東岩槻駅【埼玉県】(東武野田線【東武アーバンパークライン】。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
埼玉県さいたま市岩槻区東部、元荒川東岸の春日部市との境界近くに広がる住宅街に位置する東武野田線【愛称:東武アーバンパークライン】の駅で、大きな橋上駅舎が印象的な、
東岩槻駅 (ひがしいわつきえき。Higashi-iwatsuki Station) です。
 
 
駅名  
東岩槻駅 (TD 07)  
 
所在地  
埼玉県さいたま市岩槻区 (旧・岩槻市)  
 
乗車可能路線  
東武鉄道:野田線【愛称:東武アーバンパークライン】  
  
隣の駅  
大宮方……………岩槻駅  
柏方・船橋方……豊春駅  
  
訪問・撮影時  
2022年8月  
 
 
駅概要(2022年8月時点)  
駅形態……………地平駅(1969年開業、2006年1月橋上化)。
駅舎………………2006年改築の橋上駅舎。南北自由通路を兼ねています。
出入口……………北口、南口。
バリアフリー……○(各出入口~改札階、改札階~各ホームにエレベーターを設置)。
点字ブロック……各駅前広場~改札~ホームに設置。
駅前広場…………南北にロータリー有。バス停留所、正規タクシー乗り場は北口のみ)。
 
 


正面口に相当する北口です。南を望む。開業当初は北口側のみに駅舎がありました。
駅前広場から奥まった場所に出入口があります。
右に階段・上りエスカレーターの出入口が、左にエレベーター出入口が設置されています。
簡易的なロータリーがありますが、現在は植木鉢で内部を囲い込んでいます。これは一般車の不正駐車を防ぐためかと思います。タクシープールは確保されています。
 
 

北口駅前です。北を望む。
以前は田園が広がっていましたが、東岩槻駅開業と前後して宅地開発が始まり、今は住宅街が形成されています。
奥に延びる駅前通り沿いには商店街が形成されているものの、大きな駐車場を有するロードサイド店に押されて元気がない印象です…。
また、駅自体は駅名の通りさいたま市岩槻区にありますが、わずか200mほど東へ行くと春日部市に入ります。
約750mほど北東、岩槻区と春日部市の境界が入り組んでいる台地には花積貝塚があります。
さらに300mほど北上すると私立の開智小学校・中学校・高等学校があります(岩槻区内)。
そして、約2km北西には北部工業団地があります。
 
 


こちらは橋上化により2006年11月に開設された南口です。北を望む。
南口側も北口に迫る規模で宅地化が進行しましたが、長らく南側に出入口・改札口が開設されず不便でした。
そこで南口を開設することになり、橋上化された次第です。
南口には緑地帯のあるロータリーが整備されていますが、こちら側を発着するバス路線はなく、正規のタクシー乗り場も設けられていません。
 
 

南口駅前です。南を望む。
こちらも駅開設以降宅地化が進行し、住宅街が形成されていますが、長らく駅出入口が無かったからか、商店街は形成されていないようです。
約1.5km南の元荒川対岸には、岩槻城址公園がありますが、岩槻駅からより東岩槻駅からの方が若干近いです。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。西を望む。右が北口、左が南口です。
 
駅員配置…………あり(有人駅。東武ステーションサービスに業務委託)。
自動改札機………あり(5通路)。  
ICカード…………『PASMO』のエリア内。
有人通路…………なし(右端は固定柵により通り抜け不可。ご用の場合は改札窓口の駅員まで)。
幅広通路…………あり(一番右の自動改札通路。点字ブロック設置)。
窓口………………あり(改札窓口と右手前の自動券売機の間にある出札窓口)。
自動券売機………あり(改札口の右手前。ICチャージ可)。
自動精算機………なし(ICチャージ機のみ。紙のきっぷで精算の場合は改札窓口まで)。
トイレ……………改札内、改札外の北口1階・南口1階(いずれも多機能トイレ併設)。
改札外設備………公衆電話、銀行ATM、飲料とアイスクリームの自販機。
改札内設備………AED、コインロッカー、照明写真機、飲料自販機。
売店………………なし。  
コンビニ…………なし(北口駅前に「ローソン」、南口近くに「セブン-イレブン」あり)。
 
改札階と1階ホームの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれていて、東岩槻駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

2番線ホーム側にある、時刻表や構内案内と一体になった建植式駅名標です。おそらく電照式です。
昔ながらの大型のタイプで、東武鉄道の標準デザインです。
中央の矢印は東武アーバンパークラインのテーマカラーであるフューチャーブルーとブライトグリーンが使用されています。
また、駅ナンバリング「TD 07」も併記されています。駅番号は大宮駅から順に付番されています。

 

 

こちらは縦型の駅名標です。

下部には自駅名が多国語表記されています。

  
  


駅構造……地平駅。西南西~東北東方向。
配線………島式ホーム1面2線。
 
左(南)が1番線で上り大宮方面、右(北)は下り春日部・柏・船橋方面です。
また、ホームと線路は駅用地の南側に偏っていますが、これは開業当初は当駅を2面4線化する構想の名残と私は予想します。
しかし、現在はホームが拡幅され、北側の用地に橋上駅舎の一部が設置されたため、現状、当駅を2面4線化するのは事実上不可能です。残りのスペースは月極駐車場や有料駐輪場として使用されています。
  
ホーム有効長……6両分。
ホームドア………なし(2022年8月時点)。
ホーム幅…………全体的に広いです。
        橋上化に伴い北側の用地を利用して拡幅したと思われます。
上屋(屋根)………全6両分に設置(後方の船橋方の端に雨ざらし部分が約3mありますが、
        列車はその部分に停車しません)。
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機、冷水器。
 
ホーム中ほどは橋上駅舎に覆われています。
 
上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも大宮方を望む。
 
 

2番線より柏方・船橋方を望む。
ホーム幅が端から端まで広くなっています。
左側の用地は駐車場に転用されています。
 
 


大宮方を望む。終点の大宮駅まで複線区間が続きます。
この先、住宅街の中を左へカーブして、築堤に上がると元荒川を渡ります。その後は南西へ走りながら地平に戻り、引き続き住宅街の中を右へカーブしながら走ります。その後、左へカーブしながら川もないのに盛土高架になり、県道65号線などをオーバーパスしてから地平に戻りますが、この不自然な高架区間は蓮田から川口市東部へ南下していた武州鉄道線を跨ぎ越すためで、ある意味武州鉄道線の遺構とも言えるでしょう。但し、武州鉄道線を乗り越していた陸橋は複線化により痕跡が無くなってしまいましたが…。そして最後は市街地の中を南西へ走ると、急行停車駅である岩槻駅へと至ります。
 
 


船橋方を望む。ホーム端の先に係員詰所のような小屋があります。
この先、右へカーブしてすぐ春日部市に変わると、田畑を見ながら今度は左へカーブして進路を北東に変えます。そして住宅街に入ってしばらく走ると豊春駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2022年(駅訪問の為)。          
  
幅が広い島式ホーム1面2線を有する駅で、北側には2面4線への拡張に対応したような用地が見られますが、その用地の一部に北口が鎮座し、既存のホーム自体も拡幅されたため、当駅の2面4線化は無理でしょう。駅前には整然とした住宅街が広がっています。  
  
鉄路のみで  
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。

                     埼京線などで大宮へ。東武線に乗換(急行不可)。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。

                     東海道新幹線~上野東京ラインなどで大宮へ。東武線に乗換。
 
食料・飲料 (500m以内) 
コンビニ・・・・・・あり (南北駅前にあり)   
飲食チェーン店・・・あり (最寄店舗は約350m北の「ガスト」)    
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東武アーバンパークラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は東岩槻駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)