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さとう社会問題研究所・心理コンサルティングのブログ

あらゆる社会での対人関係の問題は心の問題の原因にもなります。
法律や政策により苦しめられている方たちもいます。


さとう社会問題研究所では、社会問題を始め、
クライアントの抱える様々な問題解決のため、助言を続けています。

近況と今月の発信について(2023/8/4)

 

みなさん、ごきげんよう。

 

改めて、2023年8月もよろしくお願いいたします。

 

わたくしにとって8月は、2014年、パワハラ塾と個別労働紛争をした月でもあります。

 

パワハラ防止法というものがありますが、ビッグモーターの件でも分かる通り、

加害者とは、「何がハラスメントか?を理解しようともしない人」という事もできます。

 

主要人物とされる副社長はMBA(経営学修士)を取得していた事との事。

 

パワハラ塾のマネージャーさまは、わたくしと同じ放送大学で心理学を修めておりました。

 

 

最近では「リスキリング」とか言われておりますが、同時に「大学不要論」もあります。

 

みなさんには、「どこで何を学んだか?」ではなく、

 

「学んだことを、どう理解して、自らの言動に反映するか?」に目を向けていただければと思います。

 

 

さて、近況についてです。

 

すでに1本ブログ記事をアップしております。

 

先月から話題になっている福原愛さんによる「子の連れ去り」について、Twitterなどでも触れております。

 

わたくしも、親子断絶や連れ去りなどについては、当事者双方からご相談を受けております。

 

開業以来10年以上、この件の様々な経過を見てきた者として、

これからも細々と発言を続けられればと考えております。

 

 

メルマガとコラムとしての公開についてです。

 

実は先月後半からの猛暑、酷暑のせいか体調が悪い日が続いており、体調が悪いです。

 

そのため、メルマガの執筆はできているものの研究所のサイトの更新作業ができておりません。


それと、メルマガは現在、検討中だったり執筆途中の内容も含んでいるため、

 

現時点で公開しているものを一度取り下げて、改めて、執筆しようと考えております。

 

いきなり記事が消えてしまっていても心配しないでいただければと思います。

 

 

では、今回もこの辺で。

改めて、2023年8月も素敵な1か月にしていきましょう。

 

 

さとう院さとう(さとう社会研究所・さとう心理コンサルティング

「福原愛さんは社会的弱者?」声明の分析(2023/8/1)

 

みなさん、ごきげんよう。

 

今回は、先ほどネット記事に上がっていた件についてです。

 

福原愛さん側が「子の連れ去り」について、再び声明をお出しになったとの事。

 

以前、依頼を受けて裁判所に請願書として意見書を提出していた者として、公表された文章を独自に分析してみました。

 

今回も丁寧に分析すると、物凄く長くなるので、全体的に流す形で行いました。それでも長いです。

 

また、「あくまで2023年8月1日声明の文章分析」に過ぎません。

 

改めて、どちらが良いか悪いかにも興味がありません。事案に対する評価でもない事は明言しておきます。

 

 

まず、「今回もこの内容なら声明自体を出すべきではなかった」です。

 

少なくとも、わたくしなら書きません。

 

わたくしの執筆業務の基準ですが事案の真偽、経過に関わらず文章としてダメです。

 

記者会見後の世の流れに余程追い詰められているのでしょうか?

 

誰が書いたか存じ上げませんが、前回以上にダメな文章を書けるとは思っていませんでした。

 

 

内容を簡単に見ていきます。

 

全体的に言うと、福原愛さん側はご自分に都合が悪い事実「2022年8月23日、ご自身が行った連れ去り」については一切触れていない。

 

その上で、江さんへの直接批判を避けるため大渕愛子弁護士への攻撃になっています。

 

で、最終的に何を言っても「福原愛さんがお子さんを連れ去って保全命令を出されなければ良かったのでは?」で終わってしまいます。

 

「保全命令が確定する前に」と言っておられますが、確定したら詰みますし、仮に判断が変わっても「福原愛さんが共同親権化で連れ去った」という事実が変わらなければ、社会の評価を変えることは難しかろうと思います。

 

では、声明文のここの部分に突っ込みを入れていきますと、

 

当日の声明でも記者会見批判をしておりましたが「メディアという非常に強い権力を用いて特定の人物を攻撃することによって」と、「記者会見とは悪質な人権侵害の手段である」と印象付けようとしている。

 

「どの事件も非常に個別性が高く、家族の問題においては、それぞれの立場に理由があり、善悪を一刀両断に決めることは非常に困難です」と連れ去った側が開き直っている。

 

「勤務先を名指ししたこの発言は、明らかに、福原愛さんがこうした役職から解かれるように公開で仕事先に圧力をかけて、福原さんを社会的に葬ろうしているように見受けられます」と社会的立場のある者が社会的責任を負うという事を批判している。

 

「メディアにおいて大きな影響力を有していらっしゃる大渕代理人に比べれば」と、これも「メディアという非常に強い権力」と同じ論理で大渕弁護士を持ち上げつつ、福原愛さんを被害的に位置づけている。

 

「福原さんは、一母親であり一方的に攻撃を受ける社会的な弱者であり被害者です」と社会的弱者に位置付けていて気色悪い。

 

まさに「社会的弱者に対する冒瀆」社会的弱者に謝れ。

 

「江氏と福原さんは、共同親権を有しております。江氏は、共同親権というものは、一方の親が他方の親に対して、刑事罰の行使を仄めかして実現すべきものとお考えなのでしょうか。(なお、本件においては福原愛さんに刑事罰の対象になる事実関係は全くありません。)」について、

 

これは共同親権の論理の完全な悪用ですね。

 

2023年東京地裁の保全命令は、2022年8月23日の福原愛さんによる連れ去りに対するものであるはずです。

 

この反論は言い替えるなら、「共同親権社会とは連れ去り、実施誘拐を許容する社会である」という事です。

 

共同親権が採られている国では実施誘拐を犯罪とはしていないのか?

 

そもそも「社会正義の実現に刑罰を用いてはならない」というのはいかなる論理か?

 

それなら法律なんて要らないでしょ?

 

なお、「本件においては福原愛さんに刑事罰の対象になる事実関係は全くありません」と「保全命令の根拠となった2022年8月23日、ご自身が行った連れ去り」は完全にお忘れになっている模様。

 

「男性と女性は、家庭内において種々の要因により力の差がある場合があります。共同養育については、父母の合意がなければ、お子さんの最善の利益の実現は不可能です。力の差により合意形成ができない場合には、さまざまな紛争解決手段が存在します。そのような紛争解決手段によるのではなく、本件のように、父親が、公衆の面前において、家族の紛争の一部を切り取り一方的に曝け出して母親に対して攻撃を続けることをどのように考えるべきなのでしょうか」について、

 

「男性と女性は、家庭内において種々の要因により力の差がある場合」と、暗に福原愛さんが江さんからDVを受けていた、記者会見もそのDVの一部と印象付けようとしている。

 

その上で、「さまざまな紛争解決手段」とやらが、「2022年8月23日の福原愛さんによる連れ去り」という事なのでしょうか?

 

それなら、その「さまざまな紛争解決手段」として「記者会見で国際世論を動かす」というものも含まれるはず。

 

なぜ「福原愛さんによる子の連れ去りは良くて江さんによる記者会見がダメなのか?」と「記者会見=DV」という説明が充分ではないように思えます。

 

そもそも、その論理を理解できる人がいるかという問題もありますが。

 

あまり真剣に読むと今以上に頭がおかしくなりそうなので、今回はこの辺で。


 

さとう院さとう(さとう社会研究所・さとう心理コンサルティング

 

 

福原愛さん側が再び反論声明【全文】元夫・江氏、大渕弁護士の会見を批判「人権侵害」「母親を見世物に」「社会的に葬ろうとしている」』(デイリースポーツ、2023年8月1日)

 

 卓球女子五輪メダリストの福原愛さん(34)と元夫で16年リオデジャネイロ五輪台湾代表の江宏傑氏(34)が長男の引き渡しを巡り、泥沼化している問題で、福原さん側の代理人が1日、声明を発表した。江氏側は27日に都内の外国人特派員協会で会見を開き、東京家裁から福原さん側に引き渡しを命じる保全命令が出たことなどを公表。引き渡しに応じない場合、未成年者誘拐罪で刑事告訴する可能性を示唆した。今回の福原さん側は声明で、江氏と大渕愛子弁護士の会見内容を批判した。

 声明全文は次の通り。

 「  報道各位様

令和5年8月1日

               福原愛 代理人弁護士代表 今 里 恵 子

 家庭裁判所が出した審判前の保全処分については、その内容、直ちに効力が発生すると規定されている執行についても、日本の法律上さらに裁判所で争う手段が認められております。現段階で公衆の面前で裁判所の判断を云々することは時期尚早ではないかと存じます。

 また、ことのいきさつの全てについては、台湾の法律、日本の法律上、そして何よりもお子さんたちのために外部に公表できないことがたくさんあります。台湾に残されているもう一人の家族のこと、離婚協議の内容、離婚の原因については台湾の法律によって外部に漏らすことを認められておりません。もちろん日本の法律の上でも、お子さんたちのプライバシーは守られるべきです。

 その一部を切り取って他方を非難することは容易です。しかし、メディアという非常に強い権力を用いて特定の人物を攻撃することによって、被害者に回復しがたい重大な損害が発生する可能性があることについては、十分に慎重な配慮がなされるべきではないでしょうか。

 福原愛さんはもとより、小職ら福原愛さんの代理人弁護士も、日本の法律にも台湾の法律にも粛々と従う所存です。

 また、小職は、国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(いわゆるハーグ子奪取条約)上の事件において、連れ去った側、連れ去られた側、父親、母親、日本人、外国人のいずれの依頼者のためにも事件を受任しております。どの事件も非常に個別性が高く、家族の問題においては、それぞれの立場に理由があり、善悪を一刀両断に決めることは非常に困難です。とくに国境を跨ぐ事件の場合は、法律の違い、文化、言語の違いがありますからなおさらです。

 大渕代理人も江宏傑氏ご自身も、小職の事務所の電話、ファックス、電子メールをご存知です。例えば、過去にお子さんが熱を出したときには『一時的な発熱ですから心配なさらないように』と小職から江氏にご連絡を差し上げました。

 今回の江氏の来日については、ご本人からも代理人からも何のご連絡もなく、突然、記者会見を開かれたことに大変驚いております。

 記者会見の中で、大渕代理人が、昨年8月にでた福岡地裁の判決を引用しておられましたのでその判例を調べてみました。本件とは全く事実関係が異なっており、福原愛さんの行為がその判例により刑法犯に該当する余地は全くありません。大渕代理人は『このケースとどこが違うのか、あとは実際理由がどうなのかなどについてはもちろん争いがあると思いますし、明確に犯罪であるという認定を受けたのではありませんので私の方から、違法な連れ去りだということは断定することは致しません』と、一応の前置きをしておられます。

 しかし、メディアに出て大きな社会的な影響力を有しており弁護士の肩書がある方がこのような言い方をされれば、一般社会では、福原愛さんが犯罪を犯したのではないかという誤解をされることは容易に予想できたことに思われます。

 大渕代理人は、記者会見で『福原愛さんは世界卓球WTTのゼネラルマネジャーを務められたり、日本の上場企業の社外取締役を務められたり、国内外において活躍をされています。そういった立場の方が、このような行動をして良いものかということは、問題提起すべき事項であるというふうに考えております。』と明言されています。

 勤務先を名指ししたこの発言は、明らかに、福原愛さんがこうした役職から解かれるように公開で仕事先に圧力をかけて、福原さんを社会的に葬ろうしているように見受けられます。問題は、家族の問題であり、お子さんたちの福祉、最善の利益を考えるべき問題です。メディアにおいて大きな影響力を有していらっしゃる大渕代理人に比べれば、福原さんは、一母親であり一方的に攻撃を受ける社会的な弱者であり被害者です。

 その中で必死になってお子さんたちのプライバシーを守ろうとしています。そのような福原さんをメディアに晒しものにするのではなく、家族の問題は、粛々と両国の司法制度の枠の中で、また話し合いをすることによって、解決をすべきであるように思われます。

 大渕代理人と江宏傑氏は、今後、お子さんを引き渡さなければ福原愛さんを「未成年者誘拐罪で告訴する」選択肢も検討するとおっしゃっておられました。

 その場合、江氏は、父親として、台湾におられるもう一人の家族の母親でもある福原さんを告訴することになるわけです。大渕代理人と江氏が選択肢として御検討されている「未成年者誘拐罪の犯罪事実」をどのようにお考えなのか、江宏傑氏には、是非とも犯罪事実を具体的に明らかにしていただきたくお願い致します。

 江氏と福原さんは、共同親権を有しております。江氏は、共同親権というものは、一方の親が他方の親に対して、刑事罰の行使を仄めかして実現すべきものとお考えなのでしょうか。(なお、本件においては福原愛さんに刑事罰の対象になる事実関係は全くありません。)

 男性と女性は、家庭内において種々の要因により力の差がある場合があります。共同養育については、父母の合意がなければ、お子さんの最善の利益の実現は不可能です。力の差により合意形成ができない場合には、さまざまな紛争解決手段が存在します。そのような紛争解決手段によるのではなく、本件のように、父親が、公衆の面前において、家族の紛争の一部を切り取り一方的に曝け出して母親に対して攻撃を続けることをどのように考えるべきなのでしょうか。

 そうではなく、離婚をされたにせよ、父親として、お子さんたちのことを最優先し、愛情深く接し、家族を守っていただきたいと切に願います。

 今回の記者会見により、福原愛さんとお子さんに対して、メディアによる深刻な人権侵害、恣意的な社会的制裁が発生しております。このような重大な人権侵害は見過ごすわけにはまいりません。

 江宏傑氏がご子息との面会を真にご希望されるのであれば、面会交流調停を申し立てられれば、基本的に試行面会が実施されることになりますので、まずは、調査官立ち会いのもとにご子息に面会することもできたはずでした。この1年間、そのような申立てはありませんでした。

 突然の記者会見、刑事告訴の示唆といった振る舞いは、親権をめぐる私的な問題を劇場的な見世物にしてひたすら母親に圧力をかけるのが狙いであるかのように見えます。

 面会交流調停を申し立てなかった経緯を振り返れば、ご子息との面会を希望してきたという江氏の主張の一貫性にも疑問がぬぐえません。

 誠実で公正な話し合いは、信頼関係を基盤として成り立ちます。まずはお互いの信頼関係の回復が最も重要だと思われます。皆様におかれましては、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。                以上」

記者会見と声明の分析(2023/7/28)

 

みなさん、ごきげんよう。

 

今回は、昨日、ネット記事に上がっていた件についてです。

 

以前、依頼を受けて裁判所に請願書として意見書を提出していた者として、公表された文章を独自に分析してみました。

 

丁寧に分析すると、物凄く長くなるので、全体的に流す形で行いました。それでも長いです。

 

また、「2023年7月23日の記者会見とそれに対して同日に出された声明文の文章に対する分析」に過ぎません。

 

どちらが良いか悪いかにも興味がありません。事案に対する評価でもない事は明言しておきます。

 

 

まず、「この内容なら声明自体を出すべきではなかった」です。

 

少なくとも、わたくしなら書きません。

 

わたくしの執筆業務の基準ですが事案の真偽、経過に関わらず文章としてダメです。

 

江さんは2022年8月23日の連れ去りの事実と、それに対する地方裁判所の決定に基づいて会見を行いました。

 

対して、福原さん側は連れ去りの事実に対する反論を行っていない。

 

口頭弁論ではないから、という事かも知れませんが、

それなら声明自体「口頭弁論の場ですべてをお話しします」の一文で済ますべきでした。

 

 

次に、「声明は記者会見をした事に対する批判に過ぎない」という点です。

 

先の通り、2022年8月23日と保全命令に対する反論がないまま、「記者会見を開いたと事」を批判しております。

 

ここで思い出したのは、先日のビッグモーター社の社長会見での「変な動画」という発言です。

 

あちらは「業務上の不正の告発」、要するに、「自分に都合悪い事実の公表」に対する批判として出た言葉でした。

 

対して、声明は記者会見をした事に対する批判が主となっており、「変な動画」と重なりました。

 

「子どもへの配慮がない」「台湾の裁判官の命令に反している」と言っておりますが、

「子どもを連れ去った」という事実の告発への反論がない以上、という事ですね。

 

そもそも、中華民国の裁判官の命令とやらは法律に基づいた命令だったのか?という点も疑問です。

 

事前に会見の中止やメディアに警告を発した事も、江さんの告発を聞いた方には印象悪いと思います。

 

 

3つ目の違和感は、「被害者感丸出しでの批判」と「言葉のチョイス」です。

 

これはモラハラやパワハラの加害者にも多々見られるものの、一般的な話し方にも見られます。

 

「子供守る配慮欠く」など、「子ども」という言葉が多用されている事も気になりました。

 

「子どもと父親への非難を結び付けた言葉」も大変気になっております。

 

江さん側は、事実に基づいた告発と法的な主張がメインで、子供に目線を移させる話は見たところありませんでした。

 

それに対し、福原さん側は「子どもへの配慮」「子どもの利益」など、子供に目線を移させる言葉が多々見られます。

 

わたくしなら、「子供」と言うワード、記述は極力削ります。

 

 

また、「大人な態度で向き合って」という言葉です。


これは、明らかに相手を下に見た言葉です。

 

上から目線、教育的な目線での言葉であり、少なくとも相手を対等な個人としては見ていない。

 

わたくしは「DV話法、DV加害者話法」と呼んでいるものです。

 

声明には「父親のイメージ」など美辞麗句が並んでいるのに、個人に対して下に見て非難している。

 

先のビッグモーター社の社長会見の「不正の告発は変な動画」や「自分の胸に」という言葉と近いものを感じております。

 

「大人な態度」という事は、江さんは「子どもの態度」だったのでしょう。

 

「(記者会見を開いて自分に都合悪い事実を公にしたから)お前は子供だ」と言い換えれば分かり易いでしょう。

 

わたくしなら、お子さんにも失礼な言葉だと感じて使いません。

 

 

裁判に対する態度の違いも気になります。

 

ご自分がお子さんを連れ去った事に対する2023年7月20日の保全命令の決定に対しては、

 

「日本国内の司法の手続きは未確定であり、さらなる審理を期しています」

 

と言っているのに、

 

「子どもを最前線に立たせることは、法廷審理中の台湾裁判官の命令に全く反しており、台湾の『児童及び青少年の権益の福祉及び保護に関する法律』の重大な違反」

 

と非難している。

 

この非難の根拠は「福原愛さんが元夫・江宏傑氏の緊急会見に反撃 メディアにもクギ「法令順守を」」(東スポ、2023年7月27日)から引用すると、

 

「現在、日本と台湾の新竹市の裁判所で審理されています。新竹地方裁判所の裁判官は、2023年3月27日午前10時からの法廷において、この家事事件の内容を公にしないよう指示」

 

というものです。

 

法律上は「指示」なのか「命令」なのかで全く意味が変わるのですが、注目して欲しいのは、「重視の仕方」です。

 

「同じ地方裁判所」なのに、

 

「日本の審判はあくまで一審の裁判であり、事実関係について最終的な判断はされていません。また、主張立証責任の分配の問題があり、司法的に家庭の問題の真実が全て明らかになるわけではありません」

 

と司法システムの欠陥そのものから否定することで、江さん側の「決定(=命令)が出たという事実に基づいた主張」を軽視している。

 

これに対し、同じ地方裁判所なのに、

 

「子どもを最前線に立たせることは、法廷審理中の台湾裁判官の命令に全く反しており、台湾の『児童及び青少年の権益の福祉及び保護に関する法律』の重大な違反」

 

と同じ一審に過ぎない、しかも審理中の事案にもかかわらず「命令と法律」に対する重大な違反」と重要視して非難している。

 

なお、その中華民国の「命令と法律」についての説明は一切ない。当然、日本人には分からない。

 

あと、「子どもを最前線に立たせることは」「台湾の法律の重大な違反」とありますが、そもそもの原因は何なのか?

 

また、この声明を出さなければお子さん達が最前線に立たされることはなかったと思います。

 

冒頭でも述べた通り、「江さんとの個人的な問題のため口頭弁論の場でお話しします」で済ますべきでした。

 

 

極めつけは、モラハラ加害者などにも多々見られる論理の飛躍と責任の転嫁。

 

「公衆の面前で国際記者会見を開くこと」と「子どもに対する家庭内暴力の一種」を結び付けた論理です。

 

「高度な紛争を引き起こすだけでなく、意図的に両親と子どもの関係を引き裂き、子どもに悲しい思いをさせ、別離を引き起こすものであり」

 

とありますが、これは記者会見が原因なのでしょうか?

 

ビッグモーターの社長さんも、被害者面して不正をしたり告発をした社員、元従業員を批判していたのを思い出します。

 

 

長くなりましたので全体的な総括をすると、

 

そもそも江さんの記者会見では大淵愛子弁護士が保全命令の根拠となった福原さんによる連れ去りについて、刑事事件、未成年者誘拐罪に該当する可能性を指摘しております。

 

福原愛さんを「未成年者誘拐罪」で告訴も 江宏傑氏側が例示した昨年8月の地裁判決』(東スポ、2023年7月23日)

 

福原さん側の声明文は、この点に対する反論は一切ありませんでした。

 

また、「子供を守る配慮に欠けていました」や記者会見をした事に対し、「子どもに悲しい思いをさせ、別離を引き起こすものであり、子どもに対する家庭内暴力の一種」と言っています。

 

誘拐と記者会見、どちらが犯罪行為として悪質ですか?

 

子供への配慮がなく、子供を利用し、子供を悲しませているのは誰なのでしょう?

 

わたくしは「子どものせいにして江さんに全責任を転嫁している」と言われても仕方のない様に感じました。

 

 

よって、「わたくしならこの声明を出さなかった」と結論しております。

 

 

最後に、これは、研究所のすべてのクライアントに最初にお伝えする事です。

 

DV被害者にもDV加害者にも、連れ去りや親子断絶の当事者にも、当然、お伝えしている事です。

 

そもそも、この事件の被害者はお子さん達ですし、離婚をしている時点で、あなた方はお子さん達を傷つけている。

 

子供には「離婚の危機」「再婚の危機」という心理や生命に重大な危機が2つあります。


そもそも離婚の原因は何ですか?わたくしは興味もないので存じ上げません。

 

ただ、それを差し置いて、子供の利益を持ち出して被害者面している事に違和感があります。


 

さとう院さとう(さとう社会研究所・さとう心理コンサルティング

 

 

福原愛さん側反論【声明全文】東京家裁引き渡し命令は「未確定」 元夫・江氏を批判「子供守る配慮欠く」「大人な態度で向き合って」』(デイリースポーツ、2023年7月27日)

 

卓球女子五輪メダリストの福原愛さん(34)の元夫で、16年リオデジャネイロ五輪卓球男子台湾代表の江宏傑氏(34)が27日、都内の日本外国特派員協会で緊急会見を開いた。昨年7月に福原さんに一時的に引き渡した長男が、面会交流期間を過ぎても帰ってきておらず争っていた問題で、東京家裁から今年7月20日、福原さん側に引き渡しを命じる保全命令が出たことを公表。さらに、裁判所に強制執行も求めているが、それでも引き渡しが行われない場合は「未成年誘拐罪」で刑事告訴することも示唆。江氏は「個人的には強制執行の方法を採りたくない。福原さん、ぜひ協力して、裁判所の判断に従って平和的で安全な形で子供を返してほしいです」と涙を浮かべながら訴えた。

 この会見を受けて、福原さん側も声明文を発表。江氏の会見を批判し、反論した。声明文は次の通り。

 「私どもは、多感で傷つけやすい子供たちを、好奇心や争いの軋轢からできるだけ守りたいと考えています。

 江氏の申し立ては一方的な主張に基づいていますし、日本国内の司法の手続きは未確定であり、さらなる審理を期しています。

 残念ながら、本日の江氏の記者会見は、子供を守る配慮に欠けていました。

 日本国内の司法手続きについても、あたかも確定しているかのような誤解を与えつつ、一方的な主張を繰り返していました。子供への配慮を求めた台湾の裁判所の命令も無視しています。福原愛さんは、母親として、公衆の面前での反論を控え、つらく悲しい思いをしています。

 ただ、このままでは誤解が定着しかねませんので、代理人の立場から、少し指摘させていただきます。

 日本の審判はあくまで一審の裁判であり、事実関係について最終的な判断はされていません。また、主張立証責任の分配の問題があり、司法的に家庭の問題の真実が全て明らかになるわけではありません。

 福原愛が選任した日本の弁護士は江宏傑が選任した日本の弁護士と連絡が取れており、連絡を拒否したこともなく、日本の弁護士は、江宏傑ともメールでつながっています。

 子どもの仮の引き渡しは、お子さんの状態、意思、福祉、最善の利益を考慮して慎重に行わなければならないものです。

 江氏の側から福原氏に対しては、お子さんに配慮をした具体的な提案は全くなく、突然、このような記者会見が行われたことに大変に驚いています。

 私どもは、同氏が来日していることすら知りませんでした。いつ引き取りたいということも伺ったことがありません。江氏の来日の目的は、記者会見であったということが理解できます。

 母親は、このような形で子どもたちが晒しものになっていくことに大変に胸を痛めております。

 子どもを最前線に立たせることは、法廷審理中の台湾裁判官の命令に全く反しており、台湾の『児童及び青少年の権益の福祉及び保護に関する法律』の重大な違反です。

 台湾の事件と日本の事件は、同じ事実関係を前提にしており、密接に関連しています。

 別の事件だからという理由で何でもメディアに公表できたり、自分に都合のいいことのみを発言し、都合の悪いことについては沈黙するのであれば、台湾の裁判官の子どもの最善の利益を守るための命令の意味がなくなってしまいます。

 お子さんをお持ちの父や母であればご理解いただけることではないでしょうか。

 また、公衆の面前で国際記者会見を開くことは、高度な紛争を引き起こすだけでなく、意図的に両親と子どもの関係を引き裂き、子どもに悲しい思いをさせ、別離を引き起こすものであり、子どもに対する家庭内暴力の一種です。

 両親の離婚の背景には様々な理由があります。私たちは、子どもたちや画面の中の父親の良いイメージを守りたいので、正面からの攻撃はしていません。どうか江宏傑も大人な態度で家庭問題に向き合っていただきたいと思います。

 現在、そのほかの事実関係についてたくさんお問い合わせを頂いておりますが、これ以上の事実関係については、現在は、回答することができません。いずれ、全てをお話しすべきだという時期がきた場合には、お話をさせていただきたいと思います。

 どうぞよろしくご理解いただきますようお願いいたします。

 2023年7月27日 福原愛 代理人弁護士今里恵子」