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中高年のためのスキーテクニック(Part2)

板は、3年前から中級用のカービングを使っていました。


カービングスキーの描く鋭利なシュプールにあこがれて、なんとか

本物のカービングの滑りができるようにと思い、スキースクールに

入りました。


でも、教えてくれたのは、いかに楽に余分な力を使わずに滑る方法でした。


スクールでの講習を、自分なりに解釈してまとめると、ポイントは、


①ターンのきっかけは、(重力を利用して)スキーのトップを谷へ落とし

 込むことによって始まる。


②ターンが始まったら、内腰を支点に外腰を作用点にイメージして回転

 させる。


③スキーの方向と体の向きは正対させ、それにより両脚同調が可能になる。


④スキーの角付け(エッジング)は、体を谷側に傾けることにより自然に行う。


⑤重心はかかと付近で、両足均等荷重となる。


⑥板と板の間隔は、にぎりこぶし1つくらい。


⑦滑りのイメージは、上下運動を使わず体を左右に傾けて(私のイメージでは

 メトロノームのように)滑る。


⑧スピードコントロールは、ずらしたりエッジを立ててブレーキをかけるのでは

 なく、山側に切り上がることで重力を利用して減速する。



①の練習としては、斜滑降からターンを始める時に谷足(ターンする方向)の

膝の内側を谷側のこぶしで押してやる。


②の練習としては、ターンが始まってスキーのトップが谷に落ち始めところで、

山側の手で山側の腰を、谷側の腰を支点に45°回転させるイメージで押す。


③では、以前斜滑降でやっていた「くの字」形の外向姿勢はとらない(体をひねら

ない)。


要は、無駄な力を一切つかわず、リラックスして自然に立っている状態で滑れ

れば、足・腰・膝・向う脛に負担がかかりにくいと言うことです。


なおこの滑りは、ある程度整地されたゲレンデで、中回りを行う場合に適して

いると思います。

中高年のためのスキーテクニック(Part1)


マイケルのブログ

北海道のルスツに3泊4日でスキーに行ってきました。


天気は、3日目以外は概ね晴れて、最高でした。


3日目は、前日の天気予報が雪で視界が悪くなるのが分かっていたので、

スキースクールに入りました。


午前2時間、午後2時間の1日コースを受講しましたが、一緒に受けた友人と

本当に効果があったのかなあと言っていました。


ところが、4日目の最終日に教えられたことを思い出しながら滑ってみると、

すごく楽に滑れるのです!!


なんと、2Km以上あるコースを、ノンストップで滑り降りて息ひとつきれないのです。


今までは、途中2~3回は休みながら滑っていて、下まで降りると結構息があがって

いたことを思うと格段の進歩です。


一緒に受講した友人(66歳)も同じ状態で、スキーってこんなに楽に滑れるもの

だったのかと、お互いに驚いていました。


その後は、午前中いっぱい、すべてノンストップで滑って、全然平気でした。


因みに、インストラクターはスキースクールの副校長の高山さんでした。


次回、その理論について書きたいと思います。



英語のコミュニケーション能力とTOEIC

TOEICの点数を資格昇格条件にしている企業はたくさんありますが、本当にTOEICの点数は

個人の英語力を正当に評価できるのでしょうか。


先日、カナダ人の英会話学校の教師と、このテーマで話しましたが、彼の意見は否定的

で、まだTOEFLの方が正当に英語力を評価できるとのことでした。


確かに、TOEICでは reading,listening,writing の能力は測定できるけれども、

コミュニケーション能力の中で、もっとも重要なspeakingが評価されていない

(別途インタビューテストを受けることは可能)のは、いかにも日本人的であり、

TOEICの受験者が日本と韓国に限定されていることからも頷けます。


彼の経験では、TOEICで900点以上とった人が、会話してみるとレベル3(レベル5が

初級でレベル1が上級)で中級の評価しかできなかったそうです。

(もちろん900点以上で会話能力も上級という人も当然います)


ここで思うことは、日本人は独りよがりなのではないかということです。


外国人(特に欧米人)の評判を気にしている割には、自分たちが思っていることは

世界中の人々も同じように思っているという錯覚あるいは思い込みがあるように

思います。


日本で、TOEICを世界基準と誤解している人の数は、クリスマスイブにクリスマスケーキ

(白いスポンジケーキ)が世界中で食べられていると思っている人と同じくらい多いのでは

ないでしょうか。


少なくとも、アメリカやカナダではクリスマスイブに、クリスマスケーキやケンタキーフライド

チキンを食べる習慣などありません。


日本に来て間もないアメリカ人に、日本ではほとんどの家庭で、クリスマスイブには

クリスマスケーキを食べると説明したところ、冗談としか思われず日本に長く住んでいる

アメリカ人の友人に確かめてようやく信じてもらえました。