中国古代の養生法をご紹介します。
やり方は師傳によって多少異なることもありますが、ここでは私が昔習った方法を。
(ご病気や体調不良等の方は、医師に相談されてからがいいと思います)

十八世紀から広まり、1882年に出版された「内功図説」に収録された養生法です。
この方法は座ってやっても、寝てやってもよいもので、最初の八勢を全部一回やり終わるのを一度と数え、連続に3度をやってから、第九勢を行います。毎日朝、昼、夜にそれぞれ一回をやることを奨励しています。朝と夜に二回でも構いません。男女、老人、子供など、誰でもできますが、ただ妊娠されている方には禁止されています。ここでは順に説明したいと思います。

第1勢  両手の真中の三指を重ねて、胸の中央(鳩尾の少し上)の位置に置き、左回りに優しく摩擦します。21回繰り返します。
第2勢  両手の真中の三指を揃えて、胸の中央の位置から下へ臍下まで優しく摩擦します。21回繰り返します。
第3勢  両手の真中の三指で、臍下から上へ胸の中央の位置まで優しく摩擦します。21回繰り返します。
第4勢  両手の真中の三指で、胸の中央の位置から下へ臍下まで優しく摩擦します。21回繰り返します。
 

  

 

*呼吸をする時に次のように行いますと、効果がさらに期待できます。
①息を吸う時は、鼻から吸った「清らかな気」が全身に広がるようにイメージします。
②息を吐く時は、「濁った気」を口から吐ききるようにイメージします。