「カバーセレクション」
レジェンドと呼ぶに相応しい名曲のカバーソングをお送りするコーナーです。
本日お送りしたカバーソング、カバー元はこちらの曲です。
Time After Time / Cyndi Lauper
1983年発売の「シンディ・ローパー」の楽曲「Time After Time」です。
アルバム「シーズ・ソー・アンユージュアル」に収録、翌1984年にシングルカットされ、全米シングルチャート1位を記録しました。映画のサウンドトラックやCMソングで使われているので、耳にしたことがある事が多いでしょう。ちなみに発売当初は「過ぎ去りし想い」という邦題がついていました。
この曲は、プロデューサーのリック・チャートフが、アルバム制作途中で、ザ・フータ「もう1曲必要だ」と主張したことで作られた曲が「Time After Time」です。
曲のタイトルは、当時、シンディ・ローパーがテレビ雑誌で見たSF映画『タイム・アフター・タイム』のタイトルから付けられました。
歌の内容は「あなたにもし何かあったときはワタシが助けるわ。」という女性が男性を守ってあげるという母性本能をくすぐるような曲です。
プロモーションビデオには、シンディ・ローパーの実のお母さん、マネージャーのデイヴ・ウォルフ、またシンディと交友の深いワールドプロレス界のルー・アルバノらも出演しているのも注目です。
さて、今日は、1985年に発表したジャズトランペット奏者「マイルス・デイヴィス」のバージョンをお送りします。
マイルス・デイヴィスはこの曲について『「タイム・アフター・タイム」はスタンダード・ナンバーになるだろう。それは俺が演奏したからでも、シンディが歌ったからでもあるけど、それだけでなくメロディが良いからだ。オーボエ、アコーディオン、なにで演奏してもね』と話しています。また、シンディ・ローパー自身は、マイルス・デイヴィスにカヴァーされたことを「何よりの勲章」と話しています。
マイルスの発言は現実のものとなり、その後、洋楽・邦楽問わず数多くのアーティストにカバーされるスタンダード・ナンバーとなりました。
それでは、今日のカバーセレクションは、「マイルス・デイヴィス」の「Time After Time」をお送りしました。
Time After Time / Miles Davis
本日のカバーセレクション、いかがでしたか?
次回もお楽しみください。
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