なつやすみはまだ終わらない。
そらちGF翌日。
私はまだ北海道にいた。
そらちGFが終わって3日間を共にしたほかのゲスト陣もそれぞれ帰途につき、3日ぶりの単独行動。
さすがに若干の疲労感はあるが、せっかくの北海道での時間を布団の中で過ごすのはもったいない。
ということで、午前6時。ホテルをチェックアウトし走り出す。
この日は明確な走行予定ルートは決めておらず、行きたい場所だけをピックアップしあとは気の向くままに走るのんびりライド。
ただ、朝食については前日にそらちGFに参加していた友人から石狩漁港に行ってみたい食堂があると聞いていたので、とりあえずそれっぽい方向へ向かって走る。
昨日の雨から一転して、眩しいくらいの青空。
広い空にまっすぐに延びる道が気持ちいい。
実は1日200㎞を超えるライドの時はあまり一眼レフを携行しない私だが、今回の遠征に関してはカメラを持ってきて本当によかったと思った。
北海道はどこを切り取っても絵になるのでたのしい。
時折足を止めて写真を撮りつつも、石狩漁港に向かって快調に飛ばす。
合流予定の友人とはこれといって何時にどこで待ち合わせとは決めていないので、GoogleMapでお互いの位置情報を確認しつつの移動だ。
で、ここで誤算がひとつ。
なんだかんだで幹線道路使って最短で向かうだろうと思い、私は国道に向かって走っていたのだが、一方の友人は幹線道路を避けて移動していた。
つまり、全く別の方向に向かって走っていたのだ。
気付いてからは追撃モード発動。
なぜ朝からこんな全開走行をしているのか。
ともあれ、無事に友人と合流を果たしてからはゆるポタ再開。
なんとなくいい雰囲気の景色を見つけては写真撮影に停止する。
しっかりと下調べをしてルートを組むライドも楽しいが、気の向くままに走るのもやっぱり楽しい。
知らない道というのはいつでもわくわくする。
この道を行ってみるとどこに出るんだろう。この先に何があるんだろう。
こういった探求心を満たすのに、自転車は最高の移動手段だと思う。
「この道楽しそう!」という自分の嗅覚は大事にしたいものだ。
そんなゆるポタを満喫し、石狩漁港に到着。
さあ待ちに待った朝食だと、調べていた食堂に向かう。
『鮭が遡上する季節まで休みます』
これもまた、旅の醍醐味である。
とはいえ、朝食は食わねばならぬ。
なにせホテルを出てからここまで水分すら摂っていないのだ。
どうせすぐ朝食だし別に大丈夫だろうという慢心の結果なんだけれども。
とりあえず、漁港近くに食事できそうなところがないかと散策する。
結果、なかった。
仕方がないので少し戻って佐藤水産 サーモンファクトリーの開店を待って売店のおにぎりを朝食とした。
これはこれで美味しかったので結果オーライ。
さて、友人と行動を共にするのはここまで。
札幌方面へと向かう友人と別れ、私は石狩太美へ向かう。
目的地は、Coffee Sanaticだ。
ここは私が普段コーヒー豆を通販で購入しているところで、4月にカフェも開業したということでぜひ行ってみようと思っていた場所だ。
コーヒーとケーキを楽しみながらオーナーからこの周辺のおすすめポイントを教えてもらう。現地情報は大事です。
なお、カフェについてはもともと居酒屋だったものを改装した店舗らしいが、オーナーの趣味のアクアリウムもあり非常に落ち着いた雰囲気で過ごしやすかった。
機会があればぜひまた訪れたい。
Coffee Sanaticを離脱後は、教えてもらったポイントをめぐりつつ新千歳空港を目指す。
スウェーデンヒルズで日本のものとは思えない街並みを楽しみ、
ROYCE’直営店のイートインでパンを食べ、
札幌市時計台のハリボテを撮り、
羊ヶ丘公園に登ってシープミルクを飲む。
18時には空港に到着。
空港内の温泉で汗を流し、荷物を預けて土産を物色したのちに夕食。
搭乗時間ギリギリまで北海道を満喫し、私の夏休みは終わった。
さて、まさかこんな長くなるとは思ってませんでしたが、まとめると以下の一言に尽きますね。
夏の北海道はいいぞ。
来年の夏は今年あまり満喫できなかった東方面を楽しみたいなと今から画策中です。
というわけで、10回にわたる夏休みレポもこれで終わりです。
長々とお付き合いありがとうございました。
~後日談というか、今回のオチ~
羽田空港に到着して帰る途中になんとなく自宅のカギちゃんと持ってるか確かめたら、入れてたはずのところに入ってない事件発覚。
急遽自宅近くのビジネスホテルに泊まったものの、改めて荷物の中探したら着替え袋の中から出てきたというオチ。