お客様を「道連れ」にしてませんか? | 肩書職人のひとりごと

肩書職人のひとりごと

個人事業主やフリーランスとして
人の役に立ちながらも
自分らしく生きていきたい人に向けて
仕事やビジネス、人生観など、
肩書職人から見た話を綴っています。

おはようございます。
肩書コンサルタントのウスイです。

今日の話は、目的地の設定について。


ビジネスにおいて

目的やゴールというのは大事なものです。

カーナビを考えればわかるように
目的地を設定しないと道案内してもらえません。

人生もビジネスも同じ。

この目的地の設定を自分で出来る人は
ビジネスもうまくいっているはずで
仕事も軌道に乗り、順調なはず。

個人事業主やフリーランスは
基本、全てを一人でやることから始まるのですが
最低でも、自分が何を出来る人で
どんな状態にいて、進む方向がわかっていて、
どんなふうに売り上げを立てていくかわかっている。


そして

その状態であることを、自分で把握・理解している。

少なくとも、それくらいはわかっていないと
ビジネスとしては成り立たない可能性が高いです。

必要最低限なのは、現在地と目的地。

今の自分の状態、現在地はどこなのか?
先々、自分がどうなりたいのか?

自分でビジネスをして食べていくということは
お客様を巻き込んでいくわけですから
巻き込んだ挙句、迷子になっては、
文字通り、一緒に路頭に迷ってしまいます。

お客様からすれば
お金を払って、時間も使って、迷っていては、
たまったもんじゃありません。

 

プロとして関わっている以上

道連れだけは絶対に避けなくてはいけません。



お客様を巻き込む前なら
自分一人の問題なのでまだ許されますが、
そうじゃないなら、目的地くらいは、
一緒に目指せるようじゃないと
お互いに不幸になってしまいます。

コンサルの仕事というのは
迷子になっているお客様に対し
明確なゴールをいくつか提示して
お客様が選択した目的地に向かって
ナビゲートしていく
という役割があります。

職業によって若干の差はありますが
コーチや講師業の人も基本は同じ。

ですが、その道を示す人が迷子だと
かなりヤバいことになります。

個人的な経験談から言うと
国や民間資格、協会・団体の認定講師など
ある種「免許証」のようなものを持った人ほど
目的地がずれてしまっているのでは?と
思うことが多いんですね。


何のために、それを手に入れたのか?という話。

元々やりたかったことがあったはずなのに
「免許証」を手に入れたら
その「免許証」を使いこなすことに夢中になっている。

あるいは、助けたい人がいたはずなのに
「免許証」に適したお客様だけを相手に
集客するようになってしまい

本来助けたい人たちのことなど忘れている。

目的地を忘れてしまって
上書きされているものだから
自分では気が付かないうちに
心がモヤモヤしている違和感を抱え
それを生かすための動きをするようになっている。

見方を変えると「もったいない精神」
いつの間にか仕事をしてしまっている人もいる。

それも無意識に。

少し個人的な話になりますが

僕の経験談をお伝えしますね。


僕は20代前半まで建築業界で仕事をしていました。

高校の建築科を卒業し
ハウスメーカーの設計課にいたので
将来は設計事務所でも構えての独立を考えていました。

ところが、その後の転職活動が上手くいかず
設計の仕事からリフォームの営業へと会社を変え
設計事務所での独立という道からは
少しずつ、でも確実に道を外れていきました。

27歳の頃、出逢いと機会が訪れ、
サービス業(書店)で働くことになりました。

完全に建築業界から転身した形です。

転職活動で悩んでいた頃は


建築の勉強をしてきたから
建築業界を辞めるのは「もったいない」


そんなことが常に頭にありました。

 

今思えば、無意識にそこにすがり
業界になんとか残ろうとしていたのですが
その根底にあったのは

学生時代を含め、かけてきた年月と経験が
まるっきり無駄になってしまうんじゃないか?

という、これまでの自分が
無かったことになってしまうことへの不安でした。

幸い、異業種への楽しみが勝っていたので
当初は不安がありながらも
転職後は楽しく仕事をしていました。

建築業、小売業、その後、飲食業を経て
現在のコンサル業へと舞台を移したわけですが
今、仕事をしていて思うのは

すべてはココに繋がっていたということです。

僕の人生における仕事の目的地(理念)は


ひとりビジネスで頑張る人に
「役割」と「出番」と「居場所」を創る


というもの。

お客様の持っているものを
一旦、全てテーブルに並べ
一緒に確認をしながら
お客様の希望に沿う形で
オーダーメイドのサービスを組み上げる。

この工程は
建築業界にいた時に培った
住宅設計の仕事と同じです。

お客様の頭の中にあるものを
見える化して一緒にカタチにしていく。

培ってきたスキルが
肩書相談やブランド構築のコンサルに役立っている。


他にも過去のいろいろな経験が
今の仕事に活かされていることはたくさんあります。

僕が辿り着きたかった目的地(理念)は
設計事務所という形じゃなくてもよかったってことです。

固執しない性格だったことはラッキーでしたが
誰にも師事せず、一人でやって来たので
ココに辿り着くまで
20年以上の月日を要してしまいました。

20代の若い世代は
目的地(理念)がハッキリしている人の方が
少ないとは思いますが、30代でも40代でも、
それがわからないまま起業している人が
かなりたくさんいます。

20代に比べれば、時間が過ぎている状態なので
本来、迷子になっている時間もないはずなんですが
僕のように独学で頑張る40代も多いので
目的地(理念)を見つけるための
自分探しの旅に出てしまっている人も少なくありません。

「答えは自分の中にある」なんてことよく言いますが
確かに答えは中にあるけれど、的確に、適した形で、
見つけられる人は少ないのかもしれません。

だから、講座やセミナーを転々としたり
何度も違うコンサルに転々とお願いしてしまう。

どのタイミングで答えが見つかるかは
正直、賭けみたいなものです。

一つだけ言えるのは

目的地がずれたままでは、誰も幸せになれない
ということ。

だから、できるだけ早く
目的地(理念)をセットして
それに必要なものをそろえ
あなたが助けられる困っている人と出逢うこと。

すべてはタイミングが肝ですが
そのタイミングを逃さないためには
自分で自分のことくらいは
しっかり知っておく必要がありそうですよね。


目的地ブレブレの状態になっていないか?

迷子のまま突き進んでいないか?


自分の目的地(理念)を考えてみる時間は
それはそれでちゃんと確保して
できれば忘れないように

時々でも確認してみてください。

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