アルテック1567A+1569Aステレオ使用アンプセットレストア | 道楽おやじの独り言

道楽おやじの独り言

東京は武蔵野市吉祥寺でシュガーレコーズ(http://sugarrecords.org)ってちっぽけな店をやってます。オリジナル設計の真空管アンプ製作やヴィンテージオーディオのレストア、製品紹介他アナログオーディオ&レコードの紹介ブログ

なにやら来週は春の陽気になりそうな

 

そんな今日この頃皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

 

お得意のアルテックアンプのレストアのご依頼を頂きました。

 

毎度お馴染みのアルテックの1567Aミキサーアンプ

 

と1569Aパワーアンプのレストア修理です。

 

(修理完了状態です)

 

狭いスペースにもアンプ一台分の床面積でお預かり出来たことは

 

・・・・・・非常に有り難い事でした。

 

 

でコンディションですが

 

1567Aと1569Aアンプ共にステレオ使用で有りながら

 

左右のアンプで修理内容が違っていて

(レストア前のそれぞれ一台の状態)

 

ステレオ使用には非常に好ましく無い状態

 

 

不具合に関してはコンデンサーと一部の抵抗なのは定番

 

交換されているパーツが問題で

 

 

アルテックアンプを使う意味が無いコンデンサーを使って音が出るだけ

 

 

 

アルテックトーンで楽しむには相応しく無い物が使われているのは

 

ただ音が出れば良しとする修理者の感性の表れ

 

 

それらの部分を改善し

 

アンプのコンディションを初期状態(トランス類の経年はどうしようも無いですが)に戻し

 

 

今後末長くアルテックプロ用アンプの音で音楽を楽しめる様にレストアしました

 

修理内容は・・・・・

 

ブロック型コンデンサーで現在新品で入手出来る物で信頼を置ける物が無いので

 

 

新品ヴィンテージコンデンサーの米国スプラグ製と米国製マロリー社製チューブラー型を入れて

 

長期間の信頼性とメイドインUSAの音を復活させています。

 

 

音質の肝となるカップリングコンデンサーは

 

 

アルテックオリジナル使用の米国コーネルデュビラー社製

 

新品ヴィンテージコンデンサーを使用して万全を期しています。

 

他にも米国スプラグ製のコンデンサーやアーレンブラッドレイ社のカーボン抵抗等

 

 

・・・・・全て米国製新品ヴィンテージ部品でのレストアです。

 

 

実際の作業に当たっては

 

アンプの状態は4台全て違い「どうしてこんなに汚れている?」等

 

中々に余計な手間がかかる所も在り

 

 

レストア作業は個体による差が非常に大きいのが現実です。

 

でも1番の問題は・・・・・

 

 

レストアのご依頼で持ち込まれるアルテックアンプの

 

如何にいい加減な修理がなされている事か

 

 

電気的な復旧をするだけでは全く意味が有りません

 

オーディオヴィンテージアンプは洗濯機や冷蔵庫などの白物家電では有りません!!

 

 

毎度溜息で作業を進めていますが

 

レストア完了したアンプに灯を入れて音楽を再生した時の

 

 

アルテックトーンの世界の素晴らしさには感動しかありません。

 

 

 

 

レストアのご依頼は電話やメールで

 

一度当店でレストア作業をすれば後々の不具合点の修正も素早く対処出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・先ずはご相談下さい。