ごーいんぐまいうぇい!

ごーいんぐまいうぇい!

ふらりふらりと気の向くままに。日々迷走。ときどき暴走。とある自転車乗りのひとりごと。

北海道で迎える三日目の朝。日曜日。

 

今回で5度目の参加となるそらちグルメフォンド(以下SGF)当日です。

例年、これでもかというくらいにエイド食が振舞われるのは身をもって実感しているので、朝食は最低限にしておいていざ岩見沢へ。

 

というわけでやってきましたいわみざわ公園野外音楽堂キタオン。

この時点ですでに怪しげな空模様。

2018年の雨と低気温に震えたSGFを思い出しますね。

 

待機中のサポートカーとスタッフの皆さん。今日はよろしくお願いします!

 

開会までの時間はキッチンカーで出店のCoffee Sanaticさんのコーヒーで一息。

ちなみにこちらのSanaticさん、普段自分がコーヒー豆の通販に利用している当別のお店なんですが、今年の春からキッチンカーを導入したということで、こんなツイートをしてみたところ無事にSGF公式に拾っていただいて来てもらえる運びとなりました。

 

なんでも言ってみるもんですね。

 

開会待ちの間に、薄曇りだった空は完全に雨雲に覆われて、スタート直前にはそれなりの雨脚に。

 

とはいえ、気温はそれなりに高かったので雨具は不要と判断してスタート列へ。

 

いよいよそらちグルメフォンド、開幕です。

 

SGFのルートが毎年変わるのはこれまでのブログ記事でも紹介している通りで、今年のSGFは北ルート。岩見沢から美唄、月形方面へと走ります。

そして北ルートだけのお楽しみがこれ。

開演前の遊園地内を自転車で走れるイベントはここしかないんじゃないでしょうか。

多少天気が悪かろうが、初っ端からテンション上がること間違いなしです。マジで。

 

ちなみに今年も自分はロンググラベルコースにエントリー。

というわけで、遊園地を出て早々にグラベルに突っ込みます。

ロードバイクでグラベルに突っ込んだら濡れた砂利が滑って進めないので押し歩くつむりんの図。

 

走り始めのうちは、さすがに雨だし参加者みんなテンション低めかなと思っていたものの、グラベルにエントリーする人が雨程度で凹むはずもなく。

カメラを向けるとこのリアクション。

雨のグラベルもこれはこれで楽しいのでヨシ!!!

 

そんなこんなでやってきました第一エイド。

こちらでいただくのはお稲荷さん。

初手から炭水化物大盤振る舞いです。

 

もちろん一人パック。

朝飯控えめにしてきた甲斐があるってもんですよ。

なお、このエイドに到着した時点でもまだ雨は降っていたのであまり長居はせずに食べたらすぐに走行再開。

 

と思ったらすぐに第二エイドに到着です。

あの、さっきお稲荷さん5つ食べたところなんですが。

まぁ美味いのでヨシ!!!

 

ちなみに炭水化物の追撃に、朝飯をしっかり食べてきていたざくさんはK.O.されてました。

 

このあたりでようやく雨が止んで、路面もちらほらと乾いている部分が目につくように。

 

第三エイドまでの道中は低難易度なフラットダート区間。

気持ちよく流していると、パンク修理中のふぃりりんと遭遇。

パンク修理もなんか楽しそう。

前日の裏そらちでのパンクもあり、予備チューブを使い切ったのでここから先はロングコースに切り替えるとのこと。

こうやってコンディションに合わせてコースを変更できるのもSGFのいいところです。

 

第三エイドで振舞われるのはメロン。

やっぱりコレを食べなきゃね!

思いのほかカップにぎっしり詰め込まれていて食べ応えがありました。

 

第三エイドを出るタイミングで、ロングコースを走行中のまさやんさん、ko-he-さん、ふぃりっぷさんと合流できたのでグラベル以外は一緒に走ることに。

撮られ慣れてる人々。

 

さて、今回もメインエイドの他に移動エイドがあったんですが、雨の影響もあってかエイドとしての規模は小さめでした。

とはいえ、道中でボトルへの水の補給や塩タブレット等をもらえるのはとても助かります。

あと個人的に一番うれしかったのが、おしぼり。

雨とグラベルと汗でドロドロになった顔拭けるのホント助かるんですよ...

 

その後も第四エイドでスープカレーとトマトジュースをいただき、

このトマトジュースが箱買いするレベルで大好きなんです。

 

グラベルを走り、

 

グラベル?を走り、

一瞬ミスコースしたかと思った。

 

セコマエイドでアイスを食べ、

暑くなってきたところでのアイスは最高でした。

 

第五エイドでおやつを食べ、

疲労の溜まり始める終盤での甘味助かる。

 

またグラベルを走り、

 

たまに舗装路を走り、

 

そらちグルメフォンド2023、無事完走です。

 

そしてゴール後も容赦なくグルメを詰め込みに来るのがSGF。

 

これにはまさやんさんもニッコリ。

 

飲み物はSanaticさんで調達。

夏って感じがする。

 

さて、そんなこんなで今年のSGFも思う存分満喫してきました。

昨年の反省として、”ちゃんと”グラベルを走れる自転車で参加したことも昨年以上に楽しめた要因ですね。

やっぱり場面に適した機材って大事。

来年はどんなバイクで走りましょうかね。

明けて土曜日は裏そらち。

イベントっぽい名前になってるものの、普通の仲間内のライドです。

 

とは言うものの、ルートやランチのプランは現地民に丸投げ。

初めましての面々もいるため、自己紹介もかねて軽くブリーフィングからスタートします。

RAAM(アメリカ大陸横断自転車レース)を走ったふぃりっぷさんひであさんや、日本縦断ギネスに挑戦したなるさん、何かと一緒に遊ぶことの多いざくさん、つむりんと同様、昨年以来1年ぶりの再会となるまさやんさんマラソンサニーさん、2019年以来の再会となったko-he-さんetc...と、だいぶ濃い面子。

なぜかブリ。

 

まずは札幌駅近くから円山公園をぐるっと回って豊平川沿いへ。

実に和やかなゆるポタ。

こういうのでいいんだよ、こういうので。

 

途中、コンビニ休憩するグループとそのまま走るグループに分かれたため、自分はそのまま走る方に加わることに。

が、なぜかそのグループが徐々にペースを上げ始めるといういつもの展開。

まぁ、楽しくなってきたらついうっかりペース上がっちゃうよね。分かるよ、うん。

ただ15㎏を超える機材でついていくには少々つらいペースだったので自販機休憩を口実に先頭を見送ることに。

 

ko-he-さんが一緒にに残ってくれたので二人で一緒にしばらく走っていると、先に行ったグループがアイスクリームを食べていたので結局合流。

立ち寄ったのはONE_S FRUITS FARM

地産のフルーツを使用したソフトクリームが非常に美味でした。

溢れんばかりのメロン削りソフト。

 

その後も、ランチポイントである定山渓を目指して走っているとなにやら急に怪しい雲行きに。

ものすごいピンポイントなゲリラ豪雨に遭遇。

 

誰一人として雨具を持っていないのと、すぐに止みそうだったので近くの軒下を借りて雨宿り。

この中にシャーマンがいる!

 

雨雲をやり過ごしてたどり着いたこの日のランチポイントは心の里埜のてらす

レストランのほかにも、スイーツショップや足湯等々の施設が複合しているようです。

 

なにはともあれ昼飯だ!ということで出てきたのがコチラ。

なんかオシャレや...

 

なおバイクラックもしっかり設置されてたのでスポーツバイク勢も安心です。

みっちり。

 

オシャレランチを満喫したあとは、来た道を下りつつ通称「モアイ」へ。

信じられるか?ココ霊園なんだぜ...

 

ここでの休憩中に機材の話題になり、それぞれのバイクを見たり持たせてもらったりというタイミングがあったんですが、自分のバイクを持ち上げた人のリアクションが一様に「は?」ってなっててとても面白かったです。

うん。重いよね。

 

休憩後は再び豊平川沿いを札幌市街地へと戻るだけ。

そして前触れなくやってくるパンク(ふぃりりん)。

ちなみにこのパンク修理中、突如として始まる誰かが持ち出した電動ポンプの実演レビュー。

手動ポンプみたいに体力使わないし、CO2ボンベと違って充電さえすれば再度利用できるのはツーリング勢にとっては大いに助かるアイテムというのがとてもよく伝わるプレゼンでした。

 

 

無事に札幌市街に戻って一旦解散後は打ち上げ。

 

とても満足度の高い一日でしたが、翌日はそらちグルメフォンド本番。

去年以上に満喫するぞと意気込んで、お布団にログイン。

 

機材の準備も万端に迎えた夏。

 

今年のそらちグルメフォンドは8/20開催なので、8/17から北海道へ移動してSGF前後も満喫するプランです。

 

というわけで何はともあれ輪行で空港へ。

着替え等の荷物も入っているとはいえこの重量。

積込み作業員さんに申し訳ないなと思いながらも預けて機内へ。

 

ちなみに自分は基本的に国内線の飛行機輪行であれば輪行袋で大丈夫派です。

そもそもデリケートなフレームに乗ってないというのもありますが。

 

滑走開始後、離陸直前に緊急停止して再度離陸シーケンスに入る等のちょっとしたトラブルはありつつも定刻に新千歳へ着陸。

 

時刻はこの時点で22時ですが、ここから走行開始。

初日の目的は、うらかわ優駿ビレッジAERUへ今年亡くなったウイニングチケットの祭壇に手を合わせに行くこと。

Aeruの功労馬見学は朝7時半からのため、新千歳からオーバーナイトで走ればちょうどいい時間に着くだろうという目算です。

 

そんなわけで夜の国道235号を走るわけですが、町から町を結ぶ区間には街灯というものはないので非常に暗く、そのうえ動物飛び出しの危険もあるため、2本のライトをフル点灯&熊鈴を指で連打しながらの走行。

ライド中に後続・対向車の存在がありがたいと思う稀有なシチュエーションです。

 

途中、あまりにも湿度が高く着てきたウェアがびしょ濡れになったためコインランドリーで洗濯したりもしつつ、夜明けを迎えたのは新冠。

 

久々のオーバーナイトと、緊張感のある走行区間に疲労も出始めたのでペースを落としてのんびりと進みます。

 

Aeruには7:30ちょうどに到着。

オウケンブルースリ(左)とスズカフェニックス(右)に挨拶し、厩舎内の祭壇へ。

 

馬を好きになって以降、「推しは推せるうちに推せ」を強く実感するこの頃です。

※祭壇は現在は設置されていません。

 

さて、この日メインの目的は無事達成したので、次の目的地へと移動します。

というのも、この日は昼にヴェルサイユリゾートファームでSGFの他ゲストと合流する計画。

ちなみにAeruからVRFまではざっくり90㎞程度。そして現時刻は8時。

正直、北海道補正(信号が極端に少ないため、内地よりも進行ペースが速くなる現象)があっても若干厳しいタイムに。

 

一応メンバーへ「少し遅れるかもしれない」という連絡をしたところ、「車移動だから適当なところでピックアップするので適当に走ってて」との返信が。

このキャッチボールの緩さ、とてもイイですね。

 

というわけでそこそこ頑張りつつも適当に来た道を戻ります。

 

徐々に上がってくる気温に、そろそろコンビニ休憩を入れようかと思ったところに見知った顔が運転するハイエースが。

折り畳みの本領をここで発揮。

 

神楽坂つむりさんともここで1年ぶりの再会。

一方は関西民、こちらは関東民なのにほぼ北海道でしか会わない問題。

ちなみにつむりさんのSGF参戦記はコチラ

 

エアコンの利いた快適な車内で揺られていると、窓の外に何やら気になる看板が。

昆布ソフトとな。

 

ネタ枠かと思いきや、昆布の風味をうまく活かしてて非常に美味でした。

あとスプーン(昆布)がイカシテル。

 

ピックアップ後は桜舞馬公園へ立ち寄りつつ、VRFへ。

 

まったりとした時間を満喫。

 

TVで見ていた障害競走の絶対王者・オジュウチョウサンともここで初めまして。

こうやって数々の実績を残した名馬に会いに来れる場所は大事にしたいですね。

各牧場のルールはもちろんのこと、牧場見学の9箇条も少しでも広くに浸透してほしいと思うわけです。

 

VRF撤収後は札幌へ移動して夕食。

肉!うめぇ!!

 

ここでようやく、昨晩からセイコーマート飯しか食べてなかったことを思い出しましたがそれも北海道ツーリングの醍醐味ってことで思い出へ変換。

 

終わりよければすべてヨシ!

前回の馬旅記事と時間が前後しますが、今夏もそらちグルメフォンドに呼んでもらったので北海道行ってました。

 

2015年のTNi MK2、2017年のCarryMe、2018年のEMPEROR、2019年のKHS、そして2022年のAlexMoultonと、これまでの北海道遠征には毎度違う自転車を持って行っているわけですが、今年も一般的な自転車とはちょっとだけ毛色の違う自転車を準備してみました。

今回はその機材準備編です。

 

さて、我が家にある数多のフレームから今年のSGFに連れていく自転車を組むにあたって、まず最初に意識したのが去年の反省点。

というのも、前回AlexMoultonでグラベルコースを走破することはできたものの、かなり無理をしないと押し通せなかったこともあって、イベントそのものを全力で満喫できたかというと正直微妙なところ。

そんなわけで今回のコンセプトは「楽しくグラベルを走れて舗装路もそこそこのペースで走れる自転車」に設定。

更にそこに、飛行機輪行が手軽にできることというのを追加して選択したのがコチラ。

MontagueのM2000という26インチの折り畳みフレームです。

 

このフレーム自体はかなり昔から手元にあったものの、コンセプトがまとまりきらずにこれまで放置していたもの。

なお、コンポはたまたま自宅に在庫していたDeore XT。

いつ買ったのかは覚えてません。

 

で、フレームとコンポが決まったので早速組み始めていくわけですが、アメリカのフレームってどうにも塗装が雑でBBにまで塗料が付着しているため、BBのタップ立て直しから始まります。

持っててよかったBBタップ。

 

BBはクランクとシェル幅に合わせて適当なスクウェアテーパを引っ張り出すわけですが、フレーム接合部の構造上、太いBBだと内部で干渉してしまうわけです。

仕方がないので在庫パーツボックスをひっくり返して中央にクビレのあるBBをどうにか発掘&装着。

これでBBの問題は解決です。

 

その後も在庫パーツを漁りつつ、なんとなく自転車っぽいカタチになるまではわりとあっという間。

なおシートポスト径は26.0㎜とこれまた最近滅多に見かけないサイズなんですが、なぜか在庫あったので問題なし。

 

さて、今回のフレームはフォークなしの状態で購入したため、フロントフォークだけは別途手配。

今時ノーマルサイズの26インチホイール対応Vブレーキ台座付きのフォークなんてそうそう転がってるものでもないので、この手配が今回一番時間かかっています。

それでもなんとか合うものを手に入れることができたので組付け。

組んだはいいものの、26インチ1.75幅のタイヤ履かせてみたらフォーククラウンと微妙に干渉するため、仕方なくヤスリでゴリゴリ削ってクリアランスを確保。

自己責任加工なのでよい子はマネしないでね!!

 

フォークが付いたらハンドル取り付け。

定番のアヘッドコンバーター入れてサクッと組付け。

ステムもハンドルも家に転がってたちょうどイイ感じのヤツです。

 

自転車の形が出来上がれば後はワイヤーを通すだけ。

なんですが、今回シフターはバーコンを使用していて且つアウターはハンドルに沿わせているため、RDまでのワイヤー長さが足りないという事態に。

まぁそこはそれ。こんなこともあろうかと、以前AlexMoultonを無線変速化したときに余ったワイヤーセパレータを流用してワイヤーを延長します。

こんなところで使うとは思ってなかった。

 

そういえばこのフレーム、もともとはFD台座がついていたはずなんですが、前オーナーが削り落としたようなので、FDはバンド固定。

ただ、シートチューブ角がなかなかにユニークなため、どうセットアップしてもインナーに落とすとFDの羽とチェーンが干渉することに。

これに関してはどうしようもないので、機能に問題のない範囲でFD削って、RDがトップ寄りに入っているときはインナーを使用しないという運用方法でカバーすることに。

走ってて問題出なきゃいいんですよこんなのは( ̄∇ ̄)HAHAHA

 

で、紆余曲折ありつつも組み上がったものがコチラ。

見た目ソレっぽいのでヨシ!

 

ちなみに今回のちょっとしたこだわりポイントは

真鍮ベル。音がイイんですよ。

 

リフレクター。この古さが車体にマッチしててとても良い。

 

あとは輪行運用を前提にしているため、フロントバッグとサドルバッグはワンタッチで着脱できるものを選択しています。

 

そんなわけで無事組み終えた今夏の遠征バイク。

コイツで夏の北海道に乗り込みます。

 

引退繁殖牝馬の会から明けて月曜日。

 

朝食はホテルで済ませて早々にチェックアウト。

桜舞馬公園(オウマイホースパーク)へと移動し、タイキシャトルとウイニングチケットの墓に手を合わせる。

 

月曜の朝早い時間ということもあってか、自分以外に人はいなかったのですっかり秋色な園内をのんびりと散策。

 

公園散策後はヴェルサイユリゾートファーム(以下VRF)へ移動。

 

今回は車移動のため、いつもの自転車移動であれば所要時間増やヒグマとの遭遇リスク回避のためにあまり選択しない山の方の道を走ってみたわけですが、紅葉が最高のタイミングでした。

 

そんなこんなでドライブを満喫してVRFに到着。

VRFについては以前も紹介しているので詳しくは割愛。

写真のみをお楽しみください。。

最高の天気

 

グルーミング

からの荒ぶるレディアイコさん

 

跳ね馬

 

皆さんカメラへのサービス精神旺盛で助かります。

 

Yogiboのビーズクッションに沈んで馬眺めてるだけで4時間溶けた。

 

 

さて、そんなこんなで最終日はまったりと馬を眺めるだけで消化。

普段はせっかくの遠征だからってスケジュール詰め気味だけど、たまにはこうしてゆったり過ごすのもいいもんですね。

 

今回いろいろと縁もできたので、来年以降はもう少し北海道行く回数増やしてのんびりできる機会増やせたらいいなと思う次第です。