箕面船場阪大前駅【大阪府】(北大阪急行線。2024年訪問)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
大阪府箕面市南部、大阪船場繊維卸商団地エリアに位置する北大阪急行線【北急】の駅で、駅近くには大阪大学箕面キャンパスがあり、駅前も再開発が進んでいるため、今後にわたり多くの乗降が期待できそうな2024年開業の新駅、
箕面船場阪大前駅 (みのおせんばはんだいまええき。Minoh-semba handai-mae Station) です。  
 
尚、写真は2024年5月撮影です。今後、再開発の進展により駅前風景が変化していきます。ご了承下さい。
  
  
駅名  
箕面船場阪大前駅 (M 07) 
 
所在地  
大阪府箕面市     
 
乗車可能路線  
北大阪急行電鉄:南北線   
 
隣の駅  
箕面萱野方……………………………箕面萱野駅  
江坂方・大阪メトロ御堂筋線方……千里中央駅  
 
訪問・撮影時  
2024年5月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地下駅(ホームはB5F。2024年3月26日開業)。
駅舎………………地下3階(改札口は1ヶ所)。
出入口……………1番出入口(南口)、2番出入口(北口)。いずれも新御堂筋の東側。
        新御堂筋西側からはデッキを渡って東側へ。
バリアフリー……○(1番出入口~改札~ホームのルートにエレベーターを整備)。
点字ブロック……各出入口~改札~ホーム間に設置。
駅前広場…………○(1番出入口前に歩行者用の広場が整備されています。
          ロータリー無。バス停留所・タクシー乗り場は
          新御堂筋側道沿いに設置)。
 
 
箕面船場阪大前駅は、線路・ホーム・改札口が新御堂筋の南行側道の地下にあります。
箕面船場阪大前駅の出入口は2ヶ所あり、南側の箕面市の施設や阪大箕面キャンパス、東西自由通路に面した1番出入口と、北側の新船場北橋東詰交差点に面した2番出入口があります。
このうち、1番出入口のみにエレベーターが設置されています。
 
 

南口に相当する1番出入口です。ペデストリアンデッキ(2階相当)より西を望む。
改札階とは上下方向エスカレーターとエレベーターで直接結ばれています。
エスカレーターは1階をパスしてそのまま地下3階コンコースまで下るので注意が必要です。
1階駅前広場や駅外(新御堂筋沿いなど)へ行くには、右前方にあるエレベーターまたは左手の階段を使用する必要があります。
また、右奥に延びているデッキは新御堂筋を跨いで、西側へと通じています。
新御堂筋の西側には駅出入口がありませんので、このデッキまたは後述の2番出入口前の新線場北橋東西交差点を通って新御堂筋を渡らなければなりません。
ペデストリアンデッキの右後方には、後述する箕面市の施設や大阪大学箕面キャンパスがあります。
 
 


1番出入口のエスカレーターを下ると地下1階コンコースに到達します。
 
 


1番出入口前です。上写真は北東を、下写真は北方向を望む。
北東側には箕面市立文化芸能劇場・箕面市立船場図書館・船場生涯学習センター・箕面船場駐車場や有料駐輪場などで構成される箕面市営の複合施設があり、1番出入口とはペデストリアンデッキで結ばれています。
写真奥には駅名の由来の一つとなった大阪大学箕面キャンパスがあります。
左手にはタワーマンションが建設中との事です。
 
また、駅東側は住宅が少なく、北東側一帯には地名や駅名の由来となった「大阪船場繊維卸商団地」があります。1960~1970年代に、大阪市の船場から繊維卸問屋が移転してきました。
しかし、バブル崩壊や海外勢との競争等により、勢いが衰えているようですが…。
 
 

こちらは1番出入口西側より箕面市の複合施設を撮影。北東を望む。
 
 


1番出入口前の駅前広場です。上写真は北を、下写真は東を望む。
1階部分は駅前広場ですが、公園と同等の設備です。ベンチが多く置かれています。
この1階から改札階(B1F)へは、階段またはエレベーターでアクセスすることになります。
エスカレーターは利用できません。
また、現状はロータリーが無く、バス停留所とタクシー乗り場は上写真左側の新御堂筋側道沿いに設けられています。
一般車乗降場は新御堂筋から東へ分岐する路地沿いに設けられています(下写真)。
   
 

1番出入口の吹き抜けです。1階より撮影。
地下1階まで見えます。吹き抜けには大屋根が設置されています。
階段、エレベーターのほか、2階と地下1階を直接結ぶエスカレーター(右)が写っています。
 
 

駅前広場前より北を望む。右手に1番出入口のエレベーター乗り場があります。
左手の新御堂筋側道沿いにバス停留所とタクシー乗り場があります。
撮影時は工事中だったので、今後変化が見られると思われます。
側道沿いに200mほど北上すると、後述の2番出入口に到達します。
 
 

駅前広場北側より西を望む。
西側はペデストリアンデッキで行き来可能です。
新御堂筋沿いはビル街で、オフィス、マンション、商店が混在しています。
また、新御堂筋沿いのさらに西側は住宅街が広がっています。
 
 

1番出入口前より南を望む。手前に駅前広場があります。新御堂筋は右側です。
箕面船場阪大前駅は駅名の通り箕面市にありますが、200m南東(左前方)は豊中市になります。
市境は林が広がっています。
豊中市域も住宅街が形成されています。
 
 

1番出入口前より西方向を望む。
ペデストリアンデッキが新御堂筋を乗り越す形で西へ延びています。
新御堂筋の手前には1階・B1Fコンコース行きのエレベーター(左)と1階行き階段(右)があります。
 
 


新御堂筋を跨ぐペデストリアンデッキより上写真は南を、下写真は北を望む。
新御堂筋の南行き側道と南行き本道(掘割)の間に換気設備など箕面船場阪大前駅の駅施設が見られます。
新御堂筋沿いはビルが建ち並んでいます。
南側は千里中央駅近くのタワーマンションが見えます。
北側は箕面萱野駅の先に立ちはだかる箕面の山々が見えます。
 
 

北口に相当する2番出入口です。南を望む。
新船場北橋東詰交差点の南東角に建つ「COM2号館」という雑居ビルに設けられています。
階段のみの出入口です。車いすの場合は約200m南(写真奥)の1番出入口エレベーターをご利用下さい。
また、地下通路にも「COM2号館」との連絡口があります。
 
 

新船場北橋東詰交差点より北を望む。後方に2番出入口があります。
前方に延びる道路は新御堂筋の側道で、その左の掘割を新御堂筋の本道が通っています。
新御堂筋はビル街になっています。
この先、北側は標高が下がるので新御堂筋は下り坂になります。この地形を利用して、地下を走っていた北急線が急勾配に頼らず地上に出て、箕面萱野駅へと向かいます。
奥には箕面の山並みを望めます。
 
 

新船場北橋東詰交差点より東を望む。右手に2番出入口があります。
東側~北東側一帯は「大阪船場繊維卸商団地」になっています。
 
 

新船場北橋東詰交差点より西を望む。左手に2番出入口があります。
こちらはペデストリアンデッキではなく横断歩道と掘割を乗り越す陸橋で新御堂筋を渡る形です。
西側は新御堂筋沿いを過ぎると住宅街が広がっています。
約750m北西には箕面市立病院があります。
 
 


地下3階にある改札口です。
上写真は西を望む(左が1番出入口、右が2番出入口)。下写真は北を望む(後方が1番、前方が2番)。
 
駅員配置………あり(有人駅。但し駅員不在時に使用の
          きっぷ読み取り機能搭載インターホンを改札内外に設置)。
自動改札機……あり(4通路)。
ICカード………利用可能(『PiTaPa』エリア内)。
幅広通路………あり(窓口に最も近い一番右の通路。点字ブロック設置)。
有人通路………△(一番右の幅広通路を兼用)。
窓口……………あり(右端の改札窓口のみ)。
自動券売機……あり(改札口の右側。ICチャージ可)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内コンコース(多機能トイレ併設)。 
改札外設備……コインロッカー・銀行ATM・飲料&菓子の自販機。 
改札内設備……AED。
売店……………なし。  
コンビニ………なし(最寄店舗は1番出入口2階デッキ沿い「ローソン」)。
 
そして、改札を通って右へ曲がると、地下5階ホームとを結ぶ階段・上下方向エスカレーター・エレベーターがあります。
箕面船場阪大前駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

改札外コンコースより南を望む。右後方に改札口があります。
こちらは1番出入口です。2024年5月時点において、左側が工事中でした。
建設中のタワーマンション兼複合施設と地下で結ばれるのでしょうね。
エスカレーターに乗れば2階ペデストリアンデッキで直行です。
階段orEVを使えば1階にも行けます。 
  
 

改札内より改札口を撮影。東を望む。手前左側がホーム方面です(階段等があります)。
改札を出て右が1番出入口、左が2番出入口です。
 
 

箕面萱野方面2番線に設置の吊下式駅名標です。
電照式で、おそらくバックライトはLEDでしょう。
北急の新デザインで、駅ナンバリング「M 07」も併記されています。
 
 

こちらは縦型の駅名標です。
 
 


駅構造……高架駅(地下5階。南南東~北北西方向)。
配線………島式ホーム1面2線。
 
左(東)が1番線で江坂・Osaka Metro御堂筋線方面、右(西)が2番線で箕面萱野行きです。
 
ホーム有効長……10両分。
ホームドア………開業時より設置済み。
ホーム幅…………標準レベル。
上屋(屋根)………地下駅のため、まぁ雨に濡れる心配はありません。
ホーム上設備……ベンチ・飲料自動販売機。   
 
上写真は1番線より、下写真は2番線より、全て江坂方・なかもず方を望む。
 
 



1枚目と3枚目は1番線より、2枚目は2番線より、全て箕面萱野方を望む。
ホームのデザインは「繊維の街」をテーマに、天井や壁はランダムに折り重なった繊維を表現しているとの事です(Wikipediaの本文を引用)。
 
 


上写真は2番線より、下写真は1番線より、いずれも江坂方・なかもず方を望む。
この先、単線シールドトンネル×2で市街地を通る新御堂筋の地下を南南東へ走り、やがて豊中市に変わると右へカーブする新御堂筋から離れて住宅街の直下を引き続き南南東へ走ります。そして右へカーブしながら市街地に入ると進路を南に変え、長らく終着駅だった千里中央駅へと至ります。大阪モノレール線との乗換駅です。尚、箕面船場阪大前~千里中央間は、北急で唯一、全て地下区間になります。
 
 


上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも箕面萱野方を望む。
この先、市街地の中を右へカーブして、新御堂筋の東側へ離れると地下区間が終わり、地上に出ると同時に高架区間になって左側を並行する新御堂筋と一緒に芋川を渡ります。その後は農地も残る住宅地の中を北上すると国道171号を乗り越し、バックにそびえる箕面の山々の手前に立ちはだかる商業施設「みのおキューズモール」が前方から接近すると、終点の箕面萱野駅へと至ります。
 
  
あとがき  
下車(乗車)時・・・2024年5月。          
 
2024年3月に開業したばかりの駅で、島式ホーム1面2線の地下駅です。地下3階にホームがあり、改札口は地下1階です。駅前は新御堂筋沿いにビルが建ち並ぶ市街地が形成されていて、東側に箕面市の公共施設・阪大箕面キャンパス、大阪船場繊維卸商団地があり、西側は住宅街の中に箕面市立病院などがあります。今まではバスでしかアクセスできませんでしたが、梅田や難波直結の北急線が開業したことにより、当地の利便性が大幅に向上しました。
  
鉄路のみでのアクセス    
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       新幹線で新大阪まで。Osaka Metro御堂筋線~北急線の箕面萱野行きに乗換。 
難波から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       大阪メトロ御堂筋線~北急線の箕面萱野行きに乗車。乗換なしで到達可能。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (各出入口の近くにあります)    
飲食チェーン店・・・なし (現在はありませんが、将来はオープンするかも)   
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。北大阪急行線【北急線】を乗り鉄の際は、ぜひ一度は箕面船場阪大前駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:北大阪急行電鉄のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)