しばりやトーマスの斜陽産業・続 -75ページ目

ツカマルシアター

※これは前ブログの過去記事(2019年10月17日)の再録です

 常に自分の周囲2メートルから5千キロぐらいまでのどうでもいい情報に目を光らせている僕の目に突然飛び込んできたこのニュース。


カフェで映画館、無許可営業=容疑の社長ら書類送検-警視庁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019101600606&g=soc

 吉祥寺のミニシアター、ココマルシアターを運営する会社社長と元社員の男が書類送検。容疑はカフェと申告した映画館の二階で許可を得ずに映画を上映していた興行場法違反(無許可営業)だ。

 ココマルシアターはゲーム会社デジタルワークスエンタテインメントの代表取締役・樋口義男氏(今回書類送検された会社社長)が吉祥寺にかつて存在した映画館バウスシアターの魂を引き継ぎ、映画の上映だけではなく、配給、更に制作・監督まで手掛けるというビッグプロジェクトで、映画館建設のために実施したクラウドファンディングで目標額を大きく上回る約650万円を調達、約500人の応援するサポーターがつくなど、吉祥寺映画ファン界隈から熱い注目を浴びていました。

 しかし、プレオープンを予定していた日(2017年4月15日)までに工事が間に合わず、むき出しの配線がそのままにされた中、なんとか初日の上映だけは行ったものの、翌日以降の上映は中止。再工事のため正式オープンは延期に。その後しばらくの間ココマルシアターはオープン日決定→工事が間に合わずオープン日延期→工事が間に合わない→延期 を果てしなく繰り返したのだった(4月15日のプレオープン日も一度延期したうえでの強行)。
 当初は2,3階も映画館として営業していく予定が今回の時事通信の記事内にもある「避難階段の数が足りなかった」ために許可が下りず、2,3階をカフェとして申告。しかし実際は2階でも映画の上映を行っていた。

 なんとかオープンにこぎ着けたものの、初日の初回上映作品で「音がまともに出ない」「映像がまともに出ない」「上映中止に」というトリプルコンボをたたき出す結果に。ちなみに客は4人という・・・映画館のオープン日に4人て・・・


 このようにオープン以前、オープン後もありえないようなトラブルを連発させていたココマルシアターはその後もクラウドファンディングやマクアケのサポーターにリターンしてなかったり、サイトの宣伝文やスケジュール表が誤字・脱字だらけだったり、館内アルバイトの態度がひどいとか、座席のシートが切り刻まれていたとか、看板からキノコが生えていたとか、そもそもココマルシアター自体がひどすぎるとか、突っ込みどころばかりが目立っていた。結局、2年数か月しかもたずに劇場は閉館。その幕切れのあとに書類送検というエンドゲームを迎えたのです。

 書類送検の容疑となった無許可営業については、映画館営業中に多くのココマルウォッチャーが指摘しており、都が57回も行政指導しながら改善しなかったというのだから悪質だし、いろいろなトラブルがありながらもココマルシアターを信じて通ったり、ネタにしていた人たちを裏切る行為なんじゃないですかねえ。これが何よりも問題だと思うのです。
 樋口社長がココマルシアターについて語る誇大妄想めいた発言の数々も、こうなっては痛いだけでしたね。これじゃあココマルならぬツカマルシアターじゃないか!ココマルシアターの名前が出るたびに劇場マナーCMに出ていた武田玲奈のことを思い出したり(いねえよ!そんなやつ!)、ここでイベントしていたアイドル、つりビットの解散もココマルのせいだ!(多分無関係)

 まあ、樋口社長もココマルシアターに一度も行ったことがない僕に言われたくないでしょうけど・・・

 

 

 

 

 

スミーニャ軍曹の鬼解説T-34

※これは前ブログの過去記事(2019年10月12日)の再録です

 10月末に日本公開されるロシア映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』は伝説のロシア映画『鬼戦車T-34』のリメイクなのですが、最初に予告編を見たとき、「戦車でロシアだから、上坂すみれさんあたりが宣伝大使に選ばれたりしないかなあ」と思ってたら、その通りになりました。ほんまにやってどうすんねん

発射!着弾!爆破!上坂すみれがロシア×戦車映画「T-34」の見どころナビゲート
https://natalie.mu/eiga/news/350916

 各映画会社が海外映画の宣伝のためにありとあらゆる手段を用いて旬の(または旬でない)タレントを使ってなんとかしてワイドショーに取り上げてもらって、「あの番組で何秒流れた」「この番組で長めに使われた」と広告会社だけが満足して、動員にはまったくつながらない・・・そんな間抜けな光景を何度も見てきましたが、珍しく作品と宣伝キャラがズバリハマった宣伝を観ました。配給のツインさん、お疲れ様です。

 Пойдем в кино!(映画館にいこう!)

 

すみぺの作品解説

 

 

 

 

 

追悼・前田五郎さん『ヤングおー!おー! 日本のジョウシキでーす』

 

 前田五郎さんが亡くなった。

 

 

 ここ数年はトークライブや快楽亭ブラック師匠の寄席などで顔を合わせることがあり、往年のスター芸人とは思えないほど気遣いする人で、威張ってたり偉そうにしている感じがまるでなくて僕みたいな素人相手にも優しくしてくれたのを覚えている。とはいえ曲がったことが許せねえという直情径行なところはそのままで、最近でもスーパーで買い物をしてたら客がカゴやカートをきちんと片づけないのに切れて説教した後カゴをぶん投げたりしていたそうなので、亡くなるまでこんな感じだったと思われます。

 そんな五郎さんがかつて出演していた人気番組、『ヤングおー!おー!』の劇場版というものがあり、五郎さんは出演したのは覚えているが、ちゃんと見たことは一度もないというのでアマプラのJUNK film in Toeiにあるのを見てもらったところ、当時の貴重な出来事を思い出して色々語ってくれたこと、感激しました。今回はその劇場版『ヤングおー!おー! 日本のジョウシキでーす』(1973)の話です。

 

 

 1969年から82年に渡って放送された毎日放送の人気番組『ヤングおー!おー!』。放送当時幼稚園~小学校低学年だった僕には残念ながら番組の記憶はほとんどないが、70年代まで「関西のお笑いといえば松竹芸能」だった状態を吉本興業に改めさせるきっかけとなった番組とされている。
 司会を務めた仁鶴、三枝(現・文枝)、レギュラーとなった月亭可朝はこの番組足掛かりに全国区となり、明石家さんまといった面々もテレビの人気者となっていった。そのテレビ番組の映画版とはどういうことか?
 監督は山崎大助。60年代の東映大量生産時代の時代劇の監督として活躍、60年代末からはテレビ番組に主軸を移し、仮面ライダーシリーズや『忍者キャプター』の監督として名前が残っている。特に『仮面ライダーストロンガー」ではブラックサタンが崩壊する26話、電波人間タックルが戦死する30話の監督を務めている。

 

「はいハッピー?」

 と司会が聞くとスタジオの客が「ハッピー!」と返し、「どこから来ました?」と聞くと必ず「明石!」と返す(これが定番のやりとり)でもよく見ると映像と声が全然合ってないのでアテレコだとわかる。
 映画はテレビ番組の映像(途中でゲスト出演の歌手の歌謡ショーが挿入される)と劇映画と組み合わせで構成。主人公という扱いの岡八郎はもぐりの運送屋だが、稼ぎはなく借金まみれ。

 

「せまい日本にいるからあかんのや。世界へ羽ばたこう!」

 

 と一攫千金の夢を見てアパートを飛び出す。ガス集金人の坂田利夫もそれに付き合うことに。ハッチャンの運転するボロトラックがクズ鉄屋・福井商会の安普請をぶち壊して突入。福井商会の持ち主夫妻、笑福亭仁鶴と岡本隆子夫妻(この二人は実際の夫婦)に世界へいくアイデアを持ちかけるが、無免許で運送屋をしていたことを咎められる。

 

「アホ!お前みたいなやつはアフリカでも北極でも行きさらせ!」(この映画、仁鶴さんの突っ込みがいちいち冴えている)

 

 とはいうものの、外国にいくのなら一人より、二人、二人より三人・・・とにかく仲間を集めるのやとアドバイスをする。ハッチャンはそれに従い、自動車工場の整備士西川きよし、競馬場の予想屋横山やすし、作業員の前田五郎5浪の予備校生、桂三枝をグループに引き入れるのだが、どうですかこの面々。当時の吉本人気芸人オールスターです。『群竜伝』で主人公チームが対決したプロ野球オールスターズみたいなもんです。
 さて仁鶴の家に集合(仁鶴が当時出演していたボンカレーのCMネタ「じっと我慢の子であった」のギャグがそのまま使われているが、CMが風化した今となっては意味不明の場面になっている)しての作戦会議で外国にいくのは金がいるので誰か知り合いに金を借りるというアイデアが出、その流れで全員が「俺の女に金を借りる」という案が出たので、みんながその女の写真を見せるということになり、一斉に出すと全員がスナック・子豚のママ、花子(田島晴美。その後『女番長 玉突き遊び』などに出演した)というオチ!宣伝代わりに配ったブロマイドを常連客のみんながもっていただけだった!
 スナックに場を移して作戦会議。マスターのチャーリー浜にビールを一本だけ注文して(人数分のビール瓶を開けようとしたチャーリーに「一本でいい言うてるやろ、このヘタ!」と仁鶴のこれまた多彩な罵詈雑言)ハッチャンらにはワイングラスで飲ませるというドケチぶりを見せる仁鶴。その時、店に現れたのが常連客の香川登志緒!ここはお偉い作家先生の知恵を借りようや、ということでアドバイスを求める面々。

 

「てっとりばやく稼ぐためには女を利用することや。女いうてもオケラの女はあかんで。銭を持ってる女や」

 

 ここからは仲間たちの涙ぐましい「銭を持ってる女の獲得作戦」が展開。三枝はお嬢様学校の女学生を誘拐しようとする(犯罪だよそれ)が、女学生は全員柔道の猛者でヘチマみたいな体形の三枝はポイポイ投げられる。三枝はその前にホストボーイとして貧相な体をパン一でさらすという悲しすぎるギャグも披露しており、出演者の中でも仁鶴同様、多く扱われているのですが・・・
 ホストボーイにはコメディNo.1の二人も出ていて、突然「男の戦い」というショーが始まるとボクシンググローブを嵌めた男が壮絶な殴り合いをはじめ、それに巻き込まれてしまう。ボクサー役が吉本新喜劇の名コンビ、間寛平と木村進!二人のドツキ合いはほぼアドリブだったのでコメディNo.1の二人はマジで殴られたという。

 

 万策尽きた面々はMBSのSABホールでいちゃついている仁鶴と花子ちゃんを発見。仁鶴から「クイズで稼げ!」といわれた彼らは賞金50万円を賭けた「日本ちん没クイズ」に挑戦。これ、間違えたら座っているゴンドラが下がっていって真下にある水槽に「ちん没」するようになっていて、当時の人気番組『アップダウンクイズ』まんま。せっかくクイズに出たものの、ハッチャンらは次々ちん没。自宅で晩飯のカレーを待ちながら(この時にもボンカレーネタを放り込んでいた)アホ丸出しの連中に毒づく。

 

「ホンマにじゃじゃ漏れのアホやなこいつらは・・・ボケ!カス!ひょうたん!ラッパ!イチヂクカンチョウ!・・・もうないわ!」

 

 ようこれだけ色々罵倒の言葉がポンポン出てくるもんやな。
 最後の生き残りとなった坂田利夫はんですが、出題「男性が女性を見てどこを伸ばすか?」に「ち〇こ」(A:鼻の下)と答えようとして司会者(船場太郎)に発言をカットされてドボン。あかんわこりゃ。

 

 彼らの体たらくを見てた仁鶴がいよいよ温めていた計画を開始。それは山奥の土地、建物を買ってそこに一大レジャーセンターという名のトルコ風呂を開設することだった!ハッチャンらをこき使ってセンターを立てた仁鶴、唯一のトルコ嬢、花子ちゃんに阿波踊りのレクチャーを始める(また気軽にポンポンと素っ裸になるねんなこの子)が、ハッチャンが「わたくし、トルコのね、阿波踊りのコーチの免書、いや免許証もってまんねん」大事なところでセリフを噛む。 仁鶴も思わず半笑いで「コーチの免書ってなんやねん」と手が出る。NGっぽいシーンなんだけどなぜかそのままフィルムには残っている。笑いのプロが意図しない笑いを提供している貴重なシーンともいえる。

 

 しかし一流のプロの笑いなので本気を出すところは出す。風呂釜の薪をくべている横山やすしに仁鶴が

 

「釜、燃えてるか?」
「いやいや釜燃えてまへんねん。火、燃やしてまんのや」
「理屈ぬかすな!カス!」
「カスちゃいますんや、石炭燃やしてますんや」
「(仁鶴、半笑い)」
「毎度!」
「あっちゃいけ、ボケ!」

 

 こうして山奥にトルコセンター「ヤングパラダイス」をつくった仁鶴たちは山道に規制を張って通せんぼし、誘導して旅行中の女性たちを半ば強引に風呂場に連れ込み(無料)、どこぞの会社の慰安旅行客のおっさんたちを田島晴美の水着で強引に引っ張りこむ。ただしオッサンたちは入場料千円、ビール代千円、のぞき穴からの鑑賞代一万円、トルコサービス料一万五千円!これが大当たりしてぼろ儲けとなるものの、競艇場のいい加減な予想でやすしに大損喰らわされたヤクザのチャンバラトリオが偶然ヤングパラダイスにやってきてしまい、売り上げは全部巻き上げられてしまうのだった。ちなみにこの時チャンバラトリオの一行はリンカーン・コンチネンタルのオープンカーを手押しでやってくる普通に走ればいいのになんで手押しなの?と疑問に思ったのだが、映画に出演していた前田五郎さんに当時の話を聞くと、チャンバラトリオのメンバーがリンカーンのエンジンをかけることができず、東映のスタッフが「エンジンもようかけんのか!」と激怒、急いでるんやから早よせえと凄むので仕方なく手押しになったということ。疑問が氷解した。

 

 五郎さんの話では、撮影終了後の打ち上げで吉本興業の芸人らは山崎大助監督に甚く感激されたという。理由は「誰一人遅刻をしなかったから」だと。監督曰く「東映のスター役者はいつも遅刻して、時間通りにやってこない」のだと。遅刻の挙句「今日はもう出られない」と撮影予定が一日ふっとんだりするのは日常茶飯事らしく、まさかそんな理由で感謝されるとは・・・ちなみに本作には唯一遅刻した芸人がいたそうだが、そのせいでスタッフからえげつない扱いを受けて逃げ出したそうです。

 

 結局大金集めに失敗したハッチャンらはその辺の船を拝借して海外に向けて出航。船の乗組員を海に放りこむのだが、この乗組員役がラスト・サムライ、福本清三!海に飛び込むときの動きが素人ではないので一目瞭然。いろんな人が出ているんですねえ。そして出演者のほとんどは亡くなられました・・・

 

 当時目が回るほどクソ忙しかったはずの売れっ子芸人が仕事の合間を縫って一生懸命ドアホなことをしていたわけで、今時の芸人が面白くもないのに役者ぶって観客を必死に泣かせようとしているのは本当に嘆かわしい。芸人ならアホなことをやって笑いを取れ。それが日本のジョーシキでーす!

 

 五郎さんが亡くなる前に見てもらえて本当によかった。

 

 

 

 

ちょっとは学習しろよ!『ハロウィンKILLS』

めっちゃ大写しになってますけど、ジェイミー・リー・カーティスの出番はほとんどありません

 

 ハロウィンが帰ってきた。70年代から80年代にかけてのスラッシャー映画のパイオニアともいうべき『ハロウィン』(1978)の直接の続編『ハロウィン』(2018)三部作の続編『ハロウィンKILLS』は観客の時間を1978年から巻き戻す。

 1978年10月31日(一作目の事件が起きた日)、保安官フランク・ホーキンス(トーマス・マン)は殺人鬼マイケル・マイヤーズを彼の自宅に相棒とともに追い詰めるが、マイケルに殺されそうになった相棒を助けるために撃った銃弾が誤って相棒に命中。その場で息を引き取ってしまう。逃亡したマイケルは捕らえられるが、マイケルを救い難い悪魔として殺そうとするルーミス医師(トム・ジョーンズ・ジュニア)の銃弾からマイケルを救ってしまう。その40年後(2018年の『ハロウィン』)、ホーキンス(ウィル・パットン)はルーミスの教え子サルテイン医師に重傷を負わされ、40年前マイケルを殺さなかったことを悔やむ。

 

 40年前にマイケルに襲われてから、彼を殺すことだけを考えていたローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)は自宅地下室にマイケルを閉じ込め、炎の中で悪魔の殺害に成功した・・・はずだった。

 もちろんマイケルは死んでおらずローリー宅の火災を消化するためにやってきた消防隊員を皆殺しにして脱出。ハドンフィールドの街に再び殺人鬼が解き放たれる。

 解き放たれたマイケルはマイケル宅に変えるまでの道のりで出会った住民たちを殺しまくるのだが、今回ハドンフィールドの住民たちはやられるばかりではない。反撃を開始するのだ。その中心になるのは40年前にマイケルの凶行で親兄弟、友人らを失った「生き残り」たちだ。

 トミー・ドイル、リンジー・ウォレス、マリオン・チェンバースらはたまり場のバーで「マイケル収容40周年」のパーティーをしていたが、マイケル逃亡の一報がもたらされると、40年前の悪夢を今夜終わらせるんだ、みんなの力で悪魔を滅ぼすぞとハドンフィールドの住民たちを集め、数の力でマイケルを倒そうとする。

 この3人のうちリンジー役のカイル・リチャーズは初代『ハロウィン』と『ハロウィンⅡ』、マリオン役のナンシー・スティーヴンスも同じく初代とⅡ、1998年の『ハロウィンH20』の同役で出演している(というかジョン・カーペンター作品の常連)、人で、40年前のメンバーが再集結というファンサービス

 

 ここにマイケルVSハドンフィールドの住民たちという対決の図式が展開。中々激熱な決戦が繰り広げられるのですが、「マイケルなんか集団で囲んで袋叩きにすれば楽勝さ」といいながら必ず少人数で対峙するの、なんで?クライマックスはある人物が3人いるのに「いや、俺だけでいく」と言い張って戦うシーンすらなく死体に変えられてた。お前ら、ちったあ学習しろよ!

 そしてこの映画、マイケルと戦うヒロインであるローリー、ジェイミー・リー・カーティスがほとんど登場しない!前作で深手を負ったためずっと病院で治療してるだけで話の本筋にほとんど絡まない。菅原文太が脇役に回った『仁義なき戦い 広島死闘篇』じゃないんだから。

 

 とはいえ面白さは前作に引けを取らず、マイケルのありとあらゆる丁寧な殺しのテクニックが披露され、悪逆無道の限りを尽くす様に観客大興奮。ちなみに一番びびったのはガキがトリック・オア・トリートのいたずらをするところ

 一方ハドンフィールドの住民たちも負けず劣らずの連中で、マイケルと同時期に精神病院を脱走した男がマイケルと勘違いされ、復讐に猛り狂う住民に追い詰められて自害してしまう・・・という場面はコロナ禍における恐怖の伝播と群衆の狂気を描いていて、『ハロウィン』シリーズに社会問題までが盛り込まれるとは、時代も変わったもんだ。

 

 次作が三部作の完結編とされていて、ローリーの戦いにもついに終止符が打たれるのか?また以前みたいに延々とローリーの関係のないところで戦いが続けられるんじゃないだろうな?今回は勿体ぶって弾けなかっただけに、最後の大爆発に期待してまっせ!

 

 

 

 

 

エス・コヤマ、実際のイメージがブラック

 兵庫三田の洋菓子店エス・コヤマが労働基準法違反で是正勧告を受けていた。 社員55人に月100時間以上の時間外労働をさせたという疑惑だ。

 

 

 読売新聞の記事によると

> 「若いパティシエが使い捨てのように扱われ、次々辞めている」。従業員の一人が、読売新聞の取材に同社の労働実態を打ち明けた。

 

> 同社の製造部門では「 LINE 」のグループチャットで、出退勤時刻を管理職と共有する仕組みだった。従業員のLINEの履歴によると、従業員は昨年のクリスマス前、午前4時頃から午後9時頃まで働くこともあった。3日しか休みがない月や、時間外労働が200時間を超える月もあり、月の時間外労働が300時間を超える人もいたという。

 

>従業員は「みんな疲弊していたが、会社は『嫌ならやめればいい』という雰囲気で、声を上げられなかった」と言い、心身の調子を崩して入社後数か月で退職する社員もいたという。

 

>従業員は「みんな小山さんに憧れて入社した。ボロボロになっていく姿を見るのはつらい」と訴えた。

 

とTVチャンピオンにも登場し、手作りの可愛らしいスイーツで評判、フランス・パリのチョコレート祭典「サロン・デュ・ショコラパリ」で8年連続で最高位を受賞した代表取締役でパティシエの小山進に憧れて入社するものも多いエス・コヤマの悲惨な実態が明らかになった。

 

 

  このエス・コヤマといえば2019年11月に話題になった一件がある。それはPCのアダルトゲーム会社・ゆずソフトの『喫茶ステラと死神の蝶』に登場する舞台の喫茶店にエス・コヤマの外見を無断で使用していたことでエス・コヤマ側は「イメージが損なわれかねない」という理由で抗議を検討しているという。騒動を受け、背景画像はすべて差し替えの上発売された。

 最初の是正勧告は2018年1月というから、ゆずソフトのゲームが出る以前からブラックだったってことやん。何がイメージが損なわれかねない、だ。実際のイメージの方が最悪だろうが・・・!生クリームこね回してる前に従業員の生の声に耳を傾ければいいのに。

 

 

 

従業員のこともちょっとは心配しろ!

従業員は楽しくないと言ってるぞ!

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