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ごーいんぐまいうぇい!

ふらりふらりと気の向くままに。日々迷走。ときどき暴走。とある自転車乗りのひとりごと。

ブログネタが溜まりすぎて更新が追いつきません。

どうも、ぽにです。

 

さてさて、今回は10月に参加してきた栃木県北部サイクリングツアーのレポです。

 

事の発端は8月下旬。

北海道から帰ってきてそらちロスの日々に、1通のDMが届いた。

「10月13,14日に栃木県北部で地域主体のサイクリングモニターツアーがあるんですが、参加しませんか?」

基本的に来るもの拒まずバッチ来いな自分としては以下略。

 

そんな感じでサクッと参加を決めまして10月。

 

 

まず、今回のツアーの紹介をしておこう。

主催はOne Sky Project

関係機関には矢板市、大田原市のほか、栃木県北サイクルツーリズム協会なるものが入っている。

ルートは、那須・矢板を拠点に1日60㎞程度という実に健全なサイクリングプラン。

いや別に普段が不健全ってわけでもないんだけども。

ともあれ、地域が主体となって地元の魅力を知ってもらおうというツアー。

まぁ最近そういうのよくあるよねと、私も最初はそう思っていました。

実際どうだったかというのはぜひこの先も読み進めてもらえるとわかってもらえると思う。

 

というわけで当日。

暑さも落ち着いて朝晩は冷え込む気候になってきたので、紅葉にも期待しつつまずは集合場所である東京駅へ。

 

事前に告知されていた場所に向かうと、待ち構えていたのは観光バス。

そう、東京から栃木への移動はバスなのだ。

さらにこのバス、トランクルームに特別仕様のサイクルラックを積み込んでおり、前後輪を外すだけで自転車を搭載できるようになっている。

と、ここまでですでに感動モノだが、主催の気遣いはさらに上を行っており、フレーム保護用の毛布はもちろんのこと、ホイールバッグにスプロケカバー、更にはチェーンステーカバーまで準備されていた。

 

用意周到すぎて出発前から驚きの連続である。

なお、このバス輪行がとてつもなく快適であったということは特筆しておきたい。

電車での輪行を経験したことがある方はわかると思うが、自転車を袋詰めして担いで駅構内やホームを移動するというのは、たとえある程度の慣れはあってもそこそこ体力を使うものである。

ところが今回の輪行スタイルになると、まず袋詰めが不要。もちろん駅構内に入る必要もなければ先頭最後尾争奪戦を繰り広げる必要もない。

なんとストレスのないことか…

バス輪行、もっと流行ってくださいお願いします。

 

そんな感動もありつつ、参加者30名ほどの自転車を搭載し終えていざ、栃木へ向かって出発。

バスの中では、これから向かう那須・大田原のグルメガイドが手渡される。

こういうの遠足感あっていいよね。

 

ガイドに目を通しながら今回のツアーに関するスケジュール、諸注意に耳を傾ける。

一通りの説明が終わったところで、さて現地到着までひと眠りするかと思ったところに

「では、続いて今回のツアーに同行していただく、那須ブラーゼン代表取締役の若杉さんからご挨拶をお願いします」

…うん?今なんと?

 

確かに、ホームページの協力企業の欄にブラーゼンとは書いてあったが、せいぜいルート提案やちょっとしたサポートくらいかなーと思っていたら突然の社長ご登場である。

あれ?これもしかして結構本気度高くない?

何やら思っていたよりもサイクリスト誘致への気合がすごい。

初っ端からいい方向に予想を裏切られると、ここから先への期待も当然大きくなってくる。

 

そんなわけでわくわくしながらバスに揺られること3時間。

那須サイクルステーションに到着。

 

ここから二日間の真のゆるポタが始まる。

にわか雨かと思いきや、次第に強くなる雨脚。

さらに風も強く吹き始め、体感気温が一気に下がる。

よりによって今回のそらちGFで一番エイド間の長い区間での雨に、一気に口数が少なくなる一同…かと思いきや、

「寒い!冷たい!!あはははは!!」

めっちゃ元気だった。

 

あまりの寒さにぶっ壊れたかと不安になるテンションである。

ソロライドでの雨であれば気が滅入るだけだが、こうして一緒に走っている仲間がいるとそれすらも楽しく感じてしまう。この不思議なイベント効果を感じたことがあるのは私だけではないだろう。

 

体温を下げないようにと次第に上がるペース。

 

道中、雨にもかかわらず待機してくれている移動エイドが本当にありがたい。

特におしぼり。路面から跳ね上げられた雨水でドロドロになった顔を拭うだけでも気分がリフレッシュできる。

 

この区間で、TADA車のトレインを激写したり、昨年のそらちGFを一緒にCarryMeで走った方との再会も果たした。

 

ずぶ濡れになりながらも、二つ目のエイド ゆにガーデンに到着。

温かいビーフストロガノフ丼が冷えた体に染み渡る。

 

このエイドにいる時間帯がちょうど雨の一番強いタイミングだったらしく、スタッフの持つ無線からDNFしたひとの回収を手配する声が聞こえてくる。

今回のそらちGFにおいて、スタッフの手腕が最も問われた局面だったのではないかと思う。

規模の大きいライドイベントを主催するにあたり、天候によるリスクというのはとても大きい。パンクなどの機材トラブル対応に加え、リタイアした人の回収が一気に増えると、入ってくる情報を処理するだけでも相当な労力を要するのだ。

今回の雨において目立ったトラブルなくイベントを終えることができたのは、こうしたスタッフによる奮闘もあってこそということは心に留めておきたい。

 

ストロガノフ丼を食べ終えて周囲を見渡すと、人だかりのできているテントが目に入る。

温かいお茶があると聞いてテントに向かうと、ジェットヒーターが稼働していた。

8月にジェットヒーター。

さすが北海道というべきか、本州民としては季節感が崩壊しそうである。

なおこのヒーター稼働に関してはそらちGF運営の準備ではなく、ゆにガーデンのご厚意によるものとのこと。こういった臨機応変な対応は本当にありがたい。

 

身体も温まり、雨も多少弱くなったところで再び走り出す。

寒いことに変わりはないが、気力は十分だった。

少し走ると、激坂オプションへの分岐を示す看板が現れた。

迷わず激坂ルートへ進む。

篠さんがめちゃくちゃうれしそうな笑顔で登っていったのが印象的だった。

頂上の移動エイドで補給を済ませ、先を目指す。

 

相変わらず風はあるが、雨粒は次第に小さくなり、ちらほらと青空が覗く。

待ちに待った青空に、テンションが急上昇する一同。

 

「晴れた!やった!俺たちのグルメフォンドはここからだ!!」

どこの打ち切り漫画ですか。

 

次のエイドステーションは、ながぬまコミュニティ公園。

口にこそ出さなかったが、ここの日帰り温泉の看板にものすごく心惹かれていた。

このエイドでは、源泉豆腐とトマトジュースとかりんとう饅頭をったが、残念ながら一瞬で食べつくしてしまったので写真はない。

 

雨が完全に止み、路面が乾いた。

残りは40㎞。そらちGFもいよいよ終盤戦だ。

起床は4時半。

 

夏休み8日目にして、この夏のメインイベント。北海道そらちグルメフォンド2018当日。

昨年、たまたまそらちGFと同じ日程で北海道に滞在し、たまたまそらちGFのコース近くを通過し、さらにたまたまけーすけさんからTwitterをフォローされていたという偶然から繋がった縁。

こうして準ゲストという立場で招待してもらったわけだが、まずは全力でこの一日を楽しもう。そんな決意と期待を胸に、会場である岩見沢キタオンへ向かった。

 

会場では、移動エイドにサポートカー、そしてスタッフの皆さんが準備を進めている。前回はチャレンジライドの疲労で周囲を見る余裕もなかったが、こうしてイベントが作られている現場を見るだけでもテンションが上がってくる。

 

ジャージにゼッケンを付け、進行表に目を通しながらゲスト控室で開会式を待つ。

なお、この日のジャージは自分でデザインした一張羅。

ゆるポタを貫く確固たる意志が伝われば幸いだ。

 

開会式がスタートし、ステージへ。

ほかのゲスト陣ほどの知名度はないので、紹介はサラっと流してもらってスタートゲートへと移動する。

出走は先頭。

こんな華のある役を私が背負っていいのかという気持ちがないでもないのだが、そこは一緒に出走する篠さんに担ってもらおう。

 

スタートしてすぐ、自衛隊車両の後ろにつく。

これほど心強い先導車もなかなかないだろう。

 

さて、今年のそらちGFのルートを軽く紹介しておこう。

昨年は岩見沢を起点に、美唄、月形と北へ向かうルートだったが、今年は南へ。

栗山、由仁、長沼方面へと走る。

毎年開催のイベントライドにおいて、多少のルート変更はあってもここまで大幅に組み替えてくるイベントはなかなかない。

毎年新しいルートでその土地の新しい魅力を知ることができる。そらちGFの一番の魅力はここだと思う。

さらに今年は、例年の坂バカオプションに加えてグラベルオプションも追加されている。

ちなみにこのグラベルオプション、昨年のつむりさんの発言から生まれたものだ。

「あったらいいな」を叶えてくれる運営、最高です。

 

エイドステーションは、メインとなる4カ所に加えて点在する移動エイドと私設エイドが存在する。

特筆すべきは移動エイドで、軽トラに満載されたお菓子やフルーツ、水にスポーツドリンクがほぼ10㎞ごとに待ち構えている。

昨年のつむりさんのブログにもあったが、本当に自前の補給食が不要になる待遇だ。

 

今回私が走るのは120㎞のロングコース。

キタオンを出発し、一つ目のグラベルオプションを攻略してまずは一つ目のエイド、雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウスへ。

その名の通り、廃校となった小学校を自然体験などのイベントに再利用している施設で、校舎に入るとなんとも懐かしい雰囲気に浸ることができる。

 

ここでのエイド飯は、コロッケとメロン、そしてきびだんご。

初っ端からオーバーカロリーの予感である。

 

このエイドで後続のふぃりっぷさん、まさやんさんと合流し、次のグラベルオプションへと向かう。

このグラベルは栗山ダムを一周するルートで、今回のオプションの中で唯一サポートライダーの同伴が必要となる。

つまり、それくらい路面がアレなのだ。

とはいえ、そんなオプションにわざわざ突っ込む物好きが文句を垂れるわけもなく、みんなで仲良く爆笑しながら駆け抜けた。

脳がシェイクされるとなんかよくわからなくても楽しくなりますよね。

 

グラベルの振動で頭のネジを数本落とした後、次に私たちを迎えてくれたのは私設エイド。

そう、“私設”のエイドである。

こうして地元の方に受け入れてもらえているイベントというのは、参加していて本当に楽しい。

ここではトマトジュースと手打ちそばをいただく。

なおここで飲んだトマトジュース、美味しかったなと思って後日調べたところ、完熟三姉妹、1缶600円。

そんなものが、“私設エイドで”惜しげもなく振舞われているのだ。

なんというか、このイベントに対する気合いがすごい。

 

ここでしばらく他の参加者と談笑しているうちに、雨がパラつき始めた。

撥水のアウターを着込み、リスタート。

 

ここからライドの様相が大きく変わることになろうとは、この時の私は予想もしていなかった。

時刻は7時。まだ誰も起きていないようだ。

ベッドから這い出して外に出る。

北海道に上陸してから4日目にしてようやく、朝から青空を見ることが叶った。

澄んだ空気と土の匂いを楽しみながらコテージ周辺を散歩する。

羊蹄山は相変わらず雲に覆われているが、日差しは温かく、風も穏やか。絶好のサイクリング日和だ。

 

30分ほどの散歩から戻ると、ほかのメンバーもリビングに降りてきていた。

各自、前日にコンビニ(篠さんの強いリクエストによりセイコーマート)で調達した朝食をとる。

ほとんどのメンバーがレンジで温めるパスタを食べている中、ふぃりっぷさんだけが山わさび塩焼きそばにお湯を注いでいた。

けーすけさんから、かなり刺激が強いと言われていたこのカップ焼きそば。

一体どんなリアクションが出るのかと視線を一身に受けるふぃりっぷさん。

ソースの袋を開け、麺に混ぜながら呟く。

「目が痛い…。」

既に湯気が刺激物だった。

半ば涙目になりつつもソースを混ぜ終え、いざ、口へ。

 

沈黙1秒。むせた。

 

そんな朝イチの笑いもあったところで、食後は撤収準備。

なお、ぢろうさんとBOOBYさんはここで正装(デカ頭コス)に着替える。

ツイッターでの交流がメインの私としては、こちらのほうが見慣れている姿だ。

 

荷物をまとめ車に積み込んでいると、いつのまにか羊蹄山にかかっていた雲も晴れていた。

 

写真を撮る一同。

シュールだ。

 

さて、この日は裏そらち。

翌日のそらちGF参加者のうち有志で走ろうという、公式公認の非公式ライドだ。

まずはスタート地点である、千歳アウトレットモール・レラへ車で移動する。

しかしこの絵面、ほんとにシュールである。

 

10時半にはレラに到着し、裏そらち参加者と合流。軽い自己紹介とブリーフィングを行う。

 

そらちGF前日ではあるが、本州からの参加者が多いことに驚いた。

そして、デカ頭勢もここで勢ぞろい。並ぶとなかなかに迫力がある。

 

裏そらちの参加者は30名ほど。

さすがに一つの集団で走ることはできないので、小集団に分かれて走り出す。

 

ルートはけーすけさんが組んでくれたもので、千歳から由仁町を経由し、そらちGFの拠点となる岩見沢キタオンまで。距離は70㎞ほどだが、交通量が少なく且つ、景色も楽しめる道が続く。

走り出して早々にテンションは最高潮に。

 

1時間ほど走ると、北海道箱根牧場に到着。ここで昼食をとる。

ちなみに、裏そらちはそらちGF公式の公認であるとはいえ、あくまでも“非公式”ライド。

そんなわけで昼時に突然30名も入ることができるわけもなく、箱根牧場のレストランに入りきれなかった参加者はもう少し走った先のおにぎり屋さん あぜっこ へ向かった。

 

ハンバーグセットを注文し、待つことしばし。

 

ハンバーグはもちろんのこと、付け合わせの野菜もおいしく、改めて北海道のポテンシャルの高さを実感する。

昨日の裏々そらちも含め、これぞまさにグルメフォンドだ。

若干前傾姿勢がつらいくらいに食事を楽しみ、再び走り出す。

 

次に立ち寄ったのは、由仁町の自転車休憩所

自転車旅をする人向けに開放されたコンテナハウスで、24時間開放されておりソファと毛布は自由に使える。さらに併設されたビニールハウスの野菜を5円で購入できるほか、チェーン用のオイルやサイクリングガイドも置いてある。

北海道を長期ツーリングするには天国のような場所である。

 

今回はこの自転車休憩所を運営している方がご好意で私設エイドを準備してくれていた。

用意されていたスイカを頬張るふぃりっぷさん。

 

さて、ここから先は最終目的地であるキタオンへ向かうのみ。

気持ちの良い景色においしい食べ物にテンションが上がったのか、やたらとペースの速い一行。

いや、速すぎないかこれ。

見通しがよく起伏のある直線道路でアタック合戦が繰り広げられる。

 

先頭を牽くのはつむりさんとふぃりっぷさん。

今日もか、今日もなのか。

昨日に続き、突如始まるサバイバルライド。千切れれば一人旅は確定なので、必死に食らいつく。

 

なお、道中で路面の一部に土が溜まってしまっている箇所があったのだが、翌日のそらちGF本番で通る道ということで路面の清掃をしてくださっている方がいた。本当に頭が下がる限りである。

 

集団激走の甲斐もあり、夕暮れ前にキタオンに到着。

裏そらちはこれで終了だが、この日はさらにホテルでのそらちGF前夜祭がある。

 

北海道グリーンライドホテル サンプラザにチェックインし、宴会場に自転車を搬入する。

ここにきてようやく準ゲストとして招待されているという実感がわいてきた。

 

つむりさんが乗る自転車を製作した、自転車工房ecoのフレームビルダーの唯さんとはここで初めまして。

なんと唯さん、今回のそらちGFゲスト招集にあたって、新しくフレームを製作してきたとのこと。

このそらちGF専用機のパーツアッセンブリが私の好みに思い切り刺さり、前夜祭のほぼ半分は唯さんと話していたような気がする。

なお、ecoが製作するフレームは、「mm単位でのフィッティング」よりも「ライダーの好みの感触」を重視しているとのこと。

一言に自転車と言っても、用途はレースやロングライド、キャンプツーリングなど多岐にわたる。そんなそれぞれの用途において、ユーザーが望む性能を発揮するためのフレームという位置づけだそうだ。

こういう話を聞いていると、俄然オーダーフレームが欲しくなってくる。

ビルダーさんと話せる機会などそうそうあるわけでもないので、とても貴重な時間だった。

 

前夜祭後は、打ち上げと称して居酒屋へ。

ここでもまたそれぞれの濃い持ちネタに盛り上がった。

 

明日はいよいよそらちGF本番。

昨年の分も大いに楽しむぞという期待を胸に、布団にもぐり込んだ。

アラームの音に目を覚ます。

夏休みももう6日目だ。

この日はいよいよ、けーすけさん企画、裏々そらち。

そらちGFに招かれたゲスト・準ゲストで走るライドだ。

ゲスト同士みんなで和気藹々と走ろうという趣旨ではあるが、メンツ的に明らかに“走れる”人が集まっているので油断はならない。

特に、今年の私は例年になく走っていない。気を引き締めてかからねば、殺られる。

そんな密かな決心を胸に、けーすけさんと、そらちGF公式フォトグラファーである西野さんの車に総勢9名と8台の自転車を満載し、羊蹄山の麓、真狩村へ。

 

移動中、窓に激しく打ち付ける雨に、今日もまた雨ライドなのかなぁなどとげんなりしていたものの、スタート地点である道の駅 真狩フラワーセンターに到着する頃には晴れ間も覗くようになっていた。

 

車から自転車を下ろしていると、各自にIP無線が手渡される。

そらちGF本番用にレンタルしたものだが、せっかくなのでこのライドでも使っていいよとのこと。

ちなみに、西野さんも自転車乗りではあるが、今回はサポートカーと写真に専念するとのことなので、走るのはけーすけさんと私たちの8名。

無線配備に、サポートカーとイベント公式フォトグラファーの帯同。

あの、これホントに非公式ライドですよね…?

 

そんな万全のサポート態勢で走り出し、まず向かったのはパン屋 Boulangerie JIN(ブーランジェーリー ジン)。けーすけさん曰く、尋常じゃなく生地を織り込んだクロワッサンが一押しとのこと。

 

なるほど、これはすごい。

どこまでいってもパリパリだ。

軽い食感なのにしっかりボリュームがあるパンを楽しみ、再び走り出す。

 

今回、一眼カメラを背負って走るのはつむりさん、ko-he-さん、私の3名。

せっかくなので景色だけじゃなく走っているみんなの姿も撮ろうと思い、フォトアタックを敢行する。

が、緩斜面に入ったところでギヤを落とそうとすると、バキンと嫌な音が鳴ってペダルが軽くなった。

まさかのチェーン切れである。

メンバーには無線で先に行ってもらうように伝え、西野さんの車を待ちながらチェーンを確認すると、幸いにもチェーンそのものが切れたわけではなく、ミッシングリンクが切れただけのようだ。

ツール缶に予備が入っているので、復帰は可能。

先行するメンバーはこの先にあるダチョウ牧場に入ったとのことなので、そこまでサポートカーで移動しチェーンを復旧する。

初っ端から思わぬハプニングに見舞われたが、復帰できるなら問題はない。

 

合流したダチョウ牧場では、ダチョウの卵で作ったプリンを楽しむ。

クリームのように滑らかで、あっという間に消えてしまった。

 

さて、ここまで身構えていたわりにはゆるポタペース。

それどころか、立ち寄る先々でのんびりする上に写真撮影でも立ち止まるので、走っていない時間のほうが長いという状態だ。

さらに、天気も快晴とまではいかないものの雲の切れ間から青空が覗き、北海道滞在3日目にしてようやく私の思う“北海道らしい景色”が目の前に広がっている。

 

おや、これはもしかして本当にゆるポタなのでは…?と警戒を解きつつ次に向かったのはニセコ高橋牧場

フォトスポットでひとしきり写真を撮り、店内に移動してそれぞれチーズケーキやアイスクリーム、バームクーヘンといった乳製品を堪能する。


そうだ、これが私の求めていた北海道ツーリングなのだ。

 

牧場を満喫し、この先は宿に向かうのみ。けーすけさんは車を回収するため一旦ここで離脱し、ゲストのみでの走行となる。

ここから、急激にライドの様相が変わってきた。

細かな起伏はあったものの平坦基調のルートから、山岳ルートへ。

最初に飛び出したのは、山の民・篠さんだった。

それに反応してふぃりっぷさん、つむりさんも抜け出し、ko-he-さんも後を追う。

取り残されたのは、ぢろうさんとBOOBYさん、そして私。

あぁ、やっぱりこうなったかと思いながらも、極端に離れないようペースを上げる。

無線で連絡を取り合うと、どうやら先頭と最後尾では5~10分ほどの差があるようだ。

そして、無線に入るBOOBYさんリタイアの報。

ゆるポタが一転してサバイバルライドである。

なんとか最後まで食らいつくことはできたが、正直なところ、かなりギリギリだった。

 

ゴール地点から、宿までは車で移動する。

けーすけさんが手配してくれていたコテージに入り、語彙力を失う一同。

5分くらい「ヤバい」しか発していなかった。

想像のはるか上をいく内装と設備。

 

そりゃあホントにここ泊まってもいいんですかと確認したくもなる。

 

コテージに荷物を置いてからは、ニセコ湯元温泉 雪秩父へ。

ここもけーすけさんオススメの温泉。

 

浴槽の底に成分が沈殿するくらい硫黄がとても強く、湯船から上がってから体を流さずにいると1週間は硫黄のにおいが残るそうだ。

露天風呂でふぃりっぷさんやつむりさんの持つエピソードに花を咲かせながら1日の汗と疲労を流し、風呂上りには温泉たまご。非常に幸福度が高い。

 

夕食は倶知安でジビエを楽しみ、コテージに戻ってからは翌日の裏そらちの打ち合わせと銘打った雑談会に盛り上がる。

ふと夜空を見上げれば、言葉を失うような星空。

肉眼で天の川を見たのはいつぶりだろうか。

 

北海道に来てよかった。

心からそう思える、充実した一日だった。