・エピファネイア
5戦3勝、重賞1勝。
2歳戦終了時点ではこの馬こそがクラシックの第一候補だった、エピファネイア。
第73回 皐月賞(GI) ロゴタイプ 2013/4/14 【競馬】
「と、色々と考えてきたものの、そもそも「福永悲願のダービー」という点に既に違和感を感じる。そもそも牡馬クラシックを一度たりとも勝っていない福永を柴田や武と同列に見るというのが無理のある話。
騎手なら誰でもダービーには乗りたいし、勝ちたい。そこに何がしかのプラスアルファが加わったときに悲願と言う見方が生まれるわけで、福永はまだその域には達していないように思えるのだが、どうか。」
昨年、ワールドエースとのコンビについて僕は上の様に書いた。
果たしてそれからの1年で福永が「何がしかのプラスアルファ」を得たのかは、微妙なところではある。得たものよりは失ったものの方が多い1年だったとすら言えるかも知れない。
それでも、また今年この舞台に主役の一人として、それもより頼り甲斐のある相棒と共に戻ってきたことは、紛れも無い事実として評価したいと思う。
エピファネイアについて、福永自身がどれだけの思い入れを持っているのかは、そのようなコメントが恐らくは出ていない以上、わからないと言うしか無い。
ただ少なくとも傍目から見て、自らとのコンビでクラシックを勝った牝馬が、ダービーを勝てるだけの能力を持った子を送り出し、その馬に自ら跨るというのはやはり稀有な例であり、相応の意気込みはあって然るべきだと考える。
武豊にとってのアドマイヤベガ、河内にとってのアグネスフライトは、そういう存在だった。
意気込みさえあれば勝てると言う話ではないが、彼らが共に難敵との接戦を制することができた、その最後の一押しとなったのは彼らの勝つことへの強い気持ちではなかったかと思うのだ。
ダービーとは、そういうレースなのだ、と。
今回の課題は道中を如何に折り合うかと言うことになるが、それは必然的に如何にロゴタイプの後ろにつけるかということとニアリーイコールとなる。
実際にマークするかどうか、その上で仕掛けのタイミングを割きに取るか後に取るかはともかく、前走のように仕掛けを見られた上でかわされることだけは絶対に避けたいはずだ。そのための方法論としての、つまりは折り合いだと思っている。
皐月賞で見せた勝ちに行く競馬を、より強固な意志と戦術で具体化できれば、馬の方はそれに応えてくれるはずだ。
この馬でできなければ、この先福永にチャンスは二度と回ってこないのではないかとすら思えるのだが。