何のために命を使うか? | 子ども達と自然に暮らそ!

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十和田で耳つぼジュエリーのおうちサロンをする傍ら、
子育てがラクに楽しくなるように、
自然食、自然療法などを取り入れながら、
子ども達との自然な暮らしを提案しています。

先日、草津の噴火で噴石に当たって

一人の自衛官が亡くなりました。

名前が公表されて、

知り合いだったことを知り、

ショックを受けました。

 

出会ったのは数年前、彼が

操体法を使った整体をやっていた頃。

 

「ハピきら」という団体で、

人を癒し、輝かせるために集まった

セラピストやカウンセラー、ヒーラー

といった面々が、月に一回、

各地でイベントをやっていた頃でした。

 

私もその頃、

耳つぼジュエリーの資格を取り、

ママたちを元気にしたいと、

イベントの出店者として参加していました。

 

彼も、同じ出店者の一人でした。

 

女性出店者が多い中、

女性の中でも気さくに話せる

親しみやすさと

物腰の柔らかさのあるかたでした。

 

元自衛官だとは聞いていました。

「ハピきら」が解散した後、

しばらくしてから自衛隊に戻ったと

フェイスブックで知りました。

 

昨年の12月には、

児童養護施設の子ども達を

ディズニーランドに連れていく

というイベントで、

大人サンタをやっていた

という投稿がありました。

 

クラウドファンディングのこんなサイト。

https://readyfor.jp/projects/13808

 

どこにいても、

自分の置かれた場所で、

身近な人たちを元気にしてあげる、

そんな人でした。

 

2018年の年頭に

こんなこともブログで書いていました。

 

「世界の笑顔に貢献する」に基づき行動します。

「各々、自分自身との信頼関係が改善したら
世界はどのように変わるだろう?
そんな世界が見てみたい!!」

 

噴石が飛んできたとき、

とっさに近くにいる部下をかばい、

その背中に噴石が当たって

亡くなったという記事を見て、

ショックでしたが

彼らしいと思った反面、

何で彼が?

とか、よりによって彼じゃなくても

とか、いろんな想いがぐるぐると巡りました。

 

いつどこでこの命が終わりになるかは、

本当にわからないものです。

 

こんな最後を、

誰も想像できなかったと思います。

 

明日も必ずあると思って

信じて疑わなかった命が

突然終わりになってしまうことって

あるんです。

 

震災のとき、

それは、いろんな人が思っていたこと。

でも、震災からもうすぐ7年たち、

そんな想いも薄れつつあった今、

こうやって身近な人の死を突き付けられて

想うのは、

今を一生懸命生きようということ。

 

ここ何年かで、

同じくらいの年の友人知人が

何人か亡くなっています。

やりたいこともまだまだあっただろう

そんな年代。

子ども達のことも

心残りだったろうと思う、

そんな年代。

 

今回の噴火で、

ゴンドラに乗っていて、

噴石がゴンドラにあたり、

死を覚悟した人が、

「パパ愛してる。ありがとう」と伝えたと

ニュースで見ました。

 

誰が何と言おうと、

もう自分の命が終わりかもしれないと

覚悟したとき、

大事な人に想いを伝えるって、

大事なことだと思います。

 

私達だったら

誰にどんな思いを伝えたいだろうか?

 

私は旦那にかな。

「今までありがとう。出会ってくれたおかげで、

本当に幸せな人生だった」

 

私たち夫婦は、

割といつもそんなことを

お互い話しています。

でも、最後の瞬間も、

きっと、ありがとうと伝えたいと思います。

 

友人の死をもって、

再びこの本を読んでいます。

ひすいこたろうさんの

「あした死ぬかもよ」

 

改めて、いろんな想いが巡ります。

 

子ども達にはこんなことを伝えたい。

まずは、

「私達夫婦の所へ

生まれてきてくれてありがとう」と。

「あなたたちのお陰で、

本当に楽しい人生だった」と。

本当に楽しかった。

いや、まだ終わりじゃないけれど。

(と思っているけどね)

 

 

そして、子ども達に残したい言葉を、

以下に綴ります。

 

【これから生きていく子供たちへ】

 

あなたたちはあなたたちの

幸せな人生を生きなさい。

後悔のないように生きなさい。

 

やりたいことが見つからないとか、

やる気が起きないとか、

そんなこと言っている時間は

ないのかもしれない。

 

明日その命が終わるとしたら、

やりたいことをやらなかったことを

後悔しない?

 

ただただ自分の自己満足のためだけに

生きてきたとしたなら、

明日その命が終わるとして、

残るものは何だろうか?

物は、捨ててしまえば

なくなってしまうもの。

 

この場合の

残すことっていうのは、

物やお金じゃない。

 

だれに、どんなものを残していけるか?

 

心のこと。想いのこと。

 

誰の心に、

どんな想いを残してあの世に旅立ちたい?

 

あなたが生きた証は、

心や言葉として残っていく。

 

人に与えたもので残っていく。

 

ある中学生が

小学校に素晴らしい先生と出会い、

その恩師のようになりたくて

先生になりたいんだと

話していました。

 

人の人生に影響を与えられる

そんな人に

自分はなれているだろうか?

なれるだろうか?

私自身、考えます。

 

あなたの一言が

誰かの人生を変えるかもしれない。

あなたの生き方が

誰かの人生に希望を与えるかもしれない。

あなたの在り方が、

誰かを勇気づけるかもしれない。

 

そう思ってみたとき、

自分から発するものが変わってきます。

 

ただただ

自分のためにだけに生きてきたときと、

人に何かしらの影響を

与えるかもしれない自分を

意識して行動したときでは、

発する言葉も、行動も、

出会う人も、見える世界も

全てが違ってきます。

 

どうか、

今を一生懸命楽しんでほしい。

人生の中で、

自分を幸せにできるのは

自分しかいないのだから。

 

誰かのせいにしたリ、

誰かが動くのを待っていては

いつまでたっても幸せは

やってこないのだから。

 

思うように生きたらいい。

自分の責任で

自分の魂が喜ぶことを

やってみたらいい。

 

でもそのとき、

心にとめておいてほしい。

 

何のためにその命を使う?

何のために?

誰のために?

 

一人の親として、

子どもの幸せを願うのは

当たり前な事。

でも、自分の

子ども達が幸せになることだけじゃなく、

子ども達が、

さらに誰かを幸せにする人に

なってくれたら、こんなうれしいことはない。

誰かを笑顔にできる人に

なってくれたら。

 

そしてこの想いは、

自分の子どもだけじゃなく、

私たち夫婦に

関わってくれたたくさんの子供たちが

そういう人になっていってくれたら、

こんなうれしいことはない。

 

 

************

 

伊澤さんのご冥福をお祈りいたします。

彼の行動から、

つながった命があって、

彼の言葉によって

幸せになった方がたくさんいると思います。

私も、おばあちゃんがガンになったとき

力になっていただきました。

お陰で、おばあちゃんを

心穏やかに

看取ってあげることができました。

ありがとうございました。