バスから降りて大きく伸びをしてふと目に入った、那須ブラーゼンのチームカー。
もしかして今回のツアー同行するのかななどと思いながら、バスからおろした自転車を組み立てる。
なお、今回のツアーは自転車初心者の方をターゲットにしていることもあり、自転車の組み立てが自分でできない人はスタッフに丸投げでOKというサポート態勢。


なお、組み立ては那須ブラーゼンの選手&メカニック。
ぶっちゃけ自分で組める人も任せちゃっていいんじゃないかって気がしないでもない。
変速の不調や多少のポジション調整ならばスタート前に対応してくれる。
走り出す前に不安要素をつぶしてくれるのはとても安心感がある。
参加者全員の自転車の準備ができたところで、ブリーフィング。

参加者数が約30名ということで、5名程度の小チームに分かれての走行となる。
というわけで私は
teamRoBの りょうさん
YouTubeに動画投稿しているtom’s cyclingのTOMIさん YOPIさん
FUNRiDEのライター 光石さん
の4名と一緒に走ることになった。
なんとなく察してもらえると思うが、全員招待枠である。
正直、私がここに交じってて良いものかと思わないでもないのだが、まぁせっかくの機会なのでということで胸を借りるつもりでご一緒させてもらいます。
そしてそんな私たちのチームを先導してくれるのは、那須ブラーゼンの椎貝選手と永吉選手。プロチームの選手に前を牽いてもらうというのもなかなかない経験だ。
そんなわけで、いざ走行開始。
この日の走行プランは、那須サイクルステーションを出発し、Vamosで昼食の後に明治の森、千本松牧場に立ち寄り、リンゴ狩り体験をしてから58ロハスキッチンで夕食というものだ。
まずは最初の目的地、Vamosへと向かう。
残念ながら空には雲がかかっているが、交通量が少なく走りやすい道にテンションも上がってくる。
なお、走行ペースについては20~25kphと、実にゆるポタ。

ちょっとした登りや長めの直線が見えるとアタックかけたくてソワソワしてしまうのはいつもの癖なので見逃していただきたい。
とはいえ、せっかく今回も一眼レフを背負って走っているのでフォトアタックをかけないという選択肢はない。
走りながらチームのメンバーと少し話し、なんとなく打ち解けたかなというところでアタック開始。
さすがにある程度の信頼感がないと何あいつ空気読めねぇなってなるので、事前のアタック申請は大事なのです。
というわけで記念すべきフォトアタック一枚目。

このあとものんびりペースのサイクリングを楽しみ、12時過ぎにVamosへ到着。
用意されていた昼食は、サンドイッチにサラダ、玉ねぎが丸ごと入ったスープにドライフルーツとカップケーキ。


思っていたよりもめちゃくちゃオシャレで若干挙動不審になっていたのはここだけの話。
昼食後は再びのんびりペースでの走行。

道の駅 明治の森・黒磯 と 那須千本松牧場 でそれぞれ小休止をとりながら進む。
ちなみにこの日は10月中旬とはいえ、朝から曇り空だったためか長袖のウェアを着ていても肌寒く、午後になると風も冷たくなってきたため休憩ポイントでバスに預けていた荷物からウインドブレーカーをピックアップし着込む。
で、寒いと言いながらもせっかくなのでとシューアイスを食べる。

ちなみに千本松牧場は56分間限定販売のアイスクリームもあるらしく、りょうさんが食べていた。

さらに1時間ほど走り、今度は矢板市の渡辺りんご園でのリンゴ狩り。
リンゴの品種は世界で15000種、日本国内でも2000種に及ぶという豆知識を仕入れながら、木からリンゴをもいで食べる。

リンゴも満喫し、58ロハスクラブに向かって走り出そうというところで、ツアーガイドから矢板市長があいさつに来てくれていると言われたので周囲を見てみる。
だが、いるのはサイクリングウェアを来たロード乗りばかり。
はて、市長はどこだと首をひねったところで、男性が前に出てくる。


市長、ウェアとメットばっちり装備してロードで登場である。
さて、ここで今回のモニターツアーの関係機関を振り返ってみると、矢板市が入っている。
そして市長が自転車乗り。
これはもしかして私が思っているよりもはるかに本気度の高いサイクリスト誘致策のモニターなのではないだろうかと、ここにきてようやく規模の大きさに気付いた。
さらに、市長のあいさつが終わってそのまま帰るのかと思いきや、
「では、しばらく私が先頭牽かせてもらいますね。」
まさかの市長による牽き。
正直、今回のツアー最大のサプライズだったといっても過言ではない。
なお、その市長は数㎞を牽いたのち、花火大会の会場へと消えていった。
花火大会の仕事あるのにこっち来てたんですか…。
そんなサプライズがありつつ、1日目の終着点、58ロハスクラブへ到着。

自転車はここでバスに乗せて、施設内の大浴場で汗を流すと、お待ちかねの夕食の時間。
準備されていたのはBBQ。食材は肉、野菜ともに栃木県産だ。



さらに、翌日に立ち寄る予定の天鷹酒造さんは試飲用の日本酒や蜂蜜酒を持ってきてくれていた。


蜂蜜酒、実は国内で作っている蔵はまだまだ少なく、私が知っていたのは福島県の峰の雪酒造さんくらいだったので、ここでの出会いにはかなりテンションが上がった。
プレーン、りんごとはちみつ、レモンとはちみつ、いずれも爽やかな甘さにほんのり香る日本酒感がとてもきれいにまとまっていて美味しかった。
そんなこんなで肉、野菜、お酒を楽しみつつ、ブラーゼン代表の若杉さんとも少し話す。

ツアー開始前のイメージよりもかなり気合が入っていて驚いたということを伝えると、どうやら那須・矢板をメインとした栃木県北エリアはかなり本気でサイクリスト誘致を考えているらしく、計画としては10~15年先を見据えて動いているとのこと。
今回のバスツアーについても、栃木県北を発着点とする場合の現地までのアクセスの不便さ解消を狙ったものだそうだ。
実のところ、私は“栃木県に走りに行く”というライドはしたことがなく、栃木は常に東北への通過点という認識でしかなかった。
だが今回こうして矢板市長をはじめ、自転車に乗るひとがサイクリスト誘致に動いているということ聞くと、私自身もいろいろと開拓してみたくなる。
是非とも今後の展開に期待したいところだ。
そんな熱い意見交換もありつつ、夜も更けたところでBBQはお開き。
バスでビジネスホテルへ移動し、1日目が終わった。
