久しぶりにベートーヴェンの『大公』を聴いた。去年の今頃買った「百万ドルトリオ」の盤だ。
Beethoven: Piano Trio No 7 "Archduke" (Rubinstein, Heifetz, Feuermann) - I
……『海辺のカフカ』を読んでないのにから、この盤を持っているという辺り、我ながら香ばしい感じがしなくもないが(苦笑)。
で、まあ睡眠のお供に聴いたというだけなんで、そこまで偉そうなことは何も言えないのだけど、一聴演奏の良し悪しよりも音の良し悪しの方が気になってしまったのは否めない事実。モノクロというかセピア色というか、そういう感じの音色。
Arturo Toscanini: Beethoven Symphony no. 5 (1939) 1/4
例えば、ほぼ同年代のトスカニーニであったり、少し時代が下ったとはいえフルトヴェングラーやワルターやエーリヒ・クライバーのヒストリカル録音もそれなりに聴いてはきたわけだけど、交響曲だと音の古さはそれほど気にならない。
全く、とは勿論言わないけど、交響曲の場合は音の古さが虚仮威し的な凄みになって、迫力を増すという部分もあるかもしれない。室内楽だと、迫力よりは音の明晰さの方が重要で、よりクリアな音を求めてしまうという感じか。
Beethoven, Archduke Trio, 1,2mov, Kempff, Szeryng, Fournier
いずれにせよ、せめてピアノがピアノの音で聴こえる音質の盤で聴きたいなと思う。
というわけで、明日神戸で探す盤にケンプ・シェリング・フルニエかバレンボイム・ズッカーマン・デュプレの『大公』も追加と……っていうか明日神戸に行きます(笑)。ちょっと映画でも見に。