きの宿が現れます
この宿は他の宿坊よりさらに貫禄・雰囲気があり、御嶽山の宿坊に泊まるなら「絶対ここ」と決めて、半年前から予約していました
1日1組限定の宿なので、特に連休は予約に気合が必要です
1度でいいから「宿坊」というものに泊まってみたかったのです
旦那は高校時代に東京の仏教系の学校で福井県の「永平寺」の宿坊に泊まったことがありますが、彼もそれ以来です
宿の玄関で「予約した者ですけど」と告げるとこの家の息子さんが女将さんを「来たよー」と呼びに行って下さいました
式台のある時代がかった立派な玄関で女将さん(美人)が迎えて下さいました(令和の若女将もかなりの美人)
まるで時代劇の世界にタイムトリップしたようで期待が高まります
玄関から左が宿泊棟、右が生活棟のようで、左に案内されました
刀が振り回せないような狭い廊下の奥に今日のお部屋はありました
ここも文化財の範囲内です
文化財に泊まれるなんて貴重な体験です
ふすまの向こうが寝室 その向こうが祭壇のある部屋
お部屋にはこたつがあり、ストーブも付き温かくしてくださってました
しかし、昔の建物のため基本暖房がないと寒いです
でも雰囲気が昭和の茶の間で、昔の実家に帰ったようで落ち着きます
広さは2人には広い8畳間を居間と寝室と2部屋使えます
すべての部屋が襖で仕切られ、襖を取っ払えば大人数が集まれる1つの大広間です
当然、向こうの部屋には祭壇がありました
天井が高く御師住宅はこんな感じか、と勉強になりました
今日はこの宿を2人占めです♪゜・*:.。. .。.:*・♪
しばらくすると美人の女将さんがウエルカム・スイーツと抹茶を持ってきて下さいました(上の画像)
ここの女将さんは接客も優しく温かく、かつお上品な美人さんです
その後、ご主人も顔を出しましたが、御師らしく声が通るイケメンのおじさまでした
「新潟から来ました」というと
「あの雪が3mも積もるところね
」(県外の方の新潟イコールのイメージ)と言うので
「新潟市はあまり降りませんが、すごいところは通って来なければいけません」とお話して
「宿坊なので祈祷とかないのですか
」と聞いたら
「特にないけど祭壇見る
」(気軽な感じだなあ)とのことなので祭壇を案内して頂きました
そしてこれからお風呂どうぞとのことです
宿坊好きの方にオススメ本
お風呂は広めの内湯を貸切にして頂きました
まあ1日1組の宿なので私たちしかいませんが
「今日は寒いから水は凍って出ないかも」とのことで、確かに年代物のWCの方の水道は凍っていました
でも内湯の方は近代的な施設なので使い勝手は良かったというか、ここは普段はご家族の風呂場だと思います
長くなったので続きはへ