収穫2024 その25 ──ここでひとまず一区切り── | Everyday People Dance To The Music

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日々人は音と共に踊る

実は密かに「新札全部揃うまで替えれま10」を開催していました(笑)。





無事揃ったので、心置きなく替えることにします。



というわけで、ここで今回の収穫。



No.047:Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Mozart: Symphony #29, Tchaikovsky: Symphony #6』 ¥1300
またカラヤンの『悲愴』……とは言え、元々この盤で打ち止めにする予定ではあった。前回のEMI盤が予定外で、結果5枚にはなったわけだけど。
カラヤン最後の来日公演であり、生涯最後の『悲愴』。これはもう、とりあえず持っておくべき盤とするしかない。やや尻込みする値段ではあったけれども、前回見た時よりは安かった(苦笑)。


Tchaikovsky: Symphony No.6 Pathétique / Karajan Tokyo Live 1988 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」カラヤン 東京ライブ

まあ、結局そういう背景がどうしてもついて回る演奏ではあるよね。
晩年カラヤンの枯淡の境地、みたいな言い方がよくされるのだけど、『悲愴』に関しては曲自体に外連味があり過ぎる気がするな。ライヴならではの勢いはありつつ、やはりどうしようもなく「晩年」を意識してしまうような演奏ではあると思う。
枯淡、という面では併録のモーツァルトの方が相応しいかな、と。正直聴いたことのない曲ではあったけれど、透明感を感じられて良かった。手持ちのワルター・コロンビア響の演奏と聴き比べてみたいとも思う。

このいわゆる「ラストコンサート」の録音はあと2日分リリースされていて、まあ曲目的にもいずれは買わざるを得ないのかなという感じではある。値段が張る以前に、そもそもあまり見かけないのだけど……。



No.048:Klaus Tennstedt: London Philharmonic Orchestra『Beethoven: Symphonies #1 & 5』 ¥980
はい、恒例の『運命』収録盤枚数カウントの時間がやって参りました(笑)。今回ので39枚目ですね。
今年だけでもう5枚買ってるのか……そう言えば、40枚超えたら聴き比べやろうみたいなこと書いたな確か……。

テンシュテットの『運命』、何年か前に買ったキールフィルとの盤があったのだけど、演奏は傷だらけでそれでも破れかぶれで突き進む爆演という印象があって、そのテンションはそのままにもう少し整った演奏はないものかと思っていた。
今回の盤は晩年のロンドンフィルとの演奏。一連のマーラーの正規版ライヴと同時期であり、まさしく命を振り絞るような入魂の演奏を期待していた。


Klaus Tennstedt Beethoven - Symphony No.5 (1990) London PO

うむ、概ね期待通り。
一聴してのただならぬ雰囲気という点ではキールフィルの方に軍配が上がるけど、迫力はこちらも十分。巷で評価の低い残響の多さとティンパニが強調され過ぎてるのも、そこに寄与しているとは思うが。
とにかくスケールが大きい。第4楽章冒頭のフレーズを長く伸ばす辺りはケーゲル・ドレスデンのそれを思い出す。フライング気味に拍手が起こるのも納得の、熱狂の演奏。第一番はまだ聴けてないけど、もう割とお腹いっぱいです。



色々やることが多くて大変よ。台風も来てるしね。
……『運命』の聴き比べとか、言ってる場合ではないのである(笑)。やりたくなくはないけど、今じゃない。