北海道遠征記 その3 ~美瑛→札幌~ | ごーいんぐまいうぇい!

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ふらりふらりと気の向くままに。日々迷走。ときどき暴走。とある自転車乗りのひとりごと。

8月29日。 

起床は6時。 

朝食は補給用のプロテインバーで済ませ、出発のための荷造りをする。 

幸い、昨日雨に濡れたウェアはすべて乾いているし、外を見てみても霧雨っぽくはあるが昨日ほどの雨ではない。 

前日、ずぶ濡れの状態にもかかわらず快く迎え入れてくれた宿のオーナー夫妻にお礼を伝え、いざ3日目。 

 

この日は予定通り旭川を経由して札幌まで。 

距離にして170㎞程度だが、北海道補正があれば途中で観光を挟んだことろで10時間もあれば走れてしまうような距離だ。 

 

まずは旭川を目指す。 

せっかく美瑛に泊まったのだし、できることならば青い池も見に行きたい気持ちもあったのだが、天気も良くない上に少々登るルートとなるので今回は見送り。 

天気がよければ最高であろう美瑛の丘を横目に、そこそこのペースで快走する。 

 

旭川市内には1時間程度で到着だ。 

さすが北海道、30㎞/hで1時間走れば30㎞進む。 

この快走感ばかりは本州では得難い。 

意識して休憩しないと走りっぱなしになるということでもあるんだが。 

 

さて、美瑛から札幌であれば根室本線沿いに滝川に出るのが最短ルートではあるものの、なぜわざわざ旭川に寄ったのかという理由がこちら。 

 

そう、神居古潭。 

ぶっちゃけ周囲には何もないし、目立って凄いものがあるわけでもないのだが、「うしおととら」を読んだことがある人ならわかってもらえると思う。 

ここが作中でのストーリーにおける重要地点であることが。 

というわけで観光というよりは聖地巡礼的な感じではあるが、ここも昨年訪れようとしたものの雨により断念した場所。 

今年も残念ながら青空の下というわけでもないし、なんなら近くを流れる川は茶色い濁流と化しているが気にしない。 

天気が悪い日は悪い日なりに楽しめる雰囲気もあるんです。 

 

ちなみに神居古潭の旧駅舎前にサイクリングロードが通っているのは訪れて初めて知ったのだが、後々ここを走った友人から話を聞くと、わりと荒れた路面なのでロードバイクにはあまりオススメはしないとのこと。 

こうなってくるとツーリング特化のグラベルロードも欲しくなってくるなぁなどと思わないでもないが、そちらの沼は深そうなのでまだ踏み込まないでおこう。 

 

神居古潭の雰囲気を満喫したら、このあとは途中観光地も設定していないので札幌を目指すのみ。 

 

とはいえ、せっかく長い休みを取ってきたのにただ走ってるだけではもったいないので、道の駅を見つけては積極的に休憩をとる。 

道の駅田園の里うりゅう では雨竜米アイスを食し 

(お米の食感がわりとしっかり残ってて普通のアイスと違った甘味があっておいしかった) 

 

その先の道の駅つるぬま では昼食にと冷やしラーメンを食す。 

(冷やし中華っぽいけどそうじゃない冷やしラーメン、好きです) 

 

辛くない強度で走り、積極的に食事休憩をとる。 

なんて健全なライドだろうか。 

普段からこういうのやりたい... 

 

さて、残り距離が70㎞程度になった時点で、時刻はまだ13時前。 

予定よりもかなり早い。 

下り基調なうえに信号もないからとちょっとはしゃぎすぎた感も否めないが、無理してるわけでもないしなにより早く着けばそれだけ遊べる時間が長くなるし悪いこと何もないよねってことで特に気にせず先を目指す。 

とはいえ、この日泊まるのは昨年もお世話になったけーすけさん宅。 

あまり早く到着してもアレなので、適当に時間をつぶす算段を立てる。 

 

幸い、札幌に向かう途中の当別町は石狩太美駅近くには普段コーヒー豆を通販で購入しているカフェがある。 

というわけで、Coffee Sanaticへ。 

 

ここに来るのは前年に続き2度目。 

昨年はなかったバイクラックが設置されていたため遠慮なく利用させてもらい、店内へ。 

2度目なのに、ホームのような安心感。 

 

さすがに前回訪れたのは1年以上前だしオーナーもまさか自分のことなど覚えてないだろうと思い、さらっと挨拶してとりあえず顔面の汗と塩を流そうとお手洗いを借りて席に戻る。 

で、オーナーの第一声。 

「あの...もしかしてponicさんですか?去年も来てくれましたよね?」 

TwitterのアカウントバレてらHAHAHA。 

 

なお、オーナーも旦那さんも程度の差はあれど自転車に乗る方なので、お近くの自転車乗り各位は行ってみると話が弾むかもしれない。 

ちなみにここでの会話一部抜粋。 

 

私「バイクラック設置したんですね、自転車乗りとしてはめちゃくちゃありがたいです。」 

オーナー「旦那の協力で置いてみたんですが、自転車乗りの方、来てくれますかね?」 

私「大丈夫です。自転車乗りはだいたいバイクラックあるお店に吸い込まれていく生き物なので!!(ドヤ」 

 

いや、あながち間違ってもない認識だ思う。 

あれば行ってみようかってなるでしょ? 

 

とまぁ、そんな感じでオーナーと談笑しつつ和やかにカフェタイムを過ごし、ほどほどにいい時間になったので再び札幌へ向かい移動開始。 

 

17時には札幌駅近くのスーパー銭湯に到着。 

ここで汗を流して着替えてついでに食事も済ませ、さらに近くのコインランドリーでウェアその他を洗濯するというのが昨年確立した黄金ルート。 

温泉の近くにコインランドリーはマジで神だと思うんだ。 

 

洗濯待ちの時間に自転車の軽い整備も済ませていざ、けーすけさん宅へ。 

 

けーすけさん宅にはすでにつむりんこと、神楽坂つむりさんがいたが、なにやら慌ただしい雰囲気。 

その理由が 

「ペダルがSpeedPlayなのに間違えてクリート付いてない新品のシューズ持ってきちゃった上にSPDしか対応してない...」 

いや、何やってんですかw 

 

まぁないものは仕方ないということで現地調達に向かうつむりんとけーすけさんを見送り、私はお留守番。 

 

とまぁそんなトラブルもありつつも、つむりんは無事SPDペダルとクリートを調達して帰還し、昨年も一緒に走ったBOOBYさん、まさやんさん、ぢろうさんも合流。 

さぁせっかくだし軽く飲みながら駄弁ろうぜと言ったところで、けーすけさんが持ち出してきたのがコチラ。 

「なんか差し入れ頂いちゃって…」 

って言ってますけど、差し入れでこの量って... 

本 当 に あ り が と う ご ざ い ま す 。 

 

折角のご厚意は遠慮なくいただくスタイルなので、躊躇なく食い、呑む。 

で、この唐揚げ。 

山沢仕出し店さんからの差し入れなんですが。 

もうね、でかいしうまい。(圧倒的語彙力不足 

今回差し入れしてくださったのがノーマルの味付けと味噌で味付けしたものだったわけだが、個人的には味噌バージョンがめちゃくちゃ美味かった。 

当然味が濃くなるのは想像に難くないわけだが、しつこくない味の濃さ。 

これ、自分で出そうと思うと意外と難しかったりするんですよ。マジで。 

 

あと、わりと衝撃的だったのが昆布焼酎。 

いや、昆布と焼酎って何。 

でもなんだかんだ言ってちょっと風味付けた焼酎なんでしょ。 

 

と、思ってました。 

 

なにこれ。めっちゃ昆布。なのに焼酎。 

味覚の処理能力が混乱してる。 

 

さらにはイクラ。 

の、アイマスク。 

ど う し て コ レ を 差 し 入 れ よ う と 思 っ た 。 

 

結果、大好評でした。 

 

と、そんなこんなで盛り上がりつつ日付が変わったころに就寝。 

翌日は裏々そらちだ。 

 

走行ログ:Strava