しばりやトーマスの斜陽産業・続 -106ページ目

LGBT問題について、プチ平沢勝栄に過ぎない前田有一

※この記事は前ブログの過去記事(2019年01月05日)再録です

 日本漢字能力検定協会が発表した今年(2018年)の漢字は「」であった。一年を振り返っても色んな人物の暴言、方言がまかり通っていた。記者に「殺すぞ」「寄るな」「しゃべるな」と発言した元西宮市長・今村岳司、「妊婦さんに膝カックンして絶望させる」とツイートした2.5次元俳優の夏目雄大、ヘイト発言の漫画家・どげざ…夏目やどげざは謹慎や、連載終了に追い込まれた。まさに口は災いの元。その中でも極めつけの暴言が「LGBTには生産性がない」発言の杉田水脈議員でしょう。

 以前ならこんな発言したらとっとと議員辞職に追い込まれていたもんですが、最近はこの手の差別、ヘイト発言しても許されているのだった。なので、後に続く人が絶えることがない。

“LGBTばかりになったら国がつぶれる”
http://www.news24.jp/articles/2019/01/04/04413423.html

 自民党の平沢勝栄議員が少子化問題に触れて「LGBTばかりになったら国がつぶれる」とまったく生産性のない発言を年の初めにかましてました。同性婚の証明書を発行している渋谷区、世田谷区について「先進区とか自慢しているが、わたしにはその考えがよくわからない」とも。別に渋谷、世田谷は自慢しているわけではないと思うんだけど…こんな馬鹿らしいことを人前で堂々と話している方が自慢げでしょ。なぜ自慢できるのかわからない。自民党ってこんなのしかいないの?
 普通に考えて差別を容認しているような国ってやだなあ。そっちの方がつぶれちゃうよ。多様性を受け入れている国の方が絶対繁栄しますって。ちなみに平沢議員はヘイトスピーチ問題をきっかけに誕生した「差別問題に関する特命委員会」の委員長なんだけど、それが、コレ。差別する気満々じゃないですか…この手の差別問題を考えるとか言っている人たちがそもそも差別的ってどういうことなんでしょう?

 似たタイプの人間は他にもおり、例えば前田有一。以前こんなことを言ってました。

 

「LGBTが子供作れない」とか大間違い。私の知り合いにも子供いるし、勝間和代さんだってLカミングアウトしてたじゃん。彼女子供いるし、凡人の100倍くらい「生産性」あるんじゃないの?LGBTと関わった人生経験か、それを補う想像力。社会評論するにはこれ必須です。つまり両方持ってる私が最強
https://twitter.com/maedayuichi_/status/1021379956406870028

 そんな生産性ゼロの発言をしている前田が、今年のコミケにまたまた参加していて、フォロワーとこんなやりとりを。

https://twitter.com/sivariyathomas/status/1079585353789431808

ハードゲイの前田有一がコミケでフィストファクの実演販売をするそうです。LGなんちゃらなみなさん、肛門に握りこぶしを突っ込まれたい方はぜひ、コミケにいらしてください。
https://twitter.com/yoswata/status/1079258016371752960

詳細は未確認ですがとんでもない情報が入りました。どこからともなく現れた番頭ワタナベが、スカルファックをするために頭をそり上げた大男を引き連れ某誌の記者を襲わせたらしい。記者のスマホにあった取材メモの内容を #コミケ会場 でぶちまけるそうです
https://twitter.com/maedayuichi_/status/1079236304213237760

 LGBTをネタにした、フィストファック、スカルファックなどまったく笑えない下品なギャグ(?)の数々でコミケの集客を企むという、どうしようもない品性下劣さを曝してました。これのどこが「LGBTと関わった人生経験か、それを補う想像力。社会評論するにはこれ必須です。つまり両方持ってる私が最強」なんでしょうか。こんなのプチ平沢勝栄、プチ杉田水脈でしかないのではないか。

金城茉奈さん逝去

 スーパー戦隊シリーズの『騎士竜戦隊リュウソウジャー』にレギュラー出演していた、龍井うい役の金城茉奈さんが病気のため亡くなった。25歳で。

 

 

 彼女のブログによれば2017年の6月に病気のため入院しているとあり、その後は治療しながらの活動だったということか。

 

 

 リュウソウジャーの中盤38話から彼女が出なくなり、終了間際に帰ってきて「海外で動画撮影のスタッフをしていた」という不可解な説明がなされたのですが、治療に専念されていたということかしら。一体なんの病気だったのか公式の発表が待たれるところです。

 

 

 

 金城茉奈さんのご冥福をお祈りします。

 

 

 

 

理想の漫画実写映画第二弾『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』

※この記事は前ブログの過去記事(2018年12月31日)の再録です

 


美少女オカルト麻雀青春物語という、ジャンル付けが不可能な小林立の漫画『阿知賀編 episode of side-A』の実写化作品。前作『咲-Saki-』でも徹底された「漫画のビジュアルを極限まで再現する」スタイルは本作でも採用。麻雀するときになぜかボウリングのグローブをはめる鷺森灼役のエビ中、中山莉子も衣装からして完全に再現。

 


 登場時に髪が浮いている、大星淡役の志田友美なども完全に再現。もちろん動いてるときに髪は浮きませんが…

 

 


 他にも「三順先の手が見える」とか「副将が自らに飜数の縛りをかけてその飜数以上で和了ると次に打つ大賞が同じ局で倍の飜数で和了れるというリザベーション」リザベーションを使うと鎖に両手を縛られるのだ(?)

 

などもちゃんと再現されてます。もはや麻雀ではない、能力者同士のバトルものじゃないか!っていわれても、そういう原作の実写化なんで。

 主役クラス以外の脇役のように見える登場人物にも、それぞれの物語があるのが原作漫画の特徴なんですが、実写版も阿知賀監督・赤土と小鍛治プロの関係や千里山女子の園城寺怜と清水谷竜華の本作もっとも百合な関係を限りなく描き切っていたのは特筆に値する。

 原作漫画は10代女子の群像劇で、邦画ではリアルな10代ではない役者を起用することが多いが、本作はあくまで同年代もしくはそれに近いキャスティングをして、前述したビジュアルを完全に再現、その上で演技力よりも10代女子の瑞々しさと百合関係を仄かに匂わせた友情物語を強調してつくられたことがファンも納得できる作品になっている部分ではないでしょうか。

  前作同様、これぞ理想的な漫画実写映画の指標として記録に残したい作品です。

 

 

 

 

 

改名カルキン

※この記事は前ブログの過去記事(2018年12月30日)の再録です

 この間、クリスマスでしたが、この時期に見る映画といえば『ホーム・アローン』ですね。パート2にはあのトランプ大統領も出ているので話題性もバッチリです。
 その『ホーム・アローン』に主演したマコーレー・カルキン君はその後あっという間に人気凋落し、ストリップ・バーでダンサーの胸元にドル札を突っ込むなどイメージを粉々にするスキャンダルばかりが目立つようになり、「堕ちた元子役」「アメリカのケーキ屋ケンちゃん」と呼ばれるように(何処で)。
 そんなカルキンがイメージを払拭すべく、改名することに。

マコーレー・カルキンがついに改名!正式決定した「新たな名前」は?
https://front-row.jp/_ct/17238987

 新しい名前はマコーレー・マコーレー・カルキン・カルキンに。
 言い難いし、これじゃあ結局マコーレー・カルキンって呼ばれるようになるんじゃない?なんか石森章太郎から石ノ森章太郎に表記が変わった、ぐらいの。全然違う名前にするのかと思ったら…マコーレー・カルキンの名前を忘れないでくれ、という心の叫びが聞こえてくる。プリンスが「かつてプリンスと呼ばれたアーティスト」という改名をしたけれど長すぎるからみんな「元プリンス」呼ばわりした、みたいなことになりそうな。
 能年玲奈が「のん」にしたようにカルキンも「マン」とかにするのはどう?

ホームアローンのセルフパロディをするマン

 

 

 

 

史上最低映画とはこれだ『魔の巣』

※この記事は前ブログの過去記事(2018年12月28日)の再録です


 史上最高の映画は何?というのは映画ファンにとって永遠の命題だ。でも好きなものの頂点はそんなに悩まないだろう。僕なら『タクシードライバー』、『博士の異常な愛情』か。邦画なら『恐怖奇形人間』、『ゆきゆきて、神軍』ってところかな。あ、『太陽を盗んだ男』もいいなあ…って全然決められてないやろ。

 では史上最低の映画は?

 以前『死霊の盆踊り』を見たときは退屈のあまり死にたくなった。男女が墓場に迷い込んで女のストリップを見せ続けさせられるという脈略もへったくれもない物語は史上最低にふさわしい。“史上最低の映画監督”として名の知られたエド・ウッドの作品群でもマシな方の『プラン9・フロム・アウタースペース』も確かにひどい。これは「最低映画とはなにか?」を教えてくれる教科書だ。夜の場面が切り返しで突然昼になったり、車が右から走って左に消えていくシーンが何度も使いまわされ、墓場で死体役のおじさんがただ寝てるだけなので、死体役にも演技指導、演出が必要だということを初めて知ったり、「愚か者め!バーカ!バーカ!」という常軌を逸したセリフ…最低映画に必要なものと最低映画にしないためのものはすべて入っていた。『吸盤男オクトマン』は肝心のモンスター、オクトマンの造形がしょぼすぎて腰が砕ける。タコが二足歩行で歩くようにしてあるので、着ぐるみの長い脚は半分にまで手が届かず、そこから先がしおれて垂れ下がってる(笑)。動きもスローモーなので全力で走ったら逃げられるし。バスの中で待ち伏せてるのもどうやって入ったんだ…『ロボット・モンスター』はゴリラの着ぐるみにヘルメットかぶせたやつを侵略宇宙人の手先のモンスターと言い張ってた。こいつも動きが遅い。

 とまあ、最低映画にも候補作がいっぱいあるんだけど、飛び切りの最低映画として君臨しているのが『魔の巣(MANOS: THE HANDS OF FATE)』(1966)。



 アメリカのクソSF映画やゴミ怪獣映画を専門で紹介する番組『ミステリー・サイエンス・シアター3000』で「これに比べたら『プラン9・フロム・アウタースペース』が『市民ケーン』に見える!」とまで言われた最低の中の最低、チャンピオンだ。世界中の映画が集まるデータベース、IMDbの投票で10点満点中評価1.5で何十年もの間ワースト1に君臨していた。

 監督は肥料のセールスマンやってたハロルド・P・ウォーレン。彼は制作・脚本まで手がけたのでほとんど彼の自主映画である。
 冒頭、娘のデビーを連れたマイクとマーガレットの夫婦がドライブ中、道に迷って延々と田舎道を走っていくところでもうダメ(笑)退屈すぎて死にそう。夫婦が子供と歌を歌うんだけど、これ、『ダーティーハリー』でスコルピオがバスジャックしたときの「漕げ漕げ漕げよ~ボート漕げよ~ランランランラン~川下り~」の歌だ。歌わないとお前たちのママはみんな殺してやるからな!こんな歌ではじまるなんて、不穏な感じがしますね。

 オープンカーでいちゃついているカップルの真横を駆け抜けていくと、「この先には何もないのに」なんていわれます。このカップルは昼間堂々と外でいちゃついているので、通りすがりの警官に「よそでやれ」と追い払われる。
 家族の車はやがて一軒の家に。とりあえずこの家に泊めてもらおうとするのですが、門番をしている足の悪い男、トーゴは「ご主人様のゆるしがなきゃ泊められない」しかしマーガレット(ダイアン・マーリー、この人がゴミ映画にふさわしくない美女で映画唯一の見どころ)を嘗め回すように見て、「でもご主人様はあんたを気に入るよ」

 家には青白い顔をした男の肖像画があり、「この人がご主人様かい?挨拶したいんだが」とたずねるとトーゴは「ご主人様はこの世を遠く離れた」「でもいつも一緒なんだ」意味不明なことをいうので家族は不安に。やがて夜になり、連れてきた飼い犬が何者かにかみ殺され、止めていた車は動かなくなる。子供がいつの間にかいなくなる…というか、お父さんお母さんが部屋でしゃべっているときにその後ろを無言で移動して、次の瞬間に「あの子がいないわ!」今後ろを通ったやろ!デビーは別の部屋に入ったのに見つけたときはなぜか外にいて(位置関係がまるでわからない)、肖像画に描かれたデカい犬を連れていた。デビーは飼い犬がいなくなったので代わりにデカい犬の方を連れてきた、というのもよくわからん。飼い犬は小型犬なんだけど…女の子は「たくさんの人がいる場所に犬がいた」と。たくさんの人?この家にはトーゴ以外にも人がいるのか?

 怖くなった夫婦は逃げ出そうとするも車は動かない。田舎で撮影しているせいか、カメラの前を蛾や虫が飛び交うのだが、一切カットしない!外に飛び出した夫はトーゴに殴られてものすご~い時間をかけて、後ろ手にされて木に括られる。旦那から部屋に鍵をかけて待ってろ、すぐにここを出発するから、と言われた奥さんはなぜか服を脱いでシュミーズ一枚で寝る用意を始める

 そのころ、家のどこかにある薄暗い部屋では眠りについていたご主人様が目覚める。一方、オープンカーのカップルは夜なのにまだいちゃついていて、警官に「またお前らか」(笑)カップルは「俺たちよりほかのやつを取り締まれよ。砂漠にいったやつとか」とへたくそな伏線を張りにくる。
 ご主人様はマノスという邪教の神(マノスはスペイン語で手の意味)をよみがえらせようとしているようで、「時は来た!」と眠っていた妻たちも目覚めさせる。この妻たちは家族3人をどうするかで喧々諤々に。

妻A「男のいけにえは構わないわ。でも子供は…」
妻B「女だけでいいわ。他はみな死ねばいい」「全員よ。正直女もいらないわ」
妻C「子供は女よ。あの子は死なせてはだめよ。女になるのよ」
妻D「死ぬべきよ」

 ご主人様はずっとこのやりとりでポツンと座った状態で聞いてるのだけど、立ち上がって「もういい!こんな戯言はたくさんだ!」ってこっちのセリフだよ!この妻たちのやりとり、何の意味があるのかさっぱりわからない。ご主人様は「そんなことをいうならお前はもう終わりだ」と宣言するも「やれるものならやってみればいいわ」とまるで相手にされてない(笑)ご主人様は偉いのか、偉くないのかどっちなんだ

 この後妻たちは家族をどうするかを巡って争いに。砂場で突然はじまるキャットファイト!馬乗りになってペチペチ顔をひっぱたいたり、つかみ合いをする(じゃれあってるようにしか見えない)。これじゃまるで『死霊の盆踊り』だ!このキャットファイトシーンも延々と続くのでもう限界。
 トーゴはいけにえに捧げられることに。僕はてっきり妻たちの誰かがいけにえにされると思った。トーゴみたいな汚いおっさん、マノスだっていらないと思うよ。さてトーゴはいけにえに捧げられ、片手をもぎ取られる。手の神様だからね。こんなことをしている間にマイクは拘束を解いてマーガレットとデビーを迎えにいき、とりあえず家から逃げ出すことに…するのですが、マーガレットが何もない砂場で何度も転んで(へったくそに)もう歩けないと、なのでさっきの家に戻ろうという判断はわけがわからない。そして待ち換えていたご主人様にピストルをぶっ放すという唐突すぎる展開のあと、オチになるのですが…あまりにもあんまりなオチなんで、あきれ果てた。あと、いちゃついていたカップルがまた出てきたときは爆笑しました。一晩中やってるんかい!

 このご主人様と妻たちは何がしたかったんだ。マノスって一体何??

 言い忘れてましたが、マイク役は監督のハロルド・P・ウォーレンその人です。


 漫画『シネマこんぷっれくす!』でも語られてましたが、間延びしたテンポ、ヘッタクソな編集、安っぽい音楽、役者の雑な演技といい、すべてがZ級のシロモノ…たった68分しかないのに、見終わったら脱力感で2時間ぐらいは経った気分になって疲労困憊。
 エンドロールでThe end?とか出てくるのもこざかしい。どうせ続編なんてないんでしょ!




 …と思ってたらなんと、2018年になって続編の『Manos Returns』が公開されていた!しかもオリジナルキャストのご主人様役、トム・ネイマンにデビー役のジャッキー・ネイマン・ジョーンズも出演してる!(デビー役の人がご主人様役の娘というのも、はじめて知った)残念ながらハロルド・P・ウォーレンはすでに亡くなっているので監督は別の人なんですが、なぜやろうと思った?ファンなの?
 謎が謎を呼ぶ『魔の巣』、続編ぜひ日本で公開してくれないかなあ。