高槻駅【大阪府】(東海道本線【JR京都線】。2021年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
大阪府高槻市の中心市街地に位置する東海道本線【愛称:JR京都線】の駅で、大阪方面からの多くの普通列車が折り返す駅、1990年に新快速が停車するようになってからは急速に発展した、
高槻駅 (たかつきえき。Takatsuki Station) です。  

 

尚、当記事は写真と文字数が非常に多く、詰め込みすぎて見づらくなっていますが、

ご了承下さいw
  
  
駅名  
高槻駅 (JR-A 38) 
 
所在地  
大阪府高槻市   
 
乗車可能路線  
JR西日本:東海道本線 【愛称:JR京都線】  
 
隣の駅  
京都方・東京方……島本駅  
大阪方・神戸方……摂津富田駅  
 
訪問・撮影時  
2021年10月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1876年開業)。
駅舎………………1979年完成の橋上駅舎(中央口。南北自由通路を兼ねています)。
        ほかに地下駅舎(地下西口)あり。 
出入口……………中央口(南北)、地下西口(南北)、みなみ西口、きた西口。
バリアフリー……中央口はエレベーター併設。みなみ西口・きた西口はスロープにて対応。
点字ブロック……各出入口~各改札~各ホーム間に設置。
駅前広場…………中央口南北に有(ロータリー・バス停留所・タクシー乗り場を併設)。
 
 



東口に相当する中央口(南口)です。上写真は北西を、中写真は北を、下写真は北東を望む。
橋上化時に設けられた駅前広場直結の1階出入口が東西にあり、中央にはペデストリアンデッキ直結の2階出入口があります。
1階出入口には階段・上下方向エスカレーター(西側のみ)・エレベーターの設備があります(EVは中央部にあり)。
また、橋上駅舎は南北自由通路を兼ねていますが、橋上駅舎のすぐ東西にはそれぞれ南北を結ぶ地下道路があります(西側は自転車通行可能)。
南口側にはロータリーを有する大きな駅前広場が整備されており、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
その駅前広場を横切る形でペデストリアンデッキが設置されていて、2階出入口と駅前広場を取り囲むように建てられている商業施設「グリーンプラザ」各棟の間を連絡しています。
 
 

中央口南側は昭和期に再開発が完了しており、駅前広場東側には商業施設「グリーンプラザ1号館」があります。
 
 

駅前広場南側には百貨店「松坂屋高槻店」が入居する「グリーンプラザ2号館」があります。
 
 

そして駅前広場西側には商業施設「グリーンプラザ3号館」があります。
 
 


中央口(南口)駅前です。南を望む。
上写真は「松坂屋」西側より、下写真は「松坂屋」東側より撮影。
駅南側は繁華街で、商店街が南東約600mの場所にある阪急京都本線https://ameblo.jp/s-limited-express/entry-12467223199.html・高槻市駅前までの一帯に形成されています。
一方、駅の南側や南西側は駅から少し離れると住宅街へと変化します。
約600m南(上写真奥。阪急線をくぐった先の右側)には高槻市役所があります。
 
 



こちらは中央口(北口)です。上写真は南東を、中写真は南を、下写真は南西を望む。
北口も駅前広場直結の1階出入口(東西に有)とペデストリアンデッキ直結の2階出入口があります。
1階出入口には階段・上りエスカレーター(東側のみ)・エレベーターの設備があります(EVは西側に隣接のNKビル内にあり)。
北口側にもロータリーを有する駅前広場が整備されていますが、東西2か所あります。東側がタクシーおよび一般車用、西側がバスターミナルです。
尚、北口駅前広場は2022年より再整備工事が始まりました。現在は新しい姿になっているかもしれません。
ペデストリアンデッキは東側が商業施設「高槻阪急スクエア」や東に隣接するタワーマンション群、さらに東にある関西大学高槻ミューズキャンパスの手前まで延びていて、西側がJR西日本系の複合施設「アクトアモーレ(平和堂の商業施設「アル・プラザ高槻」などが入居)まで延びています。
 
 

中央口(北口)の北側~西側にかけては再開発エリア「アクトアモーレ」があります(右前方のタワーマンション群)。
2つのタワーマンションに挟まれた低層棟に「アル・プラザ高槻」があります。
南西を望む。左前方が高槻駅中央口(北口)です。



中央口(北口)駅前です。北を望む。
駅前通りの右前方は工場跡地を再開発したエリアで、「高槻阪急スクエア(旧・西武百貨店)」やタワーマンション群があります。
左側は古くからの街並みで商店が多いです。
駅から離れると住宅街ですが、比較的駅近くまで丘陵地が迫ってきています。丘陵地も宅地開発されていますが。
 
 


中央口駅舎橋上階にある中央口改札です。南西を望む。左が中央口(南口)、右が中央口(北口)です。
 
駅員配置………あり(直営駅かつ管理駅。駅員常駐のためインターホンなし)。
自動改札機……あり(9通路)。
ICカード………利用可能(『ICOCA』エリア内。
                          交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードもOK)。
幅広通路………あり(一番右の自動改札通路)。
有人通路………あり(右端通路。点字ブロック設置。車いす対応幅)。
窓口……………あり(改札窓口、右手前の『みどりの窓口』)。
自動券売機……あり(改札の右手前。ICチャージ可。『みどりの券売機』を併設)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内(多機能トイレ併設)。 
改札外設備……コインロッカー。  
改札内設備……AED(自動体外式除細動器。各ホームにも設置)。  
売店……………なし。  
コンビニ………あり(改札外後方、改札内前方にそれぞれ
          JR西日本系の「セブン-イレブン ハートイン」有)。
 
1階にある各ホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。高槻駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

神戸方(西)の南側にある地下西口(南側)および「みなみ西口」の出入口です。北を望む。
従来より地下西口はありましたが、改札内(改札~ホーム間)にエレベーターを設置できないため、バリアフリーに対応すべく、下り新快速が発着する6番ホームに直結の「みなみ西口」が新設されました。尚、改札外の南北出入口~地下西口がある地下1階の間にはエレベーターがあり、自転車も通行可能で、地下西口の通路は南北自由通路としても機能しています。
また、地下西口は従来からのホーム(2~5番のりば)にしか接続しておらず、「みなみ西口」は6番のりばにしか接続していません。ちなみに地下道の北側出入口前には「きた西口」がありますが、そちらは上り新快速が発着する1番ホームのみに接続しています。しかし、ホームを間違えて改札内に入ってしまっても、ホーム中ほどにある中央口の階段等を利用すれば希望のホームへ移動可能です。
 
右側の階段を下れば地下西口および北側出入口・「きた西口」へ行くことができます。
左側の通路を通って線路手前で右へ曲がれば「みなみ西口」に到達します。
 
 

地下西口(南側)駅前です。南を望む。
中央口(南口)から250mだけ西へ進んだだけなのに、こちらは随分閑静な感じの街並みが広がっています。商店は少ないです。
南西側の一帯には工場地帯があります。
 
 

地下西口(南側)のすぐ南には、コンパクトな自動車転回場があります。
 
 

こちらは「みなみ西口」駅舎です。北東を望む。駅舎前にも出入口があります。
2016年の外側線専用ホーム設置と同時に「みなみ西口」「きた西口」が開設されました。
「みなみ西口」は下り新快速が停車する6番のりばだけに繋がっていますが、前述の通り改札内でも各ホームヘの移動が可能です。
地下西口はバリアフリー非対応ですが、こちらの「みなみ西口」はバリアフリーに対応しています。
 
 

「みなみ西口」駅前です。南を望む。
こちらは地下西口駅前より中央口に近いため、商店が一定数あります。
 
 

こちらは地下西口(北側)の出入口です。南東を望む。左側には後述の「きた西口」があります。
地下西口(北側)はバリアフリー非対応で、「きた西口」はバリアフリー対応です。
 
 


こちらは「きた西口」です。東を望む。右手には前述の地下西口(北側)があります。
「きた西口」は上り新快速が停車する1番のりばのみに繋がっていますが、こちらも改札内で各ホームヘ移動可能です。
 
 

地下西口(北側)および「きた西口」の駅前です。北を望む。
右手には中央口(北口)に直結している「アクトアモーレ」があります。
駅北側は西に進んでも商店が比較的多いです。駅から離れると住宅街が広がっています。
 
 

地下西口(北側)および「きた西口」の駅前です。西を望む。左手に各出入口があります。
こちらは西へ進むごとに商店が減少し、住宅街へと変わっていきます。
右奥には高槻市営バスの車庫がありましたが、その跡地に関西将棋会館が大阪市から移転する予定です。
 
 

地下西口の地下道にて。北西を望む。
地下道は浅くて狭いです。中間地点の左側に地下西口改札があります。
 
 

地下西口改札です。南西(神戸方)を望む。左が南側出入口、右が北側出入口です。
この改札から直接行けるのは快速・普通が発着する2~5番のりばです。
 
駅員配置………なし(改札内外にきっぷ確認用カメラ搭載のインターホンあり)。
自動改札機……あり(4通路)。
ICカード………利用可能(『ICOCA』エリア内。
                          交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードもOK)。
幅広通路………あり(一番右の自動改札通路。点字ブロック設置)。
有人通路………窓口前の右端にありますが、駅員無配置のため閉鎖されています。
窓口……………あり(改札窓口のみですが、閉鎖されています)。
自動券売機……あり(改札口の右手前。ICチャージ可。『みどりの券売機』無し)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札外南側出入口前にあり(車いす対応トイレ併設)。 
改札外設備……飲料自動販売機。  
改札内設備……AED(自動体外式除細動器)。  
売店……………なし。  
コンビニ………なし(改札内は中央口2階コンコースにあります)。
 
1階にある各ホームとの間は階段のみで結ばれています。地下西口改札はバリアフリー非対応です。
  
 

「みなみ西口」改札です。北東(東京方)を望む。
この改札から直接行けるのは大阪方面新快速や一部の特急が発着する6番のりばです。
 
駅員配置………なし(改札内外にきっぷ確認用カメラ搭載のインターホンあり)。
自動改札機……あり(2通路)。
ICカード………利用可能(『ICOCA』エリア内。
                          交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードもOK)。
幅広通路………あり(右側通路。点字ブロック設置)。
有人通路………なし(無人を前提に設置されたため)。
窓口……………なし(同上)。
自動券売機……あり(改札口の左手前。ICチャージ可。『みどりの券売機』無し)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………後方の改札外南側出入口前にあり(車いす対応トイレ併設)。 
改札外設備……AED(自動体外式除細動器)。  
改札内設備……なし。  
売店……………なし。  
コンビニ………なし(改札内は中央口2階コンコースにあります)。
 
改札を通って階段またはスロープを登ると6番のりばです。
「みなみ西口」改札はバリアフリーに対応しています。
 
 

こちらは「きた西口」改札です。北東(東京方)を望む。
この改札から直接行けるのは京都方面新快速や一部の特急が発着する6番のりばです。
 
設備は前述の「みなみ西口」改札と同等で、左右対称に配置されています。
但しこちらは近くに改札外トイレがありませんので注意が必要です。
 
改札を通って階段またはスロープを登ると1番のりばです。
「きた西口」改札もバリアフリーに対応しています。
 
 

下り4番のりばに設置の吊下式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯です。
JR西日本の標準デザインで、下部はJR京都線のラインカラーかつJR西日本のコーポレートカラーである青色に塗られています。
高槻駅の駅ナンバリングは「JR-A 38」ですが、この駅名標には記載されておらず、柱に掛けられている縦型の駅名標のみに記載されています。
 
 

こちらは下り6番のりばに設置の壁掛式駅名標です。
電照式と思われ、光源はLEDかと思われますが、夜間に点灯しているかどうかは不明です。
前述の吊下式より横長です。
 
 



駅構造……地平駅(北東~南西方向)。
配線………単式ホーム2面・島式ホーム2面、計4面6線。
 
左端の単式ホーム(北)が1番のりば(急行線の上り外側線)で、上り京都・米原・東京方面の新快速や一部の特急が停車し、大半の特急や貨物列車などが通過します。
その右にある島式ホーム(緩行線の上り内側線)は左が2番のりばで上り快速専用ホーム・右が2番のりばで上り普通専用ホームです。
さらに右の島式ホーム(緩行線の下り内側線)は左が4番のりばで下り大阪・神戸方面普通専用ホーム・右が5番のりばで下り快速線用ホームです。
一番右の単式ホーム(南)は6番のりば(急行線の下り外側線)で、下り新快速や一部の特急が停車し、大半の特急や貨物列車などが通過します。
中線の2番のりばと5番のりばは、外側線と内側線の双方から着発可能です。
内側線の主本線は3番のりばと4番のりばで、外側線の主本線は1番のりばと6番のりばです。
現在はホームドアが設置されているため、種別ごとに発着ホームが固定されています。
また、単式ホームの1番のりば・6番のりばが設置される前、新快速は現2番のりばor現5番のりばに発着していました。
そして、単式ホームは島式ホームから見て若干東京方(奥)にずれた位置に設置されています。
  
ホーム有効長……12両強分(3・4番は柵を設置したため7両分)。
ホームドア………あり(1番・6番は昇降式ホーム柵、2番・5番は3扉車専用可動式ホーム柵、
           3番・4番は4扉車専用可動式ホーム柵を設置)。
ホーム幅…………全体的に標準レベルですが、2~5番の神戸方(手前側)は狭いです。
上屋(屋根)………全ホーム端から端まで設置。 
ホーム上設備……ベンチ、AED。飲料自動販売機は確認できませんでした。
 
各ホーム東京方上空に橋上駅舎があり、神戸方の端には地下西口(2番~5番)、「きた西口(1番)」、「みなみ西口(6番)」があります。
 
上写真は1番のりばより、中写真は2番のりばより、下写真は6番のりばより、いずれも京都方・米原方・東京方を望む。
 
 




上2枚は1番のりばより、3枚目は4番のりばより、4枚目は5番のりばより、いずれも大阪方・神戸方を望む。
右から1番のりば~6番のりばの順です。
手前の東京方は橋上駅舎に覆われているため、薄暗いです。
 
 



1枚目は4番のりばより、2枚目は5番のりばより、3枚目は1番のりばより、いずれも京都方・米原方・東京方を望む。
ホーム端の先で上下内側線の間に引上線1線と網干総合車両所明石支所高槻派出所(車庫)への出入庫線1線が分岐し、単線の出入庫線はその後上り内側線と上り外側線を乗り越して左側へ回り、網干総合車両所明石支所高槻派出所(車庫)へと至ります。網干総合車両所明石支所高槻派出所は普通列車に使用される207系、323系の車庫です。

前述の引上線や出入庫線を除くと、右から下り外側線、下り内側線、上り内側線、上り外側線の順で、方向別複々線になっています。草津駅まで複々線が続きます。
この先、市街地を北東へ走りますが、右へカーブすると沿線風景は住宅街に変わり、左に網干総合車両所明石支所高槻派出所、右に安満遺跡公園を見て東北東へ走ります。それらが途切れてしばらくすると左から山地が迫り、やがて田園風景の中を走るようになります。右手には阪急京都本線や東海道新幹線を確認できます。その後は大きく左へカーブして進路を北北東に変え、一旦線路近くまで迫った山地が少し遠ざかり、住宅地に入ってから島本町に変わります。最後は左手に再開発エリアを見ながら右へカーブすると島本駅へと至ります。新快速や早朝に運転される一部の快速は島本駅を通過します。 
 
 


上写真は6番のりばより、中写真は3番のりばより、下写真は1番のりばより、いずれも大阪方・神戸方を望む。
1番のりばの端には「きた西口」が、2~5番のりばの端には地下西口へ下る階段が、6番のりばの端には「みなみ西口」が、それぞれ設置されています。
 
左から下り外側線、下り内側線、上り内側線、上り外側線の方向別複々線で、新長田駅手前までこの配置が続き、さらに先の西明石駅までは緩行線が左、急行線が右の線路別複々線になっています。
この先、市街地を出て左手に工場街、右手に住宅街を見て南西へ走ると芥川を渡り、左右とも住宅が建ち並ぶ中を走るようになりますが、やがて右手にサンスター本社、巨大な板チョコ看板がある明治大阪工場、パナソニック ライティングデバイス高槻工場と、立て続けに大企業の工場を見て走ると摂津富田駅(せっつとんだえき)へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2021年。          
 
意外にも初めて駅の外に出たのは2021年と最近でしたw  複々線区間内にある新快速停車駅で、かつては芦屋駅と同じく外側線(急行線)にはホームがなく、新快速はポイントを渡って待避線へ出入りし、その際は速度が低下していましたが(しかもホームの混雑を招いていました)、近年になって上下外側線にそれぞれ単式ホームが設置され、新快速着発の速度制限が緩和され、かつ新快速と快速以下でホームが分離され、乗降客の分散も図られました。中央部に橋上駅舎が、神戸方に地下駅舎があります。そして駅の南北とも大型商業施設を有する市街地が広がっています。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。新幹線で京都~JR京都線の新快速に乗継。 
梅田から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。大阪駅からJR京都線の新快速or快速に乗車。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (駅の改札内外および南北駅前にあります)    
飲食チェーン店・・・あり (駅構内や南北駅前に多数の店舗があります)  
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。JR京都線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は高槻駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)