久しぶりに歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」
歌舞伎が観たくなって久しぶりに歌舞伎座。「猿若祭二月大歌舞伎」昼の部。演目は「お江戸みやげ」、「鳶奴」、「弥栄芝居賑猿若座芝居前」、「積恋雪関扉」。人情喜劇の「お江戸みやげ」は中村鴈治郎と中村芝翫の行商人コンビが笑わせて泣かせる。その2人より人気役者の坂東巳之助がいいわ。お客様さまに対してどこまでも下手に振る舞う仕草。「鳶奴」は尾上松緑の鳶に初鰹をさらわれた奴の踊りで愉快。祖父・二世尾上松緑が演じていた演目だって。「弥栄芝居賑」は片岡仁左衛はじめスター俳優がずらり登場。物語はなく豪華な俳優陣が次々と登場して舞踊や口上を披露するだけだが、華やかだわ。歌舞伎の繁栄を祝うんだからいいでしょ。「積恋雪関扉」は映 画“国宝”にでてきた演目。ドラマティックな舞踊劇で見応えある。関守関兵で大伴黒主の中村勘九郎と、小野小町姫で墨染の中村七之助、死ぬほどカッコいい。2人の大見えで幕。痺れた。歌舞伎は昨年の「7月大歌舞伎」以来だ。ちょっと遠ざかってたなぁ。映画国宝は観たけどね。このところ小説は時代小説、映画ドラマは時代劇に勤しんでる。きっかけはwowowが特集した藤沢周平原作の時代劇を続けて観たこと。それで山本一力の「映画あかね空」を観て、小説「銀しゃり」「だいこん」を読んだ。歴史の本や教科書読んでも、江戸時代の人々がどんな暮らしをしてたか、彼らの喜怒哀楽はわからないかったが。イメージ湧いた。想像できた。で、これこそ日本人のアイデンティティではないか、みたいなことも考えた。今日久しぶりに歌舞伎座に来たことも、そんなことと繋がってる。