無価値な存在だったあの頃 | 肩書職人のひとりごと

肩書職人のひとりごと

個人事業主やフリーランスとして
人の役に立ちながらも
自分らしく生きていきたい人に向けて
仕事やビジネス、人生観など、
肩書職人から見た話を綴っています。

※今日は長文です※
 

こんばんは。
肩書コンサルタントのウスイです。

すごく個人的なことですが・・・

 

0時を回ってしまいましたが
今日は年に一度の誕生日でした。

朝からFacebookやLINEなど
SNSを通じてたくさんのメッセージを頂きまして
本当にありがたいなぁと思います。

普段、このブログでは
ほぼプライベートなことを書いていないんですが
今日は1年に1日だけの普通で特別な日なので
少々、プライベートなことを書いていこうと思います。

プロフィールに書いてあるので
そちらを見て頂いた方は
多少僕の過去を知って頂いているかもしれませんが
少々お付き合いください。

僕、薄井信也という人間は

今日で52歳になった「普通」のおじさんです。

カリスマ性があるわけでもなく
ものすごい特技があるわけでもありません。

優等生の人生を送ってきたわけでもないので
何かで1位を取ったり

輝かしく表彰されたこともありません。

小学生の時に美術コンテストみたいなやつで
教育会長賞?を1度だけ頂いたのが最初で最後。

表彰式に呼ばれたわけでもないので

賞状をもらったくらいの記憶です。

それもどういう賞なのかよくわかりません笑

佳作?銅賞?と同じくらいじゃない?とか
言われた記憶だけが残っています。

早い話、普通の子供でした。

そんな子供がそのまま大人になったこともあり
働き始めてからも至って普通の社会人生活の毎日。

とはいえ、特に不満があったわけではありません。

しいていえば

人に誇れるものを持っていないというのが

不満というか悩み。

そういう考えが常にあったので
自己肯定感は低めだったかもしれません。

営業の仕事でも、大きな契約は取れないけど
毎月なんとかノルマをこなしていたタイプ。

容姿がいいわけでもなく
成績優秀だったわけでもない。

面白い話が出来るわけでもないので
合コンには呼ばれるもののいつも数合わせ。

25歳まで、恋愛も無縁でした。

今思えばですが
片思いと玉砕の繰り返しだった10代から20代は
本当にしんどくて、人を好きにならないと決め
一切の感情が表情から消えたこともありました。

当時の同僚や先輩には

薄井と話してると

ロボットを相手にしてるみたいだ
など、そんなことも言われる始末。

しかし、そんな言葉を投げられても
痛くもかゆくも何とも思わないくらい
感情を閉ざして生きていた時でもありました。

20代半ばにして
人生に絶望していたのかもしれませんね。

先が見えない不安。


このままこの会社にいて
60歳の定年まで働くのか⤵

恋愛もうまくいかない。

仕事でも突出した業績も残せない。

このままあと40年。

定年後も20、30年。

生きてる意味あるんか?


そんなことを毎日毎日

自問自答してたような気がします。

そもそも何のために生きてるのか?

人生の目的もなければ、生きがいもない。

自分じゃなくてもいい仕事をして(いると思い)
やりがいを微塵も感じられない。


(多分)うつだったわけでもないですが
人生や命の持つ意味をド真面目に考えた。

その結果

全てが無意味に思えていた

かといって、自死を選ぶわけでもなく
死にたかったのかと言えば

そういうわけでもない。

よくわからないけど生きている。

そんな状態。

生きることはエネルギーを消費する。

食べること。
寝ること。

社会生活を送ること。

 

そのためにはお金も必要。

当たり障りのない人付き合いをして
意味の見いだせない仕事をして
でも、無理にでもその意味を見つけようとして
気持ちの奥底は誰にも見せず
虚無感とずっと戦っていた。

虚無感と戦うというより

虚無感が常にそこにいた
という方が正しいかもしれません。

転機が訪れたのは24歳の頃。

同僚に半ば強引に誘われた自己啓発セミナー。

冷静に見るといわゆる洗脳系。

僕は頭の中が冷め切っていたので
セミナーに参加しても
のめり込むはありませんでした。

他の参加者は、感極まって泣いたり
叫んだり、感情をぶちまけてましたが
僕はそんな周りの状況に合わせるように
一応それっぽい演技だけしながら
この人ら洗脳されちゃってるじゃんという感じで
周りをかなり冷めた目で見ていました。

しかし、そのセミナーのワークで
一つだけ大きな影響を受けたものがありました。

 

それは今の自分に出会うきっかけを
見つけることになった出来事です。

僕が今でも覚えている、そのワークでの質問。


あなたが本当に欲しいものは何ですか?

この質問をひたすら問われるワーク。

3分か5分か覚えていませんが
こんなんで何が変わるんだよ
最初は舐め切っていたこのワークで
数分後、僕は自分の本音を
突きつけられることになります。

最初のうちに出てきた答えは
車が欲しいとか、
彼女が欲しいとか
家を建てたいとか
会社を作りたいとか
物や人、権威や環境、そんなものばかり。

しかし、そういう薄っぺらいものは
すぐに言葉が途絶えてしまい
それでも繰り返される質問。


あなたが本当に欲しいものは何ですか?

あなたが本当に欲しいものは何ですか?

あなたが本当に欲しいものは何ですか?


ワークも終わりに差し掛かる頃
問い詰められた状況の中で
考えるよりも先に口から出た言葉。


人に必要とされたい!

その一言が出た瞬間、ワークは終了。

意外な言葉が自分の中から
吐き出すように飛び出し
強烈に脳内に突き刺さりました。

その後もセミナーは続きましたが
正直、内容なんて覚えていません。

ずっと自分の言葉の意味を考えていました。

冷静さを取り戻した頃に気が付いたこと。

承認欲求を、ずーっと仕舞い込んでたんだ。

自分の気持ちに、見ないふり、気付かぬふり。

感情にフタをして
思考にもフタをして
仕事で上手くいった時も
好きな人が出来た時も
すべて勘違いしないように無心を意識する。


僕なんかが上手くいくわけがない。
 

上手くいったのはたまたまだ。
 

好きな人が出来ても
自意識過剰になるな。

 

相手にされるわけがない。

当時苛まれていた虚無感の正体
意外な形で突き付けられ、知ることになった。

人に必要とされないと思い込んでいた人生の中で


誰かに認められたかった。

 

必要とされたかった。
 

そうやって一生懸命

ドアを叩き続けていた自分がいた。

誰かに選ばれる自分になりたかった。

そうしないと、生きている意味がない。

生きていてもしょうがない。

 

そんな存在にはなりたくない。



自分なりのあがきだったのかもしれません。

感情にフタをして、心を閉ざすことによって
自分を守っていたのかもしれない。

今でも「出来た人間」には程遠いですが
今よりもまだまだ青二才だった頃の
自分なりの自己防衛だったのかもしれません。

30代40代もそれなりに苦労はしましたが
感情を取り戻した自分で生きていたこともあり
それ以降の時間は、これまでの人生の中では
わりと充実した時間を過ごしていた気がします。

今、肩書コンサルタントとして
個人事業主やフリーランスの方の
セルフブランドの構築サポートを軸に仕事をしつつ
オリジナルコンテンツやビジネス構築のお手伝いと
イベント運営の活動をしていますが
僕の活動の原点は、今日お話ししてきた

必要とされる人になりたい
という根っこの部分にすべて繋がっています。

必要とされる人になりたければ
必要とされることをしていく。


世の一部では
承認欲求を悪のように言う人もいます。

もちろん、度が過ぎれば
良くない影響を与えてしまうものなので
扱い方は大事ですが、人として必要な欲でもある。

承認欲求のない人はいない。

悟りを開いているような人はともかく
社会生活において、誰かと関わって生きるには
持ちつ持たれつという関係性が
少なからず必要になるからです。

だからこそ

承認欲求に振り回されるのではなく
承認欲求をコントロールしていく。


見ないことにせず
しっかり把握したうえで付き合っていく。

実は人一倍、何者かになりたかった
そんな僕がいたからこそ
何者かになりたい人の役に立つ仕事ができる。

僕の活動理念


ひとりビジネスで頑張る人に
「役割」と「出番」と「居場所」を創出する


肩書相談では、役割を。

イベント運営では、
出番を。

その2つからクライアントさんと
クライアントさんのお客様の中に生まれる
頼り、頼られる関係性の先に
居場所を。

そうすることではじめて、僕自身の中にも
「役割」と「出番」と「居場所」が生まれる。

だから今
肩書コンサルタントとして活動しています。


人は与えることでしか与えられない。

 

そんな話です。

 

 

※The Giftには、言いたいことが詰まっています。

 


普段の自己紹介では
自分の話をかなり間引き、圧縮して、
さらっとお話していますが
実はそんな感じの過去を経て、今があります。

今日は長々と
個人的なお話を書いてしまいましたね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

次回からはまた
自分ブランド作りに役に立てる
肩書職人のひとりごとをお話していきます。

今後ともよろしくお願いします_(._.)_

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