エール・アナリーズ 1989年3月18日 | SATURDAY SUPER LEGEND

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毎週土曜日、16時~生放送!!

「エール・アナリーズ」・・・それはフランス語で「時代の分析」

ある特定の時代にタイムスリップして、その時どんな事があったのか、当時の名曲とともに振り返るコーナーです!




今日タイムスリップするのは1989年3月18日
今から33年前、日本or世界で何があったのでしょうか?







1989年3月18日
伊藤みどりがフィギュアスケート世界選手権で
日本人選手として初優勝!



89年世界選手権、完璧な演技をし観客から花束を受けるようす



伊藤みどりさんは、アジア人で初めて世界殿堂入りを果たした元フィギュアスケート選手です。


日本人で初めて世界選手権で優勝は、現在の日本のフィギュアスケートの転換点となった出来事と言っても
過言ではないでしょう。

今のフィギュアスケートの盛り上がりの礎でありスタートともいえる出来事でした。




そして伊藤みどりさんは、女子選手で初めてトリプルアクセルを成功させた選手として有名です。
国際大会では1988年のNHK杯で初成功しています。


その後、伊藤さんのほかに国際大会でトリプルアクセルを成功させた女子選手は、
トーニャ・ハーディング(1991年世界選手権)
中野友加里 リュドミラ・ネリディナ(2002年スケートアメリカ)
浅田真央(2004年ジュニアグランプリファイナル)

以上の4選手だけで、五輪でトリプルアクセルを成功させた女子選手も、2010年バンクーバー五輪、
2014年ソチ五輪の浅田真央だけとなっています。




1989年には「過去現在で最も高得点をとったフィギュアスケーター」としてギネス記録にも
登録されました。(当時の記録)





数々の偉業に国際スケート連盟も
「イトウはたった一人の力で女子のフィギュアスケートを21世紀へと導いた」
との声明を発表しています。





それまでのフィギュアスケートはルックスの差なので欧米との競技差別があったとされていました。


しかし、伊藤みどりさんは表現力とジャンプなどの技術力で、のちの選手たちに光と可能性を示しました。


まさに「フィギュアスケート界のレジェンド」と言えるでしょう!

こちらはアルベールビル五輪での表彰式(写真右)



【お送りした曲】
Like a Prayer / Madonna



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